早くは7月から各地で最高気温が40度以上の日を指す「酷暑日」が続出。8月に入ってさらに本格的な暑さが続く。そんな中でもビジネスパーソンは、外回りや会議へと動き回れねばならない。
暑さを少しでも和らげるウエアがあれば、仕事の効率化が図れるはずだ。そこでおすすめしたいのが、紳士服や婦人服に定評のある老舗アパレル・タカキューのコンフォータブルウエアだ。
タカキューは終戦直後の1947年、高久泰憲氏が新宿駅西口にわずか4坪の紳士衣料店を開業したことから始まった。
1950年には株式会社高久を設立。当時の洋服店が路地裏に店を構えるのが常識だった時代に、あえて人通りの多い表通りへ出店して成功を収めた。
現在、店舗数は全国に100店舗以上を展開。主力ブランドの「T/Q」ほか、洗練されたオフィスカジュアルの「m.f.editorial」、大きいサイズの「GRAND-BACK」、上質なオーダースーツの「SUITIST」など、幅広い層に自信と喜びを提供し続けている。
そこで今回はタカキュー・商品部商品一課課長の村山晋乃祐氏を取材。自社で打ち出すコンフォータブルウエアと、この夏におすすめのコーディネートを聞いた。
軽い・涼しい・洗えるは最低条件!3つ以上の機能を備えたタカキュー流高機能ウエア
――長年ビジネスパーソンの背中を見続けてきたタカキューは、猛暑対策としてのコンフォータブルウエアも展開しています。そもそもコンフォータブルウエアとは?
「〝コンフォータブル〟という言葉のとおり、快適さや着心地の良さを表していますが、弊社では〝機能性を最低でも3つ挙げられるもの〟を意識してモノ作りしています。
着心地が軽い・涼しい・洗濯機で洗えるなどが代表例ですが、複数の機能をかけ合わせることで、日々のストレスや仕事の負担軽減を少しでもサポートする被服を、コンフォータブルウエアと呼んでいます」
――具体的にどのような商品がありますか。
「代表的なものでは、メインブランド『T/Q』で展開しているTechシリーズがあります。『Tech Cool(テッククール)』 『Tech Linen(テックリネン)』『Tech Seer Sucker(テックシアサッカー)』という名前のついたセットアップですね」
天然素材の風合いをテクノロジーで再現。「Techシリーズ」が夏の見た目を変える
――Techシリーズの中で機能をどのように住み分けているのでしょうか。
「Tech Coolは暑い時期でも快適に着用できる盛夏対応のセットアップで、接触冷感、しっかり伸びるスーパーストレッチ、ウオッシャブル機能を備えています」
「Tech Linenは、見た目がリネンのような生地感が特徴。ストレッチ性とウオッシャブル機能を備え、軽さとシャリ感のある肌触りで、見た目の涼しさと扱いやすさを両立させています」
――Tech Linenの素材感は確かに亜麻のようです。
「もともと〝ポリエステルや合成繊維より天然素材の方がいい〟という風潮がありましたが、素材は加速度的な進化を遂げています。
一般的な亜麻はしつこいシワがつきやすく、硬くて動きにくかったりしますが、テクノロジーの進化と素材の進化を科学的にかけあわせ、〝リネンのような質感でありながら、現代のニーズに応える機能を備えた素材〟も登場しています」
「今季の新作としてリリースした盛夏対応のセットアップ『Tech Seer Sucker』で採用したサッカー素材もそのひとつ。凹凸のある生地が肌への接地面積を減らし、さらりとした着心地をキープします」
――「最低でも3つ以上の機能性を入れる」とおっしゃっていましたが、機能性に優れた生地はどうやって見つけるのですか。
「生地屋さんや生産メーカーさんからの提案がメインになりますが、その提案に対して〝この機能は絶対に付けたいから、こんな風にプラスにできないですか〟と相談します。
例えばタカキューで長く扱っている『からみ』という通気性のあるジャケットは、去年まで『涼しい・軽い・洗える』が主な機能でした。
今年は〝さらに伸びるようにしたい〟と思い、ポリウレタンをブレンドしてストレッチ性を高めています」
「すでにご好評いただいている生地であっても〝もっとこうだったらいいな〟という機能をリクエストして、ブラッシュアップしています」
新コンセプト〝着パ〟で服選びのストレスをゼロに!
――今季タカキューでは『コンフォータブルウエア』のほかに、〝着パ〟というキャッチフレーズを掲げていますね。
「着パは〝着るだけでパッと決まる〟というコンセプトから作った言葉です。価格以上のパフォーマンスを指すコスパや、時間を効率的に使うタイパなどがある中で、着るだけで〝パフォーマンスを上げる・パッと決まる〟洋服を意識しました」
――忙しい朝の時間を節約できるのはうれしいですね。
「実はコロナ禍でビジネスパーソンの装いの主流がスーツからセットアップへと移り変わった時に、セットアップの着こなしに悩む方が数多くいらっしゃいました。そういったお悩みを解消するのが、今季、タカキューが掲げる〝着パ〟なのです」
ドレスTシャツと冷感・長袖Yシャツの着こなし術をプロが直伝
――@DIME読者層でもあるビジネスパーソンに向けて、コンフォータブルウエアを使った夏の着こなし術を教えてください。
「Techシリーズのジャケットに『ドレスTシャツ』を合わせた着こなしをおすすめします」
「『ドレスTシャツ』はいわば〝ジャケット専用T〟。一般的なTシャツに比べて光沢感のある生地を使っています。非常に細い糸を使っているためドレッシーで、ジャケットの中に着ても違和感がありません。
また、ジャケットを着た時に一番気になるのが襟汚れですよね。Yシャツと違い首の後ろが露出するため、ジャケットの襟汚れに繋がります」
「『ドレスTシャツ』は、一般的なTシャツの2倍ほど襟越を高く設計していますので、皮脂汚れが付着しにくく、汗をかきやすい夏であっても快適に着用いただけます。
着丈の長さはパンツのイン・アウトのどちらでもサマになる、ちょうどいい長さ。カラーバリエーションは白と黒の2色用意していますので着回しも効きます」
――Techシリーズと合わせると、軽くて涼しくて動きやすく、汗や汚れの心配も軽減しますね。
「新作のTech Seer Suckerと合わせるのに特におすすめしたいのが、長袖のYシャツです。夏でも半袖シャツに抵抗がある方はいらっしゃいますが、長袖を着ると暑いし、汗でベタつきますよね。
タカキューが提案する夏素材の長袖Yシャツであれば、素材は通気性と伸縮性に優れたニットですし、アイロンをかけなくてもシワが気になりにくい。
また、『アイスカプセル』というキシリトール成分を配合したカプセルを繊維に練り込んでいることも特徴で、接触冷感は抜群! 生地が肌に触れるとひんやりとした心地よさを感じていただけます」
――年を追うごとに厳しくなる夏の暑さに対し、タカキューとしてどう対応していきたいですか。
「1年の約3分の2に迫る時期が夏気候になりそうだと考えると、〝暑いからこそ着たくなるもの〟へのニーズが増すと思います。
盛夏の期間が長くなることに対して、もう少し細かく対応ができるような商品を作りたいですね。
これまでは7、8月に秋の新作をお披露目する形でしたが、これからは機能性の進化を見つめながら細かいサイクルで、その時々の快適さを提案していきたいですね」
タカキューのモノ作りは、日本の厳しい夏に晒される現場の声を反映させた絶妙なバランスの上に成り立っている。この夏、機能性とスタイルを両立させたコンフォータブルウエアで、ビジネスのパフォーマンスを最大化させてみてはいかがだろうか。
取材・文/コティマム
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