いやー、モナキのみなさんブレイクしていますね。純烈の酒井さんプロデュースの4人組歌謡グループ。メンバーはおヨネ、じん、サカイJr.、ケンケンと名前もなんか変。パステルカラーの服を着て変な振り付けで昭和歌謡テイストのユーロビート調の曲を歌うというへんてこりん。SNSでのショート動画がバズって今や人気者です。思えばこの「若手歌謡」の部門ていろんな人が狙っているけどなかなか大ブレイクしないジャンルではあるんですよね。
最近でいえばフジテレビと秋元康さんが手がけたSHOW-WAやMATSURIが頑張っていますよね。純烈的なアプローチでイケメンたちが華麗に歌い踊るのですが、モナキのようにコミカルなアプローチのほうがウケるとは世の中わからないものです。
さて。モナキ見ていて思ったんですが、4人組男性グループってありそうでないんですよね。やはり日本の伝統といえばゴレンジャー。5人ってセンターを作りやすいし、陣形も左右対称になるから美しいんですよねえ。なので基本奇数メンバーが多いのですが、時代的にも「全員平等」的な考え方でしょうか。センターを作らない偶数メンバーも最近では見られます。全員が桃太郎、的な。ここで温故知新、古くからの4人組男性グループを振り返ってみましょう。

やはり奇数が多い日本一方、世界では?
まずフォーリーブス。現在のSTARTO社アイドルの草分け的存在ですね。横並び4本マイクで『ブルドッグ』を歌う姿は見たことある人いるかな。歌上手いんだよ、フォーリーブス。同じSTARTO社で言えば男闘呼組も4人組でした。しかし彼らはバンドなんですね。バンドはボーカルが1トップになるからそもそも陣形とか関係ないわけで。
90年代に入っても奇数アイドルが多い中、4人組が沖縄からやってくるわけです。そう。DA PUMP。本格的なダンスとISSAさんの圧倒的な歌唱力で度肝を抜かれた方も多いはず。とはいえ彼らも1メインボーカル3ダンサーというある意味バンドと同じ陣形なんですね。ちなみにDA PUMPが所属するライジング、女性でも4人組が多いんですよね。MAXにSPEED。2メインボーカル2ダンサーという左右対称の形にこだわりがあったように見えます。MAXに至ってはMINAさんが産休中3人組になった時にAKIさんというメンバーを入れて4人組を死守したくらいですから。(のちにREINAさん産休の時はサラっと3人組でしたが)。男性グループもFLAMEやLeadなどが4人組でしたね。ライジングのこだわりたるや。
その後も4人組グループは少なく、メンバーの増減で結果的に4人になったところもありますが、やはり奇数が多い日本。国際的に見たらどうなんだろうと調べたら、出た金字塔、THE BEATLES。こりゃ4しかありえないわ。とはいえこれもバンドなんだよな。他にはBOYZ II MEN、90年代に活躍したR&Bグループ。アカペラのバランス取るのに4人がちょうどよかったのかな。とはいえジャクソン5もバックストリート・ボーイズもワン・ダイレクションも5人なんだよな。
レッドを贔屓しない個性重視の時代へ
とまあ世界的にも奇数が優勢なのかな、と思って見ていますが、King & Princeや東方神起、ROIROMが2人だったりして、少しずつ時代も変わってきているのかなと感じます。ゴレンジャーでいうレッドを贔屓しない、全員平等の偶数世界ってのもいいのかも。確かにモナキの全員バラバラで個性重視ってのも今っぽいですよね。
そんな中、私が推したいのが最初から4人組、ふぉ〜ゆ〜。今年40歳になるのにCDデビューができていないけど、仲良くわいわいがむしゃらに頑張っている姿はグッとくるものがあります。私も楽曲提供しているのですが、いいグループです。5人組の頂点ともいえる嵐が先日活動終了した2026年。少しの違和感がある4人組がこれからメジャーになってきたりして。頑張れ、ふぉ〜ゆ〜! いい加減ブレイクして!

ヒャダイン
音楽クリエイター。1980年、大阪府生まれ。本名・前山田健一。3歳でピアノを始め、音楽キャリアをスタート。京都大学卒業後、本格的な作家活動を開始。様々なアーティストへ楽曲提供を行ない、自身もタレントとして活動。
文/ヒャダイン 撮影/須田卓馬 編集/石﨑寛明
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