気象庁が最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と定めるなど、暑さへの警戒感がこれまで以上に高まる中、熱中症対策としての日傘が改めて注目されている。
ウォーターフロントはこのほど、全国の20代~60代の男女1,000名を対象に「日傘に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
TOPIC1:「酷暑日」時代、日傘の新規利用理由1位は2年連続で「熱中症対策」
今年初めて日傘を購入した、または購入予定の人にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「熱中症対策のため」(62.0%)で、「紫外線による日焼けを防ぐため」(50.0%)を上回った。昨年の調査でも、新規利用層の理由1位は「熱中症対策のため」(74.8%)であり、割合自体には変動が見られるものの、新しく日傘を使い始めるきっかけが「紫外線対策」よりも「暑さ・熱中症対策」にある構図は今年も変わっていない。
2026年は、気象庁が最高気温40℃以上の日を“酷暑日”と定めるなど、暑さへの警戒感がこれまで以上に高まる年となっている。こうした社会背景も重なり、日傘は美容目的にとどまらず、強い日差しや暑さから身を守るための実用的なアイテムとして、より広く認識され始めていることがうかがえる。
TOPIC2:全体の63.7%が「家族に日傘を持たせたい」と回答 40代では「父母」が最多
「子どもや高齢の家族に、暑さ対策として日傘を持たせたいと思うか」と尋ねたところ、40代では66.5%が「持たせたい」と回答し、全体の63.7%を上回る結果となった。自分自身の暑さ対策にとどまらず、家族全体の暑さ対策にも意識が広がっている点は、40代の特徴の一つといえる。
さらに、40代で「持たせたい相手」を見ると、最多は「父母」(48.1%)で、「配偶者」(27.1%)、「小学生以下の子ども」(26.3%)、「中高生の子ども」(21.8%)が続いた。
上の世代と下の世代の双方に目を配る回答傾向からは、40代が家族の中で暑さ対策を考える中心的な立場にあることがうかがえる。特に女性40代では、「家族に持たせたい」が74.0%、「父母」が54.1%とさらに高く、家族視点での暑さ対策意識がより鮮明に表れた。
TOPIC3:男性の43%が“気になるけれど使う” 男性日傘は受容拡大の過渡期に
男性の日傘利用は、昨年の新規購入・購入予定15.6%に続き、今年も14.0%と1割を超える水準を維持した。一方で、「周囲の目が気になる」と回答した男性は34.1%から43.0%へ上昇しており、男性日傘の広がりが、抵抗感の少ない一部の先行層だけでなく、より一般層へと裾野を広げていることがうかがえる。必要性を感じながらも心理的なハードルを抱える層まで利用が広がってきたことは、男性日傘が受容拡大の過渡期にあることを示しているといえる。
さらに、男性の既存利用理由を見ると、「熱中症対策のため」73.1%が最も高く、「男性でも日傘を使うのが当たり前だと感じるようになったため」も39.8%にのぼった。暑さ対策としての必要性に加え、男性の日傘利用そのものに対する意識の変化も、着実に進んでいることがうかがえる。
TOPIC4:日傘利用者の84.4%が「涼しく感じる」など何かしらの効果を実感
日傘を使い始めてから感じた変化としては、「体感的に涼しく感じるようになった」(48.0%)が最も多く、以下「日焼けしにくくなった」(43.1%)、「熱中症の不安が軽減された」(29.6%)が続いた。「特に変化はない」との回答は15.6%にとどまっており、15.6%以外の利用者では、何らかの効果が実感されていることがうかがえる。
昨年は、新しく日傘を使い始める理由として「熱中症対策」が注目され、日傘に求められる役割が美容目的から暑さ対策へと広がっていることが見えてきたが、今年はその先の“実際に使ってどう感じたか”まで明らかになった。日傘は、使い始めるきっかけだけでなく、使用後の納得感や実感価値を伴うアイテムとして、生活の中により定着しつつあると考えられる。
TOPIC5:選ばれる日傘の条件は「遮熱」+「軽さ」、 未使用の壁1位は“荷物になる”
日傘選びで1番目に重視する点として最も多かったのは、「遮熱効果・涼しさ」(28.3%)となった。さらに、上位3位までの合算で見ると、「遮熱効果・涼しさ」(48.8%)、「軽さ・持ち運びやすさ」(47.2%)、「紫外線カット率」(39.5%)が上位となった。昨年は遮熱性や軽量性など機能面への関心の高まりが見られたが、今年はその傾向がさらに具体化し、暑さに強いことに加えて、毎日無理なく持ち歩けることも重視されていることがうかがえる。
一方、日傘を使っていない理由として最も多かったのは「荷物になる/持ち運びが面倒」(36.4%)で、「必要性を感じない」(23.0%)、「畳むのが面倒/収納しにくい」(15.7%)が続いた。昨年は男性の日傘利用における心理的ハードルが注目されたが、今年は普及を阻む要因がイメージ面よりも実用面にあることが、より明確に表れている。
<調査概要>
調査名:日傘に関する意識調査
調査対象:全国の20代~60代の男女1,000名
調査期間:2026年6月26日~6月29日
調査方法:インターネットリサーチ
出典元:株式会社ウォーターフロント
構成/こじへい




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