パナソニックが挑む〝新ラムダッシュ〟の全貌!手のひらサイズに6枚刃を凝縮した「パームイン PRO」が変えるメンズ美容の未来
2026.07.27
2026年7月23日、東京・渋谷の「TRUNK(HOTEL) CAT STREET」にて、9月上旬に発売を予定している新製品『ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃』のメディア向け体験セッションイベントが開催された。
会場には、パナソニックのビューティ・パーソナルケア事業部 パーソナルブランドマネジメント部で部長を務める川治久邦氏が登壇。メンズ美容市場の最新トレンドと、同社が描く次世代のブランド戦略を語った。
身だしなみから“自己表現”へ。著しく成長する男性向け化粧品市場のいま
本イベントで公開された市場調査データによると、グローバルにおける化粧品市場は右肩上がりの傾向にあり、特に男性向けの化粧品市場は著しい成長を見せている。
この市場成長に合わせるように、男性の理美容に対する意識も大きく変化している。かつてのような「周囲への清潔感を演出する」という受動的な目的から、現代においては〝自分らしく整え、自分らしく生きるための自己表現の手段〟へと、その行為の意味が昇華しつつあると同社は分析する。
こうした新しい価値観の到来に先手を打ったのが、シェーバー事業のスタートから2025年で70周年という大きな節目を迎えたパナソニックだ。
これまで男性用シェーバー市場で確固たる地位を築いてきた『ラムダッシュ』シリーズをさらに拡充。〝新ラムダッシュ〟として、従来のシェーバーの枠を超えた新たな体験価値の提案に挑む。
新ラムダッシュの中核を担うのは〝6枚刃のパームイン〟
その“新ラムダッシュ”の中核を担うプロダクトこそが、今回お披露目された「6枚刃のパームイン」シリーズである。
左から)『ES-P690U-S(全自動洗浄充電器付き)』市場想定価格8万4000円前後、『ES-P690U-S』同7万5000円前後、『ES-P650U-W』『ES-P650U-K』各同5万4000円前後
続いて登壇した、同事業部パーソナル国内マーケティング課の田中亨主務は、市場で異例のヒットを記録し、好調を維持している『パームイン』シリーズの背景として、次の3つのポイントを挙げた。
1)新たなデザインが読む持つ喜び
「ひとつ目は、従来のラムダッシュのシェービング性能の高さに加え、デザインやシェービングの満足感までを新たな価値として提案したことです。
ただ髭を剃る道具としてのシェーバーから、お気に入りのモノを持つ喜び、それを使う喜び、さらにはインテリアや環境まで含めた楽しみとして『パームイン』は受け入れられたと考えています」
2)ライフスタイルになじむサイズ感
「自宅用としてだけでなく、オフィスや出張、旅行時などの持ち運び用として、2台目購入の需要が拡大しています」
3)新たなユーザー層の開拓
「これまで電気シェーバーになじみの薄かった若年層が、初めて購入するモデルとして選ばれるケースが増えています。また、女性から男性へのプレゼント(ギフト)需要など、従来のシェーバー市場にはなかった新しい需要も拡大しております」
こうした背景を受けて、シリーズ初の6枚刃を搭載した『ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃』の開発に踏み切ったと話す。
クセヒゲカット率2倍へ!アルミ削り出しボディーと初の全自動洗浄器もお披露目
刃には、同社のマザー工場である彦根工場(滋賀県)で高度な技術を用いて製造される「鍛造刃を採用している。
同じく鍛造刃の5枚刃を搭載した従来のパームインと比較して、処理の難しい長いクセヒゲのカット率を約2倍にまで高めた。
その一方で、肌にかかる圧力を約10%低減させることに成功し、深剃りと肌への優しさの双方を極限まで追求している。
さらに新製品ではシリーズ最速(毎分約1万4000ストローク)のリニアモーターを搭載。
最上位モデルである『ES-P690U/P680U』の筐体には、重厚で質感の高いアルミ削り出しボディーの「メタルエディション」を採用。手のひらに収まったときの圧倒的な質感と、所有する満足感を徹底的に追求したと説明する。
また、ユーザーから要望の多かったシリーズ初の全自動洗浄充電器『パームインポッド(ES-2P01)』も同時に開発された。
本体を置くだけで充電と洗浄を同時に行うことができ、フタ付きのデザインにすることで、洗面台のインテリアに美しく溶け込む外観を追求している。
最上級モデルの『ES-P690U-S』に付属するオプションだが、単体での販売も予定されている(市場想定価格は1万2000円前後)。
2~3年以内に新たな領域へ参入も!? 家電の枠を超えるパナソニックの野心
新ラムダッシュシリーズの今後の展開について、川治部長は次のようにコメント。
「本日発表の『ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃』はもちろん、今年6月に発売した『ラムダッシュ ボディトリマー(ER-GK9A)』、そして年末にはヘアカッターの刷新も予定。これらすべての商品を『ランダッシュ』シリーズとして展開し、その価値をさらに広げてまいります。
さらに今後は、長年のシェーバーやグルーミング商品の研究開発で培ってきた知見とエビデンスを基盤に、化粧品やスキンケア用品といった『非家電領域』に対しても本格的に踏み込んでいきたい。
単なる家電の商品カテゴリーの拡大に留まらず、メンズ美容領域全体で新たな価値を提供するトータルビューティ事業へと進化させていきたいと考えております」
注目の化粧品やスキンケア用品の具体的な展開時期についての明示はなかったが、川治部長は「2、3年以内の発表を目指している」と言及。
なお、『ラムダッシュ パームイン』の5枚刃のモデルも同時発表。『ES-P550U』は市場想定価格4万2000円前後、『ES-P530U』は市場想定価格3万4000円前後を予定している。
メンズ美容市場をリードする同社の挑戦に、今後も要注目だ。
取材・文/渡辺和博




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