コンビニといえば、セブン-イレブンやローソン、ファミリーマートを思い浮かべる人が多いだろう。それぞれに、お気に入りのコンビニがあるという人も少なくない。
コンビニは上記であげた全国チェーンのものからローカルなものまで様々に展開しているが、2021年に第一号ができたばかりの、ちょっと気になるローカルコンビニがある。その名も通称「さくらみくら」という。
群馬を中心に展開するさくらみくら
正式名称は「さくらみくら便利店」と言い、群馬県を中心に展開している。
実はこの「さくらみくら」は、牛丼の「すき家」や回転寿司の「はま寿司」の運営で知られるゼンショーホールディングスのブランドなのだ。
2021年6月に第1号店がオープンし、その後、群馬県に9店舗を展開。そして2024年4月に群馬県から進出し、神奈川県横浜市に初出店。「戸塚平戸店」をオープンした。
これからどんどん出店し全国チェーンに展開するのか…と思いきや、それ以来、現在に至るまで新規の出店はない。
今回はそんな“謎コンビニ”「さくらみくら」に着目したい。
“和”がコンセプトなのか?
「さくらみくら」という名前自体も、なんだか湿度がありコンビニ感が少ない、と感じるのは筆者だけだろうか?
「さくらみくら便利店」と言う名前の由来については「日本発のコンビ二として、桜のように地域に根差し、笑顔を届ける存在になりたい」と、ホームページに書いてある。
コンビニとしては多分初めてであろう、「床の間」が店舗によって設置されているところもあり、以前SNSで話題になっていた。
これに関しては、公式のSNSにて「さくらみくらの床の間は日本発のコンビニとして、地域の憩いの場として、『親しみを持っていただける店舗にしたい』という思いから設置しました」とのコメントがある。
名前の由来や床の間の設置など、“和”をコンセプトに進んでいくのだろうか?とも思われたが、今の所、それ以外には強く和を強調するようなポイントはないようだ。
何を目的に、どのような展開を視野に入れているのかゼンショーに聞いてみたかったのだが、「さくらみくら」については実験段階のため、取材を断っている状況だという。
注目は店内調理のお弁当やパン
SNSで「さくらみくら」について検索していると、全国チェーンのコンビニに比べてお弁当やおにぎり、パンなどの価格が安めであること、敷地が広いことなどが、多くの利用者が感じる特色だということがわかった。
とりあえず実際に体験してみるべく、戸塚平戸店に足を運ぶことにした。1番期待しているのはもちろん店内調理のお弁当である。なにせゼンショーのブランドなのだ。おいしくないはずがない。
さっそく行ってみると、まず駐車場がとても広いことに驚いた。そして店内のイートインスペースの他に、さくらガーデンという広いテラス席まである。ちょっとしたカフェのようだ。
さっそく店内に入るとコンビニらしいラインナップの他に、店内調理のパンやお弁当が販売されていた。地元の新鮮野菜などのコーナーもあった。
群馬県の「みくら食堂」がある店舗では注文が入ってからお弁当を作っているようだが、戸塚平戸店では「さくらシェフ」を掲げ、店内で作ったお弁当を提供している。
筆者は「チーズハンバーグ丼」(税込645円)をチョイス。手に取るとまだ温かい。そのほか、さくらみくらのオリジナルスイーツのマンゴープリン(税込214円)とチュロ(税込151円)、アイスコーヒーLサイズ(税込238円)を購入。
店内で食べると言ったらお盆の用意までしてくれた。せっかくなのでさくらガーデンでいただいた。
お弁当が美味しい!
一口「チーズハンバーグ丼」を食べてすぐに思った。「これは旨いぞ」と。濃厚なデミグラスソースにクリーミーなチーズが混ざり、すごくおいしい。お弁当にありがちな乾燥している部分なども全くなく、ほぼ出来立てのようだった。
ちょっとしたファミリーレストランだったら千円以上はするだろうという味。量も十分だ。これは近所に欲しい。
マンゴープリンもなかなかだったし、チュロもサクサクもちもちで美味しかった。
美味しいご飯がリーズナブルにテラス席で食べられて、満足感が高かった。
謎コンビニ「さくらみくら」
コンビニであるが、お弁当屋さんとしてのクオリティが高く、店舗は広くテラス席まであり、ちょっとしたスーパーのような役目も果たす。トイレも心なしか全国チェーンのものより広く、キレイだった(筆者の個人的な感想を含む)。確かに「便利店」だ。
そういう色々な面で便利なコンビニを目指すのだろうか?まだ謎は多いが、今後の展開を注視していきたい。
文/まなたろう
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