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ガングロ全盛期から25年!40代ビジネスパーソンが「陶器肌」の現代に輝くためのスキンケア術

2026.07.30

日焼けサロン(日サロ)に足しげく通う若者が街に溢れ、「ガングロ」ブームが全盛期を迎えたのは1998年頃から2001年頃といわれている。当時10~20代だった若者たちも、2026年の今では40代のミドル世代を迎えている計算だ。

かつて太陽の光や紫外線ランプを浴びてガンガンに肌を焼いていた経験から、年齢を重ねた現在の肌に対して「シミや乾燥が目立ち、自信が持てない」と悩む人は少なくない。

近年のメンズ美容においては、男性であっても毛穴が見えないほど白く透き通るような「陶器肌」が好まれる時代へと変化している。過去の日焼けダメージを抱えるミドル世代にとって、ここからの適切な肌ケア方法は非常に気になるところだろう。

そこで今回は、40代以降からでも遅くない「肌を白く美しく整えるための巻き返しテクニック」を検証した。2026年3月に開業したばかりの美容皮膚科「NEO Skin Clinic銀座」の院長を務める、大野真由医師に詳しい対策を聞いた。※本記事は過去の日焼けカルチャーやガングロ文化そのものを否定するものではありません。

日サロで焼きまくった肌は25年後にどうなっている?

かつて日サロやガングロが流行った時代。10~20代に肌を積極的に日焼けさせ、40代半ばを迎えた人々にどんな肌トラブルがあると考えられるだろうか。大野医師は次のように解説する。

大野真由 医師
大学病院の一般皮膚科・美容皮膚科でキャリアを積み、2024年に大手美容クリニックへ入職。確かな医学的知識をベースにした誠実なカウンセリングに定評がある。2026年3月、スキンケア専門の美容医療を提供する「NEO Skin Clinic銀座」の院長に就任。
https://www.sbc-neoskinclinic.jp/access/ginza/#doctor07

「長年、強い紫外線を浴びてきた方は、40代以降にシミ、くすみ、色ムラ、毛穴の開き、乾燥、小ジワ、ハリの低下などが目立ちやすくなる傾向があります。紫外線ダメージはすぐに表面化するものばかりではなく、年齢を重ねてから肌の質感やトーンの乱れとして現れることも。特に日焼けを繰り返していた男性では、肌全体のトーンが暗く見えたり、実年齢よりも疲れた印象につながったりすることがあります」

――診療する中で、日サロやガングロ世代の患者はいるのだろうか。

「日サロや過度な日焼けが原因と断定することはできませんが、若い頃によく日焼けをしていたという男性で、40代以降にシミやくすみ、毛穴、肌のごわつき、たるみ感を気にされて来院される方はいらっしゃいます。ご本人としては『急に老けて見えるようになった』『肌が暗く見える』『清潔感を出したい』といったお悩みが多い印象です。男性の場合、これまでスキンケアやUVケア習慣がなかった方も多いことから、まずは今の肌状態を知ることが大切です」

若い頃の日焼けを巻き返すためのケア方法は?

――必要なのは後悔ではなく、これからの改善だ。具体的に、まず何から始めるべきなのか。

「まず大切なのは、これ以上、紫外線ダメージを蓄積させないことです。日焼け止めを毎日使う、洗顔で擦りすぎない、保湿を習慣化する、ビタミンCなどのスキンケアを取り入れるといった基本を続けることが第一歩です。

シミやくすみが気になる場合も、セルフケアだけで一気に変えようとせず、肌を整える土台づくりから始めるのがおすすめです。改善が難しい色ムラやハリ不足には、医師の診察のうえでレーザー、IPLなどの光治療、ピーリング、肌育治療などを検討することもできます。

優しめのピーリング(ララドクターなど)、ピコトーニング(短い時間で照射するレーザー治療)、LDMなどの導入治療で肌治療を始めていくのがおすすめです」

セルフケアでは届かない!美容医療で肌を劇的に変える「5つの治療法」

大野医師が提案する、ミドル世代の肌を巻き返すための主な治療法の特徴を以下に整理した。自分の肌悩みに合わせて最適な選択肢を見つける参考にしてほしい。

(1) レーザー治療(シミ除去・タイトニング)

レーザーを用いてシミをピンポイントで除去する治療だ。また、超音波やラジオ波(RF)を照射することで、肌の深層や表層をタイトニング(引き締め)し、たるみや小じわの改善を促す効果が期待できる。

(2) IPL治療(光治療・くすみ改善)

特殊な光エネルギーを肌全体に与えることで、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進し、シミやそばかす、くすみを改善する。さらに、コラーゲンやエラスチンの生成も促されるため、肌のハリ向上や毛穴の開きの改善にも効果が期待できる。

(3) ピーリング(角質除去・ざらつき改善)

肌の表面に専用の薬剤を塗布することで、分厚くなった不要な古い角質を除去する施術だ。肌のざらつきやごわつきを解消し、肌の活性化を促すことで、内側から湧き上がるようなハリやツヤの向上が期待できる。

(4) 肌育治療(注射による土台からの肌質改善)

ヒアルロン酸やポリヌクレオチドといった高機能な製剤を、注射によって肌に直接注入する先進的な治療だ。一時的な表面のケアではなく、細胞レベルで肌を土台から整え、根本的な肌質改善へと導く効果が期待できる。

(5) LDM(高密度超音波治療・引き締めと水分量アップ)

ドイツ製の「LDM®-MED」という高密度超音波治療器を使用し、肌の引き締め(リフティング)と有効成分の導入を同時に叶えるハイブリッドな施術。皮膚の再生能力や免疫力を引き出しながら、有効成分を深く浸透させる。セルフケアでは不可能なレベルの強力な引き締め、肌の水分量増加、そして弾力のあるもっちりとした肌質へ導くことが期待できる。

今流行りの「陶器肌」を目指すには?

ところで最近では、まるで陶器のように白く美しく、なめらかな「陶器肌」がブームだ。それに近づけるには、どんな策があるか。

「いわゆる『陶器肌』を目指すには、単に白く見せるのではなく、色ムラ・毛穴・乾燥・ざらつきの少ない、なめらかな肌状態を整えることが大切です。セルフケアでは、日焼け止めの塗布、十分な保湿、摩擦を避けた洗顔を基本に、肌に合う角質ケアや美白系成分を無理なく取り入れるとよいでしょう。

ただし、やりすぎると乾燥や赤みの原因になるため、注意が必要です。セルフケアに限界を感じる場合は、ピーリング、光治療、レーザー、肌育・肌質改善治療などを組み合わせる選択肢があります。

色ムラのない均一な肌を目指すのであれば、IPL治療(ルメッカ)やリジュラン、プルリアルデンシファイなどの肌育注射もおすすめです」

大野医師が指摘する、均一な陶器肌を作るための2つの注目治療の特徴は以下の通り。

(1) 最新IPL治療『ルメッカ』(シミ予防・色ムラ改善)

光治療(IPL)の一種であり、施術時の痛みを極限まで軽減する最新技術が搭載されている。ルメッカは光のパワーが届く深さを細かく調整できるため、すでに表面に見えているシミだけでなく、肌の奥に潜む「潜在シミ」や薄い色素へも強力にアプローチできる。これにより、まだ肌表面には出てきていない未来のシミの予防効果も期待できる。

(2) 肌育注射『リジュラン』『プルリアルデンシファイ』(細胞レベルの若返り)

最先端の肌育治療の一種。有効成分を皮下へ直接注入することで、細胞の再生と成長を根本から促す。加齢や長年の紫外線ダメージによって菲薄化(ひはくか:薄く硬くなってしまうこと)したミドル世代の肌を、内側からふっくらと若返らせる効果がある。

美容治療においては、さまざまな方法があるため、いまの肌状態と将来、なりたい肌を明確にして、専門医に相談するのも良さそうだ。NEO Skin Clinicでは「VISIA」という肌診断機を用いて、現在の肌状態の詳細を数値化することもできるようだ。

何よりも日頃の基本的なケアから始めるのが第一歩。しばらく続ければ、自信がついて、陶器肌も現実的なものに近づくはずだ。

取材・文/石原亜香利

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