現在、発売中のDIME9/10合併号では「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」を大特集!脳とネットが直結した電脳社会、そしてサイボーグが街を駆ける未来──。30年以上も前に、現代の生成AIやネット社会の到来を予言していた『攻殻機動隊』が、2026年、ついに再始動する。最新アニメシリーズが掲げたテーマは、士郎正宗の原作コミックを意識した「原点回帰であり、原典回帰」。最先端のテクノロジーが、始まりのイマジネーションへ追いついた今、どのような『攻殻機動隊』が描かれるのか。誰も見たことがない、だが私たちが最も渇望した〝新生・公安9課〟の全貌を目撃せよ。
今回はその中から、バトー役・安元洋貴氏のインタビューをお届けする。

バトー役・安元洋貴が守りたかった「人間臭さ」
『攻殻機動隊』は少年時代から触れている大好きな作品のひとつです。だから今回の新作にバトー役として関われるというのは、純粋にとても嬉しいことでした。ただ、それと同時にとてつもないプレッシャーを感じたのが正直なところ。でも、いつまでも縮こまっていても仕方がないですからね。「張り切って楽しみたいな」という強い想いを持って、収録に臨みました。
今作のバトーを演じる上でベースになっているのは、かなり原作漫画寄りな世界観です。この世界におけるバトーは、もちろん能力もしっかり高い有能なサイボーグなんですが、それよりも「気のいいお兄ちゃん」感が強いんですよ。そこがすごくチャーミングで、とても気に入っている部分ですね。
士郎正宗先生が描いた原作が持つ、どこかユーモラスなバトーを演じるにあたって意識したのは……うーん、やっぱり「人」であることです。不思議な言い方になるんですが、全身を義体化したバトーにとって、この「人」である感覚ってとても大切な気がしたんです。クールに決めることよりも、泥臭い人間味。だからそこだけはブレずに守りたいと思いながら演じました。

バトーといえば少佐(草薙素子)との掛け合いも見どころですが、今回のシリーズにもお気に入りのシーンはたくさんあります。真面目な会話もあれば、不真面目な掛け合いもあるし、ちょっとしたスケベ心が見え隠れするシーンまで(笑)。ぜひ皆様自身の手でお気に入りのシーンを見つけていただきたいです。
今回のテーマは『原点・原典回帰』。昔の作品でありながら、僕たちの未来を描いた話でもあります。それを、現在の表現力フルスロットルでお届けします。観てくださる皆さんも、きっといろんなことを想い、いろんなことを感じるはずです。その湧き上がる感動を、ひとつひとつ全力で楽しんでいただけたら嬉しいです。

バトー役 安元洋貴
1977年生まれ。重厚で渋い重低音ボイスが魅力の実力派。代表作に『鬼灯の冷徹』鬼灯役や『弱虫ペダル』金城真護役、『BLEACH』茶渡泰虎など。TV番組のナレーションやMCも手掛ける。
取材・文・編集/石﨑寛明
©2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE
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