ホビー界の最先端を走り続ける模型メーカー・タミヤ。実物取材に基づく精密なスケールモデルにはじまり、RCカー、ミニ四駆、工作シリーズなど数々のエポックメイキングな製品と徹底したユーザーサービスにより、多くのファンに支持される同社の〝今〟に迫る。
「タミヤロボットスクール」は、タミヤが全国展開する小学生向けのロボット工作・プログラミング教室。授業の場では、失敗を乗り越えながら目を輝かせてモノづくりと向き合う生徒たちの姿があった。

タミヤロボットスクール
川越駅前教室
杉澤卓也さん
本職はグラフィックデザイナー。「川越駅前教室」が開講した3年前から講師を務めている。「生徒それぞれのゴールに向け、一緒に学んでいけることにやりがいを感じています」
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自ら前に進む習慣こそ教室で授ける大きな財産
〝生徒たちの工作への熱量がスゴイ!〟と評判の「タミヤロボットスクール」。その活気ある現場をひと目見ようと、埼玉県川越市にある「川越駅前教室」へ足を運んで「ロボットプログラミングコース」の授業を見学した。1回90分の授業はコーチングスタイルで行なわれ、講師の杉澤卓也さんが生徒と対話をしながら、ともに考えて進められていく。
「私たちが目指すのは答えを記憶する勉強ではなく、自分の手を動かし、失敗を観察し、次の一手を考える勉強です。生徒たちの考える力や創造力を育てることを重視しています」(杉澤さん)
実際に、入会当初はすぐに「できない」とあきらめていた生徒が、半年後には自ら配線を確認し、「ここまでは動くけど、こうすると止まるよ」と、問題点を整理して説明できるようになるとか。
「『失敗した!』という言葉が『どこが違うんだろう?』に変わった瞬間に、生徒の成長を実感します。試行錯誤のループにより、失敗は自分へのダメ出しではなく、次へ進むための大切なヒントになることを、モノづくりを通して気づきはじめるのです」(杉澤さん)
さらに教室で一番大切にしているのは「面倒くさいことの本当の価値」を知る体験にあるとか。
「タイパや最短ルートでの正解が求められがちな時代ですが、本当に価値あるクリエイティブは、最適なバランスを試行錯誤して見つけ出す、泥臭いプロセスからしか生まれません。壁にぶつかった時に投げ出さず、状況を観察・検証し、自分の手で前に進む習慣こそが、当教室で得られる最大の財産です。教室での経験はモノづくりの枠を越え、将来どんな職業に進んでも、人生をタフに生き抜くための確かな土台となると思います」(杉澤さん)
生徒の興味関心などに合わせて選べる2つの育成コースを用意!
ロボットプログラミングコース
全48回(1か月に2回授業×24か月)

機械(ロボット)との対話(プログラミング)を通じて自分の〝想い〟を実現する
同スクールでは、最大の学習テーマである〝「プログラム」を使って「機械」と対話すること〟が、これからの世の中を生きる生徒たちにとって特に大切な体験・経験になると考えている。その理念に基づき、カリキュラムを用意。与えられたものをただ「使う側」から、自ら仕組みを考える「作る側」へのステップアップを後押しするために「考えて、実行し、試行錯誤する」という過程を重視した授業をリアルな現場(教室)で提供している。
主に使用する工作&製作教材

プログラミング専用の”こどもパソコン”『IchigoJam』、キーボードなどの機材一式、専用テキスト、「カムプログラムロボット工作セット」(IchigoJam搭載版)が教材だ。教材をまとめて持ち運べる専用ケースが提供され、自宅でもプログラミング学習ができる。
創意工夫にあふれる作品を自由製作コンテストでお披露目

カリキュラムのゴール(最終目標)であり、自分のアイデアをカタチにした作品発表の場でもある「自由製作コンテスト」。柔軟な発想を生かしたプログラミング×電子工作の作品が、これまでに数多く表彰されている。
メカニックコース
全48回(1か月に2回授業×24か月)

ものづくりに大事なのは〝作って、眺めて、直す〟こと
ロボット工作で手を動かしながら、機械の仕組みや構造を実践的に学べるのが特徴。改造や競技要素を取り入れることによって、創意工夫の探究心やコミュニケーション能力を養う。なお、メカニックコースにおける一番の目的は「思春期前にたくさん失敗すること」。授業では、つまずいてもすぐには手を差し伸べずに、自力で原因を探らせる。自分で考えて、挫折を乗り越えるという経験によって、生徒たちの中に「根拠のある自信」が育っていくわけだ。
主に使用する工作&製作教材

「メカニックコース」の教材は『リモコンロボット製作セット』をはじめ、タミヤが展開している「楽しい工作シリーズ」をベースに採用している。ロボットの改造やバトルなどの競技を通じて、生徒たちは新しい発見をし、次なる課題を自ら見つけ出していく。
発表を設ける場所として改造アイデアコンテストを開催

メカニックコースのカリキュラムゴールとなる「ロボット改造アイデアコンテスト」や、自作のロボットで競い合う選手権大会(メカチャン)を開催。最終目標を設定することで、生徒のヤル気向上にもつなげている。
タミヤロボットスクール事業はフランチャイズ契約をした全国の加盟者とともに運営
タミヤロボットスクールは、タミヤとIT企業ナチュラルスタイルが共同で運営。全国の教室をフランチャイズ形式で展開中だ。本部はカリキュラム、教材、教室運営のノウハウを提供し、講師の研修や在籍生徒のコンテスト運営なども支援。一方、各教室運営者はカリキュラム・ノウハウを用いて、生徒募集から教室・授業運営までを行なう。

ロボット工作への興味が湧いてきました!

見学後に話を聞くと「『カムロボ★ダンスコンテスト』で優秀賞を取った時は最高でした!」「銀賞をもらってもっとヤル気が出た!」という達成感を口にする生徒がいた。一方「プログラミングが楽しい。将来はゲームを作りたい!」と目を輝かせる生徒の姿もあった。
取材・文/安藤政弘 撮影/羽田 洋 編集/田尻健二郎 取材協力/タミヤロボットスクール川越駅前教室
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特別付録に合わせて、こしたてつひろ先生による描き下ろしピンナップ付きで「タミヤ」の魅力を徹底取材した特集となっているますので、ぜひご覧ください。
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※2種類のデザインのうち、どちらか1点が入っています。種類の選択、交換はできかねますのでご了承ください




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