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軍事ジャーナリストが解説!報道資料として活用されるほど精緻なタミヤのスケールモデルの完成度

2026.09.08

ホビー界の最先端を走り続ける模型メーカー・タミヤ。実物取材に基づく精密なスケールモデルにはじまり、RCカー、ミニ四駆、工作シリーズなど数々のエポックメイキングな製品と徹底したユーザーサービスにより、多くのファンに支持される同社の〝今〟に迫る。

映画『トップガン』で知られる戦闘機『F-14』。そのプラモデルの中で最高傑作と呼ばれるのがタミヤのキットだ。実機図面に基づき極限まで形状や装備を再現したディテールと見どころを、軍事ジャーナリストが熱く語り尽くす。

能勢伸之さん

軍事ジャーナリスト
能勢伸之さん
フジテレビ報道局で防衛・外交を中心に取材。現在はフジテレビ報道局特別解説委員を務める。軍事模型収集家としても知られ、その一部は〝能勢コレ〟として『SHOWCASE 大洗』で販売中。

映画『トップガン』で活躍のF-14 とは?

「トムキャット」の愛称を持つ、1973年からアメリカ海軍で運用されたグラマン社製の双発複座艦上戦闘機。速度や状況に応じて後退角を変える「可変翼」と、フェニックス空対空ミサイル最大6発による複数目標の同時迎撃能力という、高い防空性能を備えている。2006年に米軍から全機退役した。

F-14

見るだけで作りたくなるのもF–14プラモデルの魅力

 軍事ジャーナリストの能勢伸之さんは、筋金入りのミリタリー模型コレクターとしても知られている。最盛期は自宅とは別に部屋を借り、4000個超の未組立モデルを保管していたとか。少年時代からプラモデル作りに没頭していたが、数が一気に増えたのはフジテレビ報道局で防衛問題担当になってからだという。

「報道の現場では、常に正確さが問われます。不鮮明な戦地の映像に一瞬映り込んだ機影だけで、戦闘機の機種を特定しなければならないこともあります。その検証で資料として役立つのが、実機を正確に立体化したプラモデルです。あらゆる角度から形状を確認できるため、資料としてこれ以上優れたものはありません」

 そんな能勢さんが、戦闘機プラモデルの最高峰の一つとして挙げるのが、タミヤの『1/48 グラマン F–14A トムキャット(後期型)発艦セット』だ。F–14A型は30年以上に渡り運用された。その期間内に機体各部に様々な改良が加えられており、後期型を再現したこのキット夜間や悪天候下での精密な対地攻撃を可能にするランターン目標指示ポッドとそれを操作するレーダー迎撃士官(RIO)のモニターなど、その特徴が細部まで作り込まれている。

「タミヤは開発に際し、米国のミラマー海軍航空基地(当時)で実機取材を行ない、微に入り細に入りあらゆる箇所を撮影し、可変翼の作動まで行なってもらったそうです。さらにグラマン本社を訪れ、基本図面などの資料を入手したと聞いて驚きました。タミヤがいかに軍関係から特別な信頼を得ているかがわかります」

 熱くF–14について語った能勢さんだが、取材中製品のフタを開くと少年の目に戻った。

「タミヤの製品は何より組みやすい。つくることでF–14をより深く理解できます。」

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軍事ジャーナリストが報道の立体資料に用いるF-14シリーズの最高峰、模型で追う!トップガンで活躍したF-14の性能

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット(後期型)発艦セット』

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット(後期型)発艦セット』9680円

カタパルト射出直前のF-14Aを完全再現。機体はチンポッドやコクピットなど後期型の特徴が忠実に立体化される。付属の紙製甲板シートやカタパルト士官でリアルな発艦情景を演出できる。

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット(後期型)発艦セット』

発艦時は前脚が縮み、機種が下がる状態を再現。

発艦直前の可変翼をリアルに表現!迫力の場面をジオラマで楽しめる

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット(後期型)発艦セット』

全長398mm、全幅408mmの迫力のサイズ!
発艦のシーン再現に特化した「F-14A(後期型)」の可変翼は、主翼を最も前進させた状態を再現した仕様。主翼の前側にある前縁スラットと後ろ側にあるフラップがフルダウンした、カタパルトから射出される直前の状態を立体化している。

作る意欲を掻き立てる圧巻の兵装パーツ

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット(後期型)発艦セット』

艦隊防空戦闘機として多数の兵装を搭載
長距離空対空ミサイルやレーザー誘導爆弾、偵察カメラポッド、ランターンポッドなど多彩な兵装パーツをセット。「機体に合わせて選べるのも醍醐味」(能勢さん)。

パイロットとRIOの精巧な人形も臨場感を高める

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット(後期型)発艦セット』

座席の後ろに緊急脱出用の部品までついているとは…。
キャノピー(風防)はスライド金型の採用で、バブル型と呼ばれる大きく丸みを帯びた半球状の断面を再現する。「コクピットだけでも価値を感じます」(能勢さん)。

後期型F-14特有の特徴を細部まで緻密に再現

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット(後期型)発艦セット』

同じF-14でも形式による装備の違いに注目!
機首の下面に装備されるチンポッドに組み込まれた望遠カメラ。「このほかランターンポッドなど後期型の特徴が余すことなく立体化されています」(能勢さん)。

実機と同様可変翼は可動式!設計の工夫で開閉も実現

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット』

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット』8580円

1973年に実戦配備された「初期生産型F-14A」をモデル化したキット。完成後も主翼を20度から75度まで手動で無段階に動かせるギミックを搭載する。3種類のマーキングが選べるのもうれしい。

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット』

空対空ミサイル各4発に、増槽2本を加えた兵装パーツ。搭載パターンを3種類の中から選ぶことができる。

タミヤ『1/48 グラマン F-14A トムキャット』

操縦士とRIOの人形付き。「前後複座式のコクピットは射出座席や複雑な表示装置まで備えています」(能勢さん)。

重武装化とハイテク化したF-14シリーズの最終進化系

タミヤ『1/48 グラマン F-14D トムキャット』

タミヤ『1/48 グラマン F-14D トムキャット』9460円

F-14の最終生産型をキット化。エンジンノズルや並列式チンポッドなどD型特有の機体形状や兵装の違いを新規パーツで再現する。20度から75度の間で角度を変えられる可変翼も搭載。

タミヤ『1/48 グラマン F-14D トムキャット』

機首下面に特徴的な並列式チンポッドを装備。「バルカン砲排煙スリットもA型との違いが明確です」(能勢さん)。

タミヤ『1/48 グラマン F-14D トムキャット』

D型が運用された時代の空対空ミサイルやレーザー誘導爆弾などの多彩な兵装パーツが豊富に付属する。

取材・文/安藤政弘 撮影/ANZ 編集/寺田剛治

※本記事内に記載されている商品の価格は2026年6月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

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