ホビー界の最先端を走り続ける模型メーカー・タミヤ。実物取材に基づく精密なスケールモデルにはじまり、RCカー、ミニ四駆、工作シリーズなど数々のエポックメイキングな製品と徹底したユーザーサービスにより、多くのファンに支持される同社の〝今〟に迫る。
本特集を機に数年振りにプラモを製作することになったテラダ。そんな再入門者に長谷川さんは「途中で思い通りにいかないことがあっても、まずは完成させるのが最優先」と一言。ハードルを上げすぎないのが大事なのだという。確かに、ベテランみたいな出来栄えにしようと気負う必要もない。気が楽になったところで、「ほら、最近はいろんなツールが出てるから、昔より作業が楽に。これらを駆使して、あの〝デートカーの代名詞〟を作ってみましょう」(長谷川さん)

DIME編集部 テラダ(左)
ホビー担当にもかかわらず、スーパーぶきっちょなため、いろいろな仕事に支障が出がちだったりする。今回、長谷川さんに教えを乞うことで、この問題が改善されるのか?
プロモデラー 長谷川伸二さん(右)
タミヤ プラモデルファクトリートレッサ横浜店での講師を主軸にしつつ、雑誌やWebメディア、動画などで模型作りの楽しさを伝えている。「作って、しゃべれて、書けるプロモデラー」とあって、困った時は長谷川マスターと編集者から依頼殺到!
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今回、作ったプラモはコレ!
タミヤ『1/24 Honda プレリュード(BF1)』4840円
2025年に登場した6代目プレリュードを、実車のワイド&ローで流れるようなスタイルそのままにキット化。リヤハッチは開閉式でラゲッジスペースに収まるゴルフバッグ、スーツケース、ボストンバッグのパーツも付属。スペシャリティカーらしい遊び心を演出している。

STEP 01
工具選びも楽しみの一つ!専用工具でストレスフリー
長く使う工具はいいものを選びたい。長谷川さんも「100円均一は避けて、プラモデル用を選びましょう。筆も『タミヤモデリングブラシ』を使うと、細部もきれいに塗れます」と一押し。


〈使用ツール〉タミヤ『薄刃ニッパー(ゲートカット用)』3960円
STEP 02
ワンランク上を目指すならパーティングラインの削除
実車にはない金型の合わせ目「パーティングライン」を消すには、『タミヤ研磨スポンジシート』が一番。曲がるので曲面磨きにも対応できる。「合わせ目はサーフェイサーを吹くと分かりやすくなります」(長谷川さん)


〈使用ツール〉タミヤ『タミヤ研磨スポンジシート』495円
STEP 03
接着すると後戻りできない。まずは仮組みして確認しよう
まず1度パーツをはめて、正しい位置や角度を確認し、その後で接着剤をつけて組む。こうすることで間違いをなくせる。「足回りなど左右の違いがあるパーツなどは、接着の前に確かめましょう」(長谷川さん)

STEP 04
必ずマスターしたい接着剤の使い分け
「接着剤は隙間に流し込むサラサラしたタイプと、塗って使う粘度の高いものがあります。通常はサラサラを、しっかり固定したい場所は粘度のあるタイプと、使い分けるといいですね」(長谷川さん)


〈使用ツール〉タミヤ『タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾』429円
STEP 05
ワックスでフィニッシュ!実車そのままの輝きに
プラモ用のワックスを塗ると上品な光沢ができ、指紋やホコリがつくのを防げる。「適量をボトルから出し、薄くていねいに伸ばしていきます。最後に付属のクロスで拭き取りましょう。ピカピカになるので見栄えが違いますよ」(長谷川さん)


〈使用ツール〉タミヤ『タミヤ モデリングワックス』880円
STEP 06
シール貼りは一発勝負!集中して慎重に決める
「ミラーやエンブレムなどのインレットマークは、パーツの形状に合わせる必要があり、意外と難しい。細かい作業ができるピンセットで位置を決めてから、綿棒などで優しく押し付けて密着させるのがコツですね」(長谷川さん)


〈使用ツール〉タミヤ『ストレートピンセット』880円

こうして困ることもなく完成。いい工具を使ったら、デキがグッと上がった。何より楽しく作れたのがうれしい。プラモの世界で「弘法筆を選ばず」は間違い。初心者こそ良い工具を使うべき。
本物をしっかり確認すると塗装の技術力が増す!
「スケールモデルの製作のコツは、実車を理解すること。車の車内はダッシュボード、シート、コンソールで質感の違いがあるので、しっかり把握して塗り分けることで、リアルかつ存在感のある仕上がりに。HPや実車で観察するクセをつけましょう」(長谷川さん)

文/金子長武 撮影/土橋位広(製作工程)、タナカヨシトモ(人物) 編集/寺田剛治
※本記事内に記載されている商品の価格は2026年6月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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