ホビー界の最先端を走り続ける模型メーカー・タミヤ。実物取材に基づく精密なスケールモデルにはじまり、RCカー、ミニ四駆、工作シリーズなど数々のエポックメイキングな製品と徹底したユーザーサービスにより、多くのファンに支持される同社の〝今〟に迫る。
久しぶりにミニ四駆の売り場を訪れると、製品の幅広さに圧倒される。特にシャーシは定番のリアモータータイプから前寄り重心のフロントモータータイプまで20種類以上! そんな多様化が進むミニ四駆の象徴的なトピックスを、該当製品とともに解説。再びミニ四駆を始めたい中高年読者は特に参考にしてほしい。
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楽しみ方が広がるMEシャーシが登場!
MEシャーシの〝ME〟は「Midship Evolution」の略で、シャーシ中央にモーターを配置するのが大きな特徴だ。MS、MAに続く第3弾のダブルシャフトモーター搭載シャーシであり「軽く、しなやかに、使いやすい」がコンセプト。前後のバンパーは取り外し可能で、拡張性とメンテナンス性の高さだけでなく、実車のように飾れる点も人気を博している。
タミヤ『1/32 ミニ四駆PROシリーズ No.63 ライザン(MEシャーシ)』1650円
2026年1月に発売されたMEシャーシ初採用マシン。デザインしたのは『アストラルスター』や『ライキリ』などの人気ミニ四駆を手がけたデザイナー・根津孝太氏。


前後のバンパーだけでなくボディの赤い部分も着脱可能。スポーツカーのようなオープントップにして、運転席にはほかのマシンのドライバー人形を乗せることもできる。
力強い走りを楽しめる低速モデルも注目!
2025年に登場した「EZシャーシ」は50:1のギヤ比が特徴。速度が出ない半面、トルクが大きく、凸凹道や上り坂の走行が得意。人が歩く程度の速さで走るので、家の中に段ボールや家具でコースを作り、子供と一緒に楽しむのにもおすすめだ。EZはeasy(簡単)の意味で、単3形電池1本で動き、ネジを使わずに組み立てられる点も含めて初心者向き。
タミヤ『1/32 ミニ四駆シリーズ No.24 ファンブルン(EZシャーシ)』1320円
多用途バギー「UTV(ユーティリティ・タスク・ビークル)」がモチーフ。欧米ではレースが開かれるほど人気の「スポーツUTV」を想起させるデザインだ。ドライバー人形付き。


シャーシ下の電池カバーを取り外すだけで電池を交換できるというシンプルな設計だ。シャーシはギヤの動きが見て取れるクリヤパーツ仕様。
アドバンスパックなら同梱パーツですぐにカスタムできる!
カスタムできるチューンナップパーツがセットになった「アドバンスパック」の人気も高い。パワーと消費電流のバランスが良い中〜上級者向けのモーターをはじめ、同梱するのは実戦的パーツばかり。将来的にレースへ出場してみたいと考える、ミニ四駆の初心者や再入門者は、同パックを買えば間違いない!
タミヤ『1/32 ミニ四駆PROシリーズ No.62 アバンテMk.III ネロ アドバンスパック(MSシャーシ)』3300円
本体は、人気の「MSシャーシ」を採用した『アバンテMk.III ネロ』。13種類のチューンナップパーツは速度アップや跳ね上がり防止などの効果があり、カスタムのおもしろさを教えてくれる。


「MSシャーシ」はMEと同様にダブルシャフトモーターを搭載。シャーシをノーズ/センター/テールに分割でき、カスタマイズ性が高い。
手のひらで愛でられる!実車が題材のミニ四駆も豊富に!
実際に販売されているクルマを題材にしたミニ四駆も充実してきた。『トヨタ ランドクルーザー』や『三菱 パジェロ』などに加えて、2025年にはコンパクト高級SUV『レクサス LBX MORIZO RR』のミニ四駆も仲間入り。愛車のミニチュアを購入する感覚で足を踏み入れたミニ四駆に〝どハマり〟する人も多い。
タミヤ『1/32 ミニ四駆PROシリーズ No.61 レクサス LBX MORIZO RR(MAシャーシ)』1320円
実車両のダイナミックさやプレミア感のある雰囲気がミニ四駆でも見て取れる。細部の再現にもこだわっており、レクサスの代名詞として有名な〝ユニファイドスピンドル〟と呼ばれるフロントグリルはステッカーで表現。


リアに見られる〝一文字のコンビネーションランプ〟も実車両さながら。質感の高いメタリック調ステッカーが付く。
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レーサーミニ四駆40周年記念キットで思い出に浸れる楽しみも!
2026年は、スピーディーな走りを重視する『レーサーミニ四駆』シリーズの第1弾が発売されてから40周年に当たる。それを記念し、1980年代後半の〝第1次ミニ四駆ブーム〟で大人気だった漫画『ダッシュ!四駆郎』に登場する『ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)』が再び発売されることに。同作品のミニ四駆は今なお熱い支持があり、その一部は現行品として販売中。
タミヤ『ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)タイプ3シャーシ仕様』1430円
題材は『ダッシュ!四駆郎』の主人公・日之丸四駆郎が愛用したマシン。2026年8月に発売されるのは、1990年の発売時と同じタイプ3シャーシ版。同製品に取り付けられる『シルバーメッキボディセット』も同年9月に発売予定。

タミヤ『ゼンペラー3 ポリカボディスペシャル(VZシャーシ)-レーサー-ミニ四駆40周年記念』1650円
〝前ちゃん〟こと前田靖幸さんが『コロコロコミック』で披露した「前ペラーⅢ」の現代版が商品化! ボディは軽量なポリカーボネート製。2026年8月発売予定。

ミニ四駆の世界を様々に満喫できるレース&コンクールも充実!

ミニ四駆ジャパンカップ
主催:タミヤ
期間:毎年7月から11月にかけて全国各地で予選大会を巡回開催
コース:イベント専用の5レーンサーキットを使用→毎年異なり静岡ホビーショーで発表される
クラス:ジュニアクラス、ファミリークラス、トライアルクラス、チャンピオンズ、オープンクラス

各予選大会の優勝者が集まるチャンピオン決定戦が11月にタミヤ本社のスペクトラムホールで行なわれる。2026年は全国各地11会場・16予選大会を実施予定。
1988年に始まったタミヤ主催の由緒ある全国大会。最高峰の公認大会として全レーサーの憧れになっている。5月の静岡ホビーショーにて発表された2026年の難関コースではどんな伝説が生まれるのか今から注目だ。
ミニ四駆グランプリ
主催:タミヤ
期間:毎年1月から4月にかけて全国各地で巡回開催
コース:イベント専用の5レーンサーキットを使用
クラス:ジュニアクラス、ファミリークラス、トライアルクラス、チャンピオンズ、オープンクラス

ミニ四駆ジャパンカップのように代表権の獲得者全員によるチャンピオン決定戦を後日に行なうようなことはなく、その日で大会は完結する。
タミヤが主催する公認大会のひとつ。開催時期に合わせて「ニューイヤー」「スプリング」といった大会名で行なわれる。専用の5レーンサーキットを使うことや、5つのクラスがあることは、ジャパンカップと同様。
ミニ四駆ステーションチャレンジ
主催:約250店舗のミニ四駆ステーション
期間:2025年は2月から10月にかけて1656大会が開催
コース:市販の3レーンサーキットを使用。ショップごとのルールが設定されることもある

各店で勝ち抜くと静岡で開催するミニ四駆ステーションチャレンジのステーションチャンピオン決定戦に出場できる(毎年11月)。
※ミニ四駆ステーションとは全国の模型店・玩具店におけるタミヤの公認店舗のこと。全国約500店舗ある
タミヤが「ミニ四駆ステーション」として公認した、全国の模型店や玩具店などで、1年をかけて開催される競技会。最寄りの「ミニ四駆ステーション」に足を運べば参加できることから、比較的チャレンジしやすい。
ミニ四駆ステーション「ストッククラス」レース
主催:ミニ四駆ステーション
期間:各ショップで順次開催
コース:市販の3レーンサーキットを使用。ショップごとのルールが設定されることもある
基本的にはパーツを無加工で〝ポン付け〟した状態で競い合う新レギュレーションの大会も開催されるようになった。改造の腕に優れた猛者たちは参加しないため、初心者やカジュアル層が気軽に参加できる。

守山玩具(滋賀県)でのストッククラスレースの様子
ミニ四駆 コンクールデレガンス
主催:タミヤ
期間:2026年は6回程度開催予定。専用ハッシュタグをつけてXに写真を投稿
部門:リバリー(各回で指定されたキットを使用)、フリー(これまでに発売されたミニ四駆を使用)
ルックスの良さを競う、通称〝ミニ四駆コンデレ〟も随時開催中。デコレーション、ディテールアップ、撮影方法などが評価ポイント。ミニ四駆の新たな楽しみ方として注目されている。

取材・文/峯 亮佑 撮影/田中一矢(第64回 静岡ホビーショー) 編集/田尻健二郎
※本記事内に記載されている商品の価格は2026年6月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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特別付録に合わせて、こしたてつひろ先生による描き下ろしピンナップ付きで「タミヤ」の魅力を徹底取材した特集となっているますので、ぜひご覧ください。
今号の特別付録は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』とコラボした限定スチールGEARケース!サイクロンマグナムかハリケーンソニック、どちらが出るかは開けてからのお楽しみ。
さらに注目のモナキの巻頭インタビューから始まる2026年上半期のヒット商品特集や、新作アニメがスタートした『攻殻機動隊』の原典回帰の舞台裏に迫るなど、大人の好奇心を刺激する一冊です!
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【特別付録】
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どちらなのかは箱を開けてからのお楽しみ!!
※2種類のデザインのうち、どちらか1点が入っています。種類の選択、交換はできかねますのでご了承ください。




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