楽天ペイや楽天市場、楽天トラベルなど、これまでさまざまな楽天のサービスについてご紹介してきましたが、今回は「楽天の株主優待」についてお話しします。
早速、株主優待の内容を確認してみましょう。

実は楽天の株主優待は、ここ数年で毎年のように少しずつ条件が変わってきています。
• 2023年:保有株式数と保有期間に応じて、楽天モバイル「データ通信専用eSIM(30GB/月)」が3~6か月間無料
• 2024年:100株以上の保有で、楽天モバイル「音声+データプラン(30GB/月)」が1年間無料
• 2025年:100株以上の保有で「音声+データプラン(30GB/月)」がまず6か月間無料。さらに2026年6月末時点で継続保有していれば追加で6か月無料(合計1年間無料)
うっかり大失態!前年の悔しい「もらい損ね」から再挑戦へ
僕は2024年にこのおトクな株主優待の存在を知り、NISAの成長投資枠で楽天の株を100株購入しました。これで条件を満たしたため、無事に優待がもらえるものと安心しきっていたのですが……ここに大きな罠がありました。
2025年3月に株主優待の案内書類一式が自宅に送られてきたのですが、期限までに必要な手続きを行なうのをすっかり忘れてしまい、なんと丸ごと「もらいそびれて」しまったのです。
当時は非常に悔しい思いをしましたが、株は売らずにそのまま保有し続けました。おかげで2025年12月末日時点でも株主でいられたため、再度、株主優待をもらえる権利をゲット!
今年こそは絶対に忘れないぞと心に誓い、2026年3月に書類が届いたその日のうちに、すぐさま手続きを済ませました。
設定はQRコードを読み込むだけ!一瞬で終わったeSIMの開通手続き
今回の楽天の株主優待では、自分の端末に合わせて「eSIM」と「物理SIM」の2種類から選ぶことができました。僕はeSIM対応の『iPhone』を利用しているため、今回はeSIMを選択しました。
申し込み後に本人確認が無事に完了し、実際にeSIMの案内が発送されて手元に届いたのは6月24日のこと。待ちに待った優待をフル活用するため、その日のうちにさっそくeSIMの設定を行ないました。
実際の初期設定は、拍子抜けするほど超簡単です。案内状に印刷されているQRコードをスマートフォンのカメラで読み込むだけだったので、本当に一瞬で開通作業が終わりました。
想定外のボーナス!? 案内よりも早く開通して「約7か月間無料」に
実は、事前に届いていた案内では「利用開始基準日は8月1日」と書かれていたのですが、eSIMが予想よりも早めに送られてきたため、結果的に6月24日には開通できてしまいました。
この優待が利用できる期限は「利用開始基準日(8月1日)から半年間」と定められているため、早く開通できたからといって期限が前倒しになることはありません。つまり、2027年1月31日までバッチリ利用できます。
実質的に「約7か月間」、毎月30GBを無料で利用できることになり、なんだか得した気分です。さらに僕は、2026年6月末時点でもそのまま楽天の株を持ち続けていたので、ここからさらに6か月無料の追加特典が受けられます。
国内通話も完全無料!ただし「新しい電話番号」になる点には注意
さらに嬉しいのは、この株主優待のSIMでも「Rakuten Link Office」アプリを利用すれば、国内通話や国内SMSがすべて無料になる点です。
使い方は通常の楽天モバイルで使う「Rakuten Link」とまったく同じ。何分話しても国内通話がタダというのは、かなりありがたいですよね。
ただし、ここで1つだけ注意しなければならないポイントがあります。
この株主優待のSIMには、それぞれ固有の新しい電話番号が最初から割り振られています。そのため、現在自分がメインで使っている電話番号のまま通話することはできず、必ず「新しい番号」での発信になってしまいます。知人に電話をかける際などは、少し工夫が必要かもしれません。
「my楽天モバイル」が使えなくても大丈夫!現在のデータ使用量を確認する裏ワザ
また、この優待SIMは、通常の楽天モバイルユーザーが使う管理アプリ「my楽天モバイル」の利用や、データ利用明細の開示、データチャージといった機能には対応していません。
「今月あと何GB使えるのか、アプリで確認できないと不便では?」と思う方もいるかもしれませんが、そこはご安心ください。アプリを使わなくても、スマートフォンの本体設定からいつでもデータ使用量をチェックできます。
• 『iPhone』の場合:「設定」>「モバイル通信」
• Androidの場合:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」
この方法を覚えておけば、今月どれくらいギガ(データ容量)を使ったかがひと目でわかります。
最新『iPhone』への乗り換えで浮上した「株主優待はどうなる?」の疑問
ところで僕は、2020年から楽天モバイルを契約し、ずっと使い続けていました。環境が変わったのは今年の6月。当時使っていた『iPhone 13 mini』のバッテリー減りが非常に早く、モバイルバッテリーがなければ外出できない状態だったのです。
外出先で「『iPhone 17e』が月々1円(2年後に返却すれば以降の端末代は不要)」という破格の乗り換えキャンペーンに遭遇。ただし、この特典を受けるには、キャリアを「ワイモバイル」に変更しなければなりません。
料金を計算してみると、楽天モバイルは夫婦2人で月額4136円。対するワイモバイルは「PayPayカード割」や「家族割」をフル適用させても2人で月額5901円となり、毎月1765円ほど割高になってしまいます。
購入を躊躇していると、店員さんから「180日経てば(短期解約の)ブラックリストに載らないので、その後にまた楽天モバイルに戻すという手もありますよ」と教えてもらいました。
「それなら、半年間だけ少し高い基本料金を我慢すれば、合計24円で最新機種が手に入るわけか……」と考え始めたのですが、ここでふと、ひとつの疑問が頭をよぎりました。
キャリアを変えたら、あの楽天の株主優待はどうなってしまうのだろう?
実は僕、「楽天モバイルの回線を利用していないと、楽天の株主優待SIMは使えない」と勝手に思い込んでいたのです。
調べてみると、楽天モバイル以外のキャリアを使っていても優待は問題なく適用され、しかも「デュアルSIM」に対応しているスマホであれば、1台の端末で両方のキャリアを同時に利用できることがわかりました。
デュアルSIMとは、1台のスマホに2つのSIMを同時に認識させられる機能のこと。僕が手に入れた『iPhone 17e』であれば、eSIMを2枚登録して使うことができます。「ワイモバイルのSIM」と「株主優待のSIM」を1台に共存させても、何の問題もありません。
そこで現在、僕はスマートフォンの主回線(電話番号)をワイモバイルに設定し、データ通信(ギガ)は楽天の株主優待SIMで賄うという形をとっています。
毎月30GBもあればデータ容量は十分足りるため、ワイモバイル側のプランは一番容量の小さい「5GB」に引き下げました。その結果、現在のスマホ代は夫婦2人合わせても月額4360円に抑えられています。
次は「povo」と組み合わせる!スマホ代を「半年間でわずか250円」にする究極の節約プラン
店員さんのアドバイス通り、半年後に夫婦でまた楽天モバイルに戻った場合、株主優待の無料期間中であればスマホ料金は月額合計3036円まで下がります。
しかし、「他社を契約していても楽天の株主優待が使える」と知った僕には、さらにその先に見据えているプランがあります。それは、次は「povo(ポヴォ)」を契約するという道です。
基本料0円の「povo」は、必要な分だけデータをトッピングして利用するシステムです。
つまり、データ通信は「楽天の株主優待(毎月30GB無料)」を使い、基本回線は「povo(0円)」にすれば、理論上、毎月のスマホ料金を「0円」にすることができるのです。
ただし、povoには「180日間有料トッピングの購入がない場合、順次強制解約になる」というルールがあります。ですが、これも180日に1回、一番安い250円のトッピング(24時間データ使い放題など)を購入しさえすれば、自動解約を防いで回線を維持できます。
つまり、わずか250円を支払うだけで、半年間、毎月30GBのデータ通信が使えて、さらに「Rakuten Link Office」アプリで国内通話が何時間でも無料になるわけです。これは凄まじい節約効果ですよね。
2026年7月現在、楽天の株価は1株800円前後で推移しています。株主優待の権利を得るために必要な「100株」は、今なら約8万円で購入できる計算です。
2027年度の楽天の株主優待内容はまだ発表されていないため、今後どうなるかは要注目ですが、もし来年度も同じような内容であれば、僕は絶対に株を持ち続けようと思います。
格安(というかほぼタダ)でスマホを運用させてくれる楽天の株主優待に、これからも大いに期待しています!
文/井上ポイント




DIME MAGAZINE



















