Samsungは、次世代Samsung Galaxy折りたたみ製品向けの新技術「Flex Titanium」を発表した。Samsungがこれまで培ってきたディスプレイ技術を結集した「Flex Titanium」技術は、チタン合金フィルムとチタンプレートという2つのチタン部品を組み合わせることで、薄さ・柔軟性・強度のバランスを高い次元で実現。
サムスン電子副社長兼MX(モバイルエクスペリエンス)事業部HW R&D担当のSunghoon Moon氏は、「Samsungの折りたたみ分野における強みは、ユーザーのニーズと当社の技術力を結びつけ、日常生活の中で実感できる価値を提供できることにあります。次世代Samsung Galaxy折りたたみ製品には、これまでの知見を基盤に、優れた視聴体験を中心にユーザー体験を一段と高める革新的なディスプレイ技術を採用しています」とコメントしている。
Samsungがこれまで培ってきたディスプレイ技術を結集!
没入感のある視聴体験と、日常使用に応える耐久性の両立を実現するため、Samsungはディスプレイの構造設計に新たなアプローチを採用。目指したのは、外部からの衝撃に耐える強度、繰り返しの折りたたみに耐える柔軟性、そして洗練されたデザインを実現する薄さの3要素で、その課題を解決する素材として、Samsungが着目したのがチタンであった。
チタンはその優れた強度と耐久性から、人工衛星のアンテナや火星探査車のホイールなど、過酷な環境下でも採用されている素材だ。一方でその硬さゆえに、薄さと柔軟性が求められる折りたたみディスプレイへの応用には、高い技術力が求められる。Samsungはこの課題に対し、独自の知見を活かしてチタンを採用した「チタン合金フィルム」と「チタンプレート」という2つの主要部品を開発した。
チタン合金フィルムは、OLEDパネルの下層に位置し、ディスプレイを内側から支える役割を担う。従来のポリマーフィルムに比べ20倍の機械的強度を備えながら、精密なロール加工により髪の毛の約3分の1という極薄の薄さに仕上げることで、スリムなディスプレイパネルを実現し、その下層には、ディスプレイモジュールを支える柔軟な構造体として、頑丈なチタンプレートを配置。
また、高度な穴加工技術により、モジュールと接着剤の間に空気が生じない構造で、より強固な一体構造を実現。これらを通じて、画面を開いた状態ではディスプレイを安定して支えることができ、繰り返しの折りたたみにもしなやかに対応する柔軟性を兼ね備えている。
さらに、高解像度アーキテクチャと次世代有機材料を組み合わせることで、超高精細なディスプレイ解像度を実現しつつ、消費電力を削減。これにより、全体的な電源効率が大幅に向上した。
こうした進化により、高い強度を保ちながらも折り目が目立ちにくい画面でコンテンツへの没入感を最大化し、強度・柔軟性・構造的安定性を高いレベルで両立した新たな折りたたみディスプレイを実現した。
なお、新技術「Flex Titanium」は、Samsungの次世代Samsung Galaxy折りたたみ製品に初めて採用。詳細については、2026年7月22日に開催するGalaxy Unpackedで発表するとのことだ。
関連情報
https://www.samsung.com/jp/
構成/立原尚子




DIME MAGAZINE














