防犯への意識が高まる昨今、「誰もが家に防犯カメラをつけるべき!生活の質が上がりますよ」と言うのは、『ロケットニュース24』編集長のGO羽鳥さんだ。羽鳥さんは、10年以上にわたり、さまざまな詐欺を追究。防犯の大切さを伝え続けている。
一人暮らしでも、賃貸でも、そして市井の市民でも、防犯カメラをつけたほうがいい理由とは?〝おすすめモデル〟や設置する際のポイントも伺った。
防犯カメラで回避できる生活のトラブル
現在、一人暮らしの自宅、実家、そして編集長をつとめるウェブメディア『ロケットニュース24』で持っている古民家の3拠点に、ばっちり防犯カメラを設置しているGO羽鳥さん。いわく、「防犯カメラをつけたほうがいい理由はたくさんある」そうだ。

一つが、存在自体が威嚇になること。
「私は迷惑メール評論家という仕事柄、どこで誰に恨まれているのか分かりません。ですから万が一の襲撃に備えて、せめて証拠になればと、玄関に簡単なものを設置することから始めました」(以下「」内、すべてGO羽鳥さん)
すると効果テキメン!宗教の勧誘や怪しいセールスなど〝変な人〟の訪問が激減したそうだ。

「宗教の勧誘は、一度ピンポンされたかな?という程度。怪しいセールスの人たちは、防犯カメラの存在に気づくと『あ、ついてる!』という表情で、100%すごすごと引き返していきますね。防犯カメラが威嚇になって、変な人が家に寄って来にくくなったと実感しています」
なるほど。防犯カメラにはやましい心が近づきにくくなる効果もあるもよう。
ちなみに『防犯カメラ録画中』『不要なチラシお断り。入れた場合は通報します』と書いたステッカーをネットストアで買って、玄関とポストに貼ると、不要なチラシも一切入らなくなったそうだ。
もう一つは、コロナ禍以降に一般化した置き配でのトラブル防止である。

「Uber Eatsのようなデリバリーサービスや宅配会社の置き配で、玄関で対面せずものを受け取る機会が増えましたよね。どちらも『お届けしました』と報告してもらえますが、マンションなら部屋をまちがえていたり、誰かが持っていってしまったりする可能性もあって怖いでしょう。そういうトラブルが万が一あったとしても、防犯カメラで証拠を抑えられます」
そして、防犯カメラの機能によっては、まるで対面しているかのように来訪へ対応できる、とも。
「わが家の玄関に設置している防犯カメラは、人を検知するとスマホやスマートウォッチに通知がくるようアプリで設定しています。なおかつマイク機能もついているのですが、これがすごく助かる!

たとえば宅配会社によっては、僕としては置き配OKの荷物なのに、対面で受け取る設定になっている場合もありますよね。この間もそういうことがあって。配達時間に帰宅しようと思ったんだけど、ギリギリ間に合わなかったんです。手元のスマホに通知が来て、『不在だよ〜』とガッカリした表情のドライバーさんが映っていて。あぁ〜、申し訳ないなぁ……と思っていた時に、ふとマイク機能を思い出して、『置いておいてください』と言ってみたら、ちゃんと伝わったんです。
これから防犯カメラを導入する方は、スマホやスマートウォッチに通知がくるようにすることはもちろん、マイク機能があると便利だと思います」
出先はもちろん、体調を崩しているなど、どうしてもドアを開けて対応できない時はある。そんな時も防犯カメラが活躍するとは、目から鱗だ。
一台設置するなら!おすすめモデル
なるべく費用をかけたくないと、偽の防犯カメラやセンサーライトで凌いでいるという方もいる。羽鳥さんいわく、これらで防げるのは下着ドロくらいでは?とのこと。たしかに、やられたときに何も手掛かりが残らないのでは、ついていてもついていなくても同じと言えよう。
「地域によっては、購入費用の補助金や助成金制度を実施しているところもあります。実質的な負担が相当軽くなりますし、1〜2万円も出せば十分な機能が備わったものを買えます。きちんとした機能のものを、設置しない手はないと思います。
というわけで、まず設置するならこの一台!という、羽鳥さんのおすすめを聞いた。
「家によりつけ方は異なりますが、まず一台つけるなら、玄関ドアにバシッとウォールタイプがいいでしょう」
『Anker(アンカー)』「Eufy Solar Wall Light Cam S120」

※公式サイトでは現在在庫切れ
とりわけ羽鳥さんが「スキなし」と太鼓判を押すのは『Anker(アンカー)』の「Eufy Solar Wall Light Cam S120」(税込14,990円)だ。配線不要なワイヤレス設定で、どこでも気軽に設置できる。また、動作検知時のアプリ通知を設定できるのもポイントだ。
「本来はネジで壁に設置するのですが、私は強力マグネットシートでドアに貼っています。昔の安いカメラはSDカードに録画するタイプが多かったんですが、これはスマホに録画情報が保存できるネットワークカメラ。万が一、カメラにいたずらされても手元に証拠が残ります。
充電は、ソーラーパネルを搭載しているので太陽光でOK。マンションの玄関だと直射日光がささず、フル充電は難しいかもしれません。でもわが家は2ヶ月に1度くらいUSB-Cで充電することで、今のところ不都合はありません」
このほか、夜間や暗い場所でも動きを感知するセンサーライト一体型。夜間でも細部まで鮮明な2Kの映像で記録できる。IP65の防水・防塵対応と、まさに玄関を守るにふさわしい機能を備えた一台と言えるだろう。
『TP-Link(ティーピーリンク)』「Tapo C410」

中国のメーカー『TP-Link(ティーピーリンク)』のソーラー充電&防水モデルもおすすめとのこと。
「実家で活用していますが、安いし、売れていますし、半年以上ノーメンテナンスで元気に動いています。
これまでいろいろなメーカー、機種、価格のものなどを試しましたが、避けるべきは聞いたこともない怪しいメーカーのものです。製品自体も良くないケースが多いですし、いちばん困るのはアプリが連携できなくなること。メーカーがつぶれて、アプリがアップデートされず、結果使えなくなってしまうんです」
設置する時の注意点
防犯カメラを設置する際、隣の敷地などがなるべく映らないよう、プライバシーに配慮する必要があるとも聞く。羽鳥さんは、設置場所をどのように考え、防犯カメラをつけているのだろうか?

「まず玄関。そして、車があるご家庭なら車庫に一台。庭があるなら庭が映るように一台。大きな窓があるおうちは、窓に一台。そして、これらのカメラが見渡せる場所にもう一台設置できると完璧ですね。
周囲の家が映らないように配慮するということはもちろん大事ですが、必要以上に映っていると、隣家の住民が通るたびにスマホに通知がいっぱいきて大変……という面もあります。おすすめは、アプリで映るエリアを設定しておくこと。こうしておけば、屋根に鳥が飛んできただけとか、道路に車が通っただけとか、不要な通知がなくなりますよ。
私は実家の防犯カメラもスマホで見られるようにしていますが、基本的に通知はオフ。ときどきチェックして、あぁ、ちゃんと生活しているなと確認する程度にしています」

防犯カメラは生活の質を上げるガジェット
防犯カメラと聞くと、トクベツな人が身を守るためにつけるもの、というイメージがまだまだある。しかしその設置効果は、自衛だけに止まらず。自治体のサポートで個人購入しやすくなり、設置が手軽なモデルも増えていることだし、〝QOLを上げてくれるガジェット〟としてチェックしてみてはいかがだろう。
取材・文/ニイミユカ 写真提供/ロケットニュース24




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