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「日傘は一生ささない」と決めていた私が3980円の自動開閉折りたたみ傘でデビューを決めた理由

2026.07.19

わりと最近まで、「男が日傘をさすなんてありえない」というのが世間の認識だった。

しかし、年々暑くなる夏が、その風潮を変えつつある。ヒートアイランドが深刻な東京では、若い「日傘男子」を普通に見かけるようになり、そのトレンドは地方へと波及している。

UV対策の意識が高いわけでも、若いわけでもないが、筆者もその1人。「日傘は一生ささない」と肩意地を張っていたが、昨年の酷暑であっさり宗旨替えした。今夏は、猛暑日(35℃)になった日をもって日傘デビューすると決心した。

では、どんな日傘にしよう?

いまや、メンズの日傘は種類も多く、価格もピンキリだが、ふと目に留まったのが、傘ブランドKONCIWAから発売された「MFU 5S PLUS」。MFUは「Memory Folding Umbrella」の略称で、5Sは5秒、PLUS は先行モデルのバージョンアップを意味する。3980円と、安すぎず高すぎないのもいい感じだし、晴雨兼用なのもお買い得感がある。生地のカラーは、ブラック、ホワイト、ブルーがあるが、定番のブラックはあえて避け、ブルーでちょっと攻めることにした。

ほどよいサイズと丈夫な構造

本製品は、昨年ヒットした自動開閉折りたたみ傘「MFU 5S」をベースに、サイズ、耐風性、使いやすさを改良した新モデル。最近の折りたたみ傘は、超軽量をアピールするものが多いが、こちらは若干重いというのが第一印象(それでも約280gだが)。軽量性を重視する代わりに、開いたときのサイズと堅牢さを優先しているようだ。

ハンドルのボタンを押すと瞬時に開いて、直径約100cmの傘となり、男の両肩をしっかり収める。親骨は8本あり、強風にあおられて生地の反り返りを防ぐ構造になっている。

5S=5秒とは「5秒でたためる」の意味。生地には形状記憶加工が施されており、折りたたみ傘にありがちな面倒もなく、(購入時とほぼ同程度に)きれいに折りたためる。

ちなみに、カエルを模した紙製のおまけがついていて、紫外線が強いほど裏側が紫色になるギミックがある。

濃い日陰を自分のものにできる満足感

さて、ここ関西は、長い梅雨が明けたと思ったら、いきなり猛暑シーズンに突入。最高気温は35℃と勘弁してほしいレベルだが、「MFU 5S PLUS」を検証するにはもってこい。

外出前に、そのあたりのスペックを確認。資料によれば、特殊生地を採用し、「遮光率100%・UVカット100%」でJIS認証も取得しているという。また、「最大約20℃の遮熱性能」とも書かれているが、傘の下の気温が20℃も下がるわけではない。

調べてみると、人間の頭頂部は直射日光によって熱がこもりやすく、気温より10℃以上も高くなることがあるという。「20℃の遮熱性能」とは、この頭頂部の温度低減効果をさす。KONCIWAによる測定実験では、気温が38℃前後で頭頂部の表面温度が約48℃まで上昇し、「MFU 5S PLUS」の使用によって28℃前後に抑えられたことが示されている。

「MFU 5S PLUS」の使用による頭頂部の温度変化(画像提供:KONCIWA)

さっそく、外に出て街歩きを始める。最初の15分は傘をささず、身体がほてるにまかせた。手に持ったデジタル温度計は気温35℃、湿度67%を示している。紙のカエルは、濃い紫色になっている。ここでおもむろに傘を開く。

炎天下の直射日光の下、濃い日陰が突然できる。そういえば、いつも夏になると、軒下など常に日陰を求めながら、右往左往して歩いていたことを思い出す。その日陰が、傘1本で自分のものになる、ありがたみを素直に感じた。

しばらくすると、上半身、特に頭部のほてりと、露出した二の腕のジリジリ感が収まってくるのを実感する。傘の下の気温は33.3℃と、わずかに下がっただけであるが、体感温度が違うのだ。

この後も街歩きを続けたが、中年男性が日傘をさしていることの小っ恥ずかしさはない。日傘のメリットを享受できている満足感が、圧倒していたからだ。これなら昨夏から始めていればよかったと思ったし、来夏以降も使い続けることだろう。日傘をためらっている男性諸氏にも、ぜひともお勧めしたい一品である。

公式サイト(商品ページ)

文/鈴木拓也

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老舗翻訳会社役員を退任後、フリーランスの仕事人となる。ライターとして手掛けるテーマは、トラベル、ガジェット、著名人取材、アートなど幅広い。また、クリエイターとしての活動にも力を入れている。ライフワークは秘境と神社仏閣めぐりで、撮った写真をInstagramに掲載している。 https://www.instagram.com/happysuzuki

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