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お気に入りは「トライダガーX」こしたてつひろ先生が語るミニ四駆のデザイン秘話

2026.07.20

『コロコロアニキ』や『別冊コロコロコミック』を含む〝コロコロ関連〟のコミック誌において、これまでに最も多くのミニ四駆作品を描き下ろしてきたのが、漫画家・こしたてつひろ先生だ。今なお多くのファンに愛される代表作『爆走兄弟レッツ&ゴー!! 』(以下『レッツ&ゴー!! 』)を中心に、作品づくりの舞台裏や、自身が〝生みの親〟となったミニ四駆の中で印象に残っているマシンなどについて話を聞いた。

漫画家・こしたてつひろ先生/1965年生まれ。ミニ四駆関連の作品以外にも『炎の闘球児 ドッジ弾平』や『イナズ
マイレブン爆外伝集』などを手がける。2026年7月6日から『炎の闘球女 ドッジ弾子』のTVアニメの放送がスタート。

※本稿はDIME (ダイム) 2026年 9・10月合併号に掲載の「僕らのタミヤ再入門」より一部を抜粋・再編したものです

あの頃夢中になった思い出が蘇る!DIME最新号はタミヤの大特集、「レッツ&ゴー!!」激レア付録つき!

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ミニ四駆のデザインは『トライダガーX』が原点

こした先生がミニ四駆を扱った最初の作品は、兄・翔一がRCカーのアバンテ、弟・風太がミニ四駆のアバンテを使う『ミニ四駆RC伝説 燃えろ!アバンテ兄弟』だ。

「作品の主役である『アバンテr.』は、子供たちの間ですでに大人気でした。だから〝とにかくカッコよく描かねば〟と、かなり気を遣ったのを覚えています。当時は机の上に実物を置いて、僕なりに頑張って描いていました」

『ミニ四駆RC伝説 燃えろ!アバンテ兄弟』(1989年~)/第7話から風太が使う『アバンテ 2001Jr.』のミニ四駆は、タミヤ『1/32 レーサーミニ四駆シリーズ No.31アバンテ2001 Jr.』として製品化され、品薄状態になるほどの人気に。「〝2001Jr.〟の派手なカラーリングに心を奪われました」(こした先生)

そんな『アバンテ兄弟』から数年後、全3回の短期連載から『レッツ&ゴー! !』をスタートした。

「『レッツ&ゴー! !』は、初めてマシンのデザインをさせていただいた作品です。 『ストレート重視か、コーナー重視か』というレースにおける永遠のテーマを、兄弟たちが激しくぶつけ合うことで、読者の子供たちが自分だけの様々なマシン改造に挑んでくれたら……。そんな思いを込めて描きました」

『レッツ&ゴー! !』では、烈と豪のマシンが何度も代替わりをする。中でも、こした先生は『ビクトリーマグナム』が印象深いそうだ。

『爆走兄弟レッツ&ゴー!! 』(1994年~)/第1話では、ミニ四駆設計者の土屋博士からもらった『セイバー』を、烈と豪の兄弟がそれぞれ独自にチューンナップ。豪は直線重視の『マグナムセイバー』、烈はコーナリング重視の『ソニックセイバー』に仕上げ、ライバルたちと激戦を繰り広げていく。
こした先生が「特に印象深い」と語る『ビクトリーマグナム』は、第13話から登場。空力を徹底追求した高速マシンで、豪が土屋博士から託される。そんな物語展開に合わせて、タミヤ『1/32 フルカウルミニ四駆シリーズNo.6 ビクトリーマグナム』が発売された。

「〝今まで見たことのないマシンをデザインしてほしい〟という要求に、脳みそが溶けそうなほど悩み抜いて生み出したからです。ちなみに、烈が使う『ソニック』は、豪が使う『マグナム』をベースにアレンジを加えてデザインしていました。だから『ビクトリーマグナム』のカタチが固まれば、自動的に『バンガードソニック』も決まるという流れだったんです」

『レッツ&ゴー! !』には烈と豪の兄弟以外にも個性豊かなキャラクターが登場し、彼らが使うミニ四駆が熾烈な競走を繰り広げる。

「〝お気に入りのマシンは何?〟と聞かれたら、僕の原点はやっぱり『トライダガーX』です! 連載開始からずっと悩みながらミニ四駆のデザインを進めてきた中で『トライダガーX』の〝三つ又〟のカタチを無理やりに作った瞬間に自由にデザインしていいんだ!』って吹っ切れました。ちなみに、ミニ四駆のデザイン以外に関して、なぜか真っ先に頭に浮かぶエピソードと言えば、烈と豪の喧嘩からはじまって、最終的には父と母も加わり、星馬家が揃ってミニ四駆のレースをする話 (よみきりスペシャル3)です」

『爆走兄弟レッツ&ゴー!! 』(1994年~)/「トライダガーX」は、烈と豪のライバル・鷹羽リョウのマシンとして第4話から登場。スタート時は速度がなかなか上がらないものの、超高速ギヤによる猛スピードに乗った後は、前のマシンを蹴散らして爆走する離れ業もやってのける。そんなストーリーに合わせて、タミヤ『1/32 フルカウルミニ四駆シリーズ No.3 トライダガー X』が発売された。
「ブロッケンギガント」は第24話から近藤ゲンのマシンとして登場した。リアではなくフロントにモーターを置く斬新な設計を採用。前方を走るライバルのミニ四駆を踏みつぶす活躍ぶり(!?)を見せて、高い人気を得た。「『ブロッケンギガント』はデザイン画1枚で一発OKをもらいました」(こした先生)
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return Racers!!』(2014年~)/SFC用ソフト『ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!』(1996年発売)向けのマシンとして誕生。こした先生が「ゲームパッケージのために『今晩中にデザインして』と言われて」考案し、翌年1997年にはミニ四駆が発売された。のちに、こした先生の作品『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』の第6話に登場する。

あの頃夢中になった思い出が蘇る!DIME最新号はタミヤの大特集、「レッツ&ゴー!!」激レア付録つき!

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プラモ、RCカー、ミニ四駆、DIME最新号は「タミヤ」の大特集、豪華付録「レッツ&ゴー!!」のスチールギアケース付き!

特集はプラモデルからRCカー、ミニ四駆、工作まで僕たちを夢中にさせてきたタミヤ製品の魅力を約40ページのボリュームで特集!

特別付録に合わせて、こしたてつひろ先生による描き下ろしピンナップ付きで「タミヤ」の魅力を徹底取材した特集となっているますので、ぜひご覧ください。

今号の特別付録は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』とコラボした限定スチールGEARケース!サイクロンマグナムかハリケーンソニック、どちらが出るかは開けてからのお楽しみ。

さらに注目のモナキの巻頭インタビューから始まる2026年上半期のヒット商品特集や、新作アニメがスタートした『攻殻機動隊』の原典回帰の舞台裏に迫るなど、大人の好奇心を刺激する一冊です!

【特別付録】『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』スチールGEARケース

今号の特別付録は、アニメ放送30周年を迎えたミニ四駆の大ヒットアニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』とコラボした激レアなアイテム。

ミニ四駆の各種パーツをはじめ、周辺機器、文具、アウトドアグッズまで、様々な小物の収納&持ち運びに打ってつけ。

カラーは物語終盤で烈と豪の兄弟が使うミニ四駆にちなんだ、ハリケーンソニックver.とサイクロンマグナムver.を用意。

どちらなのかは箱を開けてからのお楽しみ!!

文/澤田真一 取材・編集/田尻健二郎 web構成/峯亮佑 ©こしたてつひろ/小学館

Author
大学卒業後、『週刊ポスト』で週刊誌記者としてキャリアを始める。医療、芸能、政治、社会問題などを担当し現場取材を中心に経験を積む。2023年からは@DIMEで編集者兼ライターを務め、ビジネスからエンタメまで幅広く取材・執筆を行なう。取材・執筆した企画(一例)/「ポケモン超進化論」(「DIME 2023年9・10月合併号」)、「ガンプラ45年の軌跡」(「DIME 2025年9・10月合併号」)

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2026年7月16日(木) 発売

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