『コロコロアニキ』や『別冊コロコロコミック』を含む〝コロコロ関連〟のコミック誌において、これまでに最も多くのミニ四駆作品を描き下ろしてきたのが、漫画家・こしたてつひろ先生だ。今なお多くのファンに愛される代表作『爆走兄弟レッツ&ゴー!! 』(以下『レッツ&ゴー!! 』)を中心に、作品づくりの舞台裏や、自身が〝生みの親〟となったミニ四駆の中で印象に残っているマシンなどについて話を聞いた。

マイレブン爆外伝集』などを手がける。2026年7月6日から『炎の闘球女 ドッジ弾子』のTVアニメの放送がスタート。
※本稿はDIME (ダイム) 2026年 9・10月合併号に掲載の「僕らのタミヤ再入門」より一部を抜粋・再編したものです
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ミニ四駆のデザインは『トライダガーX』が原点
こした先生がミニ四駆を扱った最初の作品は、兄・翔一がRCカーのアバンテ、弟・風太がミニ四駆のアバンテを使う『ミニ四駆RC伝説 燃えろ!アバンテ兄弟』だ。
「作品の主役である『アバンテr.』は、子供たちの間ですでに大人気でした。だから〝とにかくカッコよく描かねば〟と、かなり気を遣ったのを覚えています。当時は机の上に実物を置いて、僕なりに頑張って描いていました」

そんな『アバンテ兄弟』から数年後、全3回の短期連載から『レッツ&ゴー! !』をスタートした。
「『レッツ&ゴー! !』は、初めてマシンのデザインをさせていただいた作品です。 『ストレート重視か、コーナー重視か』というレースにおける永遠のテーマを、兄弟たちが激しくぶつけ合うことで、読者の子供たちが自分だけの様々なマシン改造に挑んでくれたら……。そんな思いを込めて描きました」
『レッツ&ゴー! !』では、烈と豪のマシンが何度も代替わりをする。中でも、こした先生は『ビクトリーマグナム』が印象深いそうだ。


「〝今まで見たことのないマシンをデザインしてほしい〟という要求に、脳みそが溶けそうなほど悩み抜いて生み出したからです。ちなみに、烈が使う『ソニック』は、豪が使う『マグナム』をベースにアレンジを加えてデザインしていました。だから『ビクトリーマグナム』のカタチが固まれば、自動的に『バンガードソニック』も決まるという流れだったんです」
『レッツ&ゴー! !』には烈と豪の兄弟以外にも個性豊かなキャラクターが登場し、彼らが使うミニ四駆が熾烈な競走を繰り広げる。
「〝お気に入りのマシンは何?〟と聞かれたら、僕の原点はやっぱり『トライダガーX』です! 連載開始からずっと悩みながらミニ四駆のデザインを進めてきた中で『トライダガーX』の〝三つ又〟のカタチを無理やりに作った瞬間に自由にデザインしていいんだ!』って吹っ切れました。ちなみに、ミニ四駆のデザイン以外に関して、なぜか真っ先に頭に浮かぶエピソードと言えば、烈と豪の喧嘩からはじまって、最終的には父と母も加わり、星馬家が揃ってミニ四駆のレースをする話 (よみきりスペシャル3)です」



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カラーは物語終盤で烈と豪の兄弟が使うミニ四駆にちなんだ、ハリケーンソニックver.とサイクロンマグナムver.を用意。
どちらなのかは箱を開けてからのお楽しみ!!
文/澤田真一 取材・編集/田尻健二郎 web構成/峯亮佑 ©こしたてつひろ/小学館




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