今年に入り、銀行の金利が大幅に上昇しています。三井住友、三菱UFJ、みずほの3メガバンクの普通預金金利が2026年2月に0.2%から0.3%に上がったばかりなのに、8月にはさらに0.1%上がって<0.4%>になる予定です。
ほかの銀行も軒並み金利が上昇していますが、中でもネット銀行やスマートフォン専用支店の上がり幅は、昔と比べてビックリするくらい高くなっています。
これらは実店舗や自社ATMの維持費、人件費といった経費を大幅に削減できている分、金利として利用者に還元できる強みがあるからです。
預け先をちょっと変えるだけで、もらえる利息を倍以上にすることも可能! 今回は、僕がいま本当におすすめする高金利な銀行をご紹介します。
何の条件もなし!普通預金で驚異の<金利0.8%>を誇る島根銀行スマートフォン支店
まずご紹介したいのが、島根銀行のスマートフォン支店です。昨年までは金利0.5%(税引前)だったのが、今年1月に0.7%に引き上げられ、さらに7月15日(水)からは<0.8%(税引前)>へと引き上げられます。8月からのメガバンクの金利(0.4%)と比べても、実に2倍の数字です。
「定期預金にすること」や「100万円までの上限つき」「他サービスとのクロス契約」といった厳しい条件をクリアすれば、0.8%より高い金利を出す銀行は他にもあります。しかし、何の条件もなく、ただ口座を開設して1円でも預ければ一律で金利0.8%が適用される普通預金としては、間違いなく業界最高水準です。
銀行の利息には20.315%の税金がかかるため、0.8%の金利は税引後だと<0.6374%>になります。これでも、100万円を預けておけば1年間で6,374円の利息がもらえる計算です。
2020年頃の銀行金利は0.001%が当たり前だったので、当時は100万円を1年間預けても、たったの10円ほどしか貰えませんでした。それと比べるとまさに激変。ちょっとしたお小遣いがもらえる感覚ですよね。
全国で使えて1,000万円まで保証!ただし<2年放置>の罠には要注意
島根銀行スマートフォン支店はキャッシュカードや通帳の発行がなく、口座開設、残高確認、入出金、振込などはすべてアプリで行ないます。
名前に「島根」とついていますが、もちろん島根県民以外でも全国どこからでも口座を作れます。セブン銀行ATMやローソン銀行ATMを使って全国で入出金できるので安心です。
また、預金残高に応じて他行宛の振込手数料が月に最大5回まで無料になります。そもそも僕は余剰資金の預け先として使っていて他行に振り込むことがほとんどないので、この無料回数で十分まかなえています。
万が一金融機関が破綻した場合でも、元本1,000万円までとその利息が保護される「預金保険制度(ペイオフ)」の対象なので、1,000万円までは絶対に安心。しかも預入金額の上限なしで金利0.8%が適用されるので、預ければ預けるほど利息が増えていきます。
ほとんどデメリットはありませんが、1つだけ注意点があります。それが「未利用口座管理手数料」です。最後の預入れまたは払戻しから2年以上何も動きがないと、年額1,320円の手数料がかかってしまいます。
ただし、残高が1万円以上あるか、定期預金などが1円以上ある場合はこの手数料は免除されます。普通に使っていれば心配ありません。
預金残高で金利がアップ!最大「1.1%」を叩き出すDanDanBANK
僕は余剰資金をすべて島根銀行スマートフォン支店に預けていたのですが、最近、もっと高金利なおすすめ銀行を見つけてしまいました。それが、山陰合同銀行のスマートフォン専用支店「DanDanBANK(ダンダンバンク)」です。こちらもアプリだけで手続きや入出金がすべて完結するスタイルです。
DanDanBANKには「DanDan普通預金口座」と「DanDan貯蓄預金口座(目的つみたて)」の2つが用意されています。普通預金口座の金利は一律0.5%ですが、貯蓄預金口座の金利は、なんと預金残高の規模によって以下のように変動します。
・300万円未満:0.8%
・300万~500万円未満:0.9%
・500万~1,000万円未満:1.0%
・1,000万円以上:1.1%
高金利(0.8~1.1%)の恩恵を受けるためには、少しだけコツがあります。
まず、セブン銀行ATMや他行からの振込を使って、いったん「普通預金口座」にお金を入れます。そこからアプリ内で「貯蓄預金口座」にお金を振り替える(移動させる)ことで、初めて残高に応じた高金利が適用される仕組みです。
他行から貯蓄預金口座へ直接振り込んだり、逆に貯蓄預金口座から直接お金を引き出したりすることはできません。必ず「普通預金口座」を経由する必要がありますが、すべてアプリ内でいつでもどこでも数タップで操作できるため、まったく手間はかかりません。
1,000万円預ければ<毎月7,300円>のお小遣いに!
このDanDan貯蓄預金口座に預けると、嬉しいことに毎月利息が振り込まれます。
たとえば1,000万円を預けた場合、金利は年1.1%(税引後で年0.876%)となるため、年間でなんと「87,600円」もの利息になります。つまり、毎月約7,300円のお小遣いが自動的に口座に入ってくるわけです。
まとまった余剰資金があり、もっとお金を増やしたいのであれば、もちろん株や投資信託など利率のいい投資先はたくさんあります。しかし、投資には元本保証がなく、現金化するまでに数日かかるというデメリットもあります。
その点、銀行預金であれば「預金保険制度」によって1,000万円まで元本が保証されており、必要なときにすぐ引き出せます。「万が一のときのために、すぐに動かせる現金は銀行に置いておきたい」という人は多いはず。それなら、少しでも金利の高い銀行に預けないともったいないですよね。
今回ご紹介した島根銀行スマートフォン支店も、山陰合同銀行のDanDanBANKも、どちらも面倒な条件がなく、1円から高金利の恩恵を受けられるのが最大の魅力です。
今後、日銀の政策によってさらなる利上げが行われれば、銀行の金利はもっと上がっていく可能性があります。新時代の資産防衛術として、今後の金利の動向には要注目です!
文/井上ポイント
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