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【ザ・ボーイズ】胸糞悪いのに目が離せない!最強最悪のヴィラン、ホームランダーの歪んだ魅力について語らせて!

2026.07.11

海外ドラマが大好きなオタクとして、これまでいろんな悪役(ヴィラン)を見てきました。『ブレイキング・バッド』のガス・フリングには震えたし、『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョフリーには「早くこいつを誰か……!」と画面を殴りたくなったものです。

ですが、Amazon Prime Videoの『ザ・ボーイズ』に登場するホームランダーは、ちょっと次元が違います。

見た目は「星条旗背負った爽やかイケメンヒーロー」、その正体は中身だけ5歳児のサイコパスでストップしちゃったような男。やってることは本当に胸糞悪いし、人としてサイテー。なのに、シーズンを追うごとに「次はどんなヤバいことしてくれるの……!?」とワクワクしている自分がいる。

なぜ私たちは彼のあまりの極悪非道ぶりに吐き気を催しながらも、画面から目を離すことができないのでしょうか? 今回は、ホームランダーに魅了され、Tシャツまで制作してしまったDIME編集長がホームランダーというキャラクターが持つ「3つの歪んだ魅力」を徹底解説します。

魅力1:観ているこっちの胃がキリキリする「いつ爆発するか分からない感」

ホームランダーの何が一番ヤバいかって、「今、この瞬間に全員殺されるかもしれない」という緊張感を常に味あわせてくれるところです。

彼はガチで神レベルに強い。目からビーム(レーザービジョン、このアイマスクも作ったのでよかったら)は出すし、空は飛べるし、銃も爆弾も効かない。そんなチートキャラが、もし「なんか今日機嫌悪いわ」って理由だけで目の前の一般人を消し飛ばしたら? そう思うと、彼が誰かと会話しているシーンを観るだけで、こっちまで息が詰まりそうになります。

さっきまでテレビ用の嘘くさいスマイルを作っていたのに、次の瞬間には目が据わっている。この「いつでも世界を滅ぼせる男の気まぐれ」に付き合わされるスリル、一度味わうと完全にクセになります。

『ザ・ボーイズ』

魅力2:最強なのに、中身はめちゃくちゃめんどくさい「マザコン&承認欲求モンスター」

これだけ強くて怖いホームランダーですが、実は内面を覗くと「めちゃくちゃ可哀想で、めちゃくちゃめんどくさい奴」なんですよね。ここが私の大好物ポイントです。

彼は普通の家庭で育ったわけじゃなく、ヴォート社の研究所の培養液の中で、実験動物として育てられました。つまり、「誰かに抱きしめられた経験」が一度もないまま大人になっちゃったんです。だからこそ、最強の肉体を持っているのに、心は「誰か僕を愛して!」と泣き叫んでいる子供のまま。

その結果が、あのかつての上司マデリンに対する異常なマザコンっぷりであり、謎の母乳フェティシズムですよ(笑)。おそらく誰もが最初にあのシーンを見たときは「えっ、何を見せられてるの……?」とドン引きしたと思います。彼の壮絶な生い立ちを知ると、なんだか妙に納得というか、哀れに思えてきちゃうから不思議です。

しかも、あんなに強いのに「世間からの支持率(レーティング)」をめちゃくちゃ気にします。SNSで自分の評判をチェックしては一喜一憂する姿なんて、完全に現代のイタい承認欲求モンスターそのもの。「全能の神」のくせに「嫌われたくない!」ってビクビクしてるギャップが、どこか人間臭くて、どうしても嫌いきれない魅力になっているんですよね。

魅力3:アントニー・スターの「顔芸」がもはや芸術

ホームランダーを語る上で、彼を演じているアントニー・スターの狂気的な演技力にはスタンディングオベーションを送るしかありません。

特に素晴らしいのが「目」と「口元」の演技。笑っているんだけど目が全く笑っていなかったり、怒りを堪えるために口元がピクピク引きつっていたり。言葉にしなくても「あ、今こいつキレそうだな」っていうのがビンビン伝わってくるあのオーラ。

シーズン3で、鏡に映る「もう一人の自分(本性の怪物)」と対話するシーンがあるんですが、あの一人二役の演じ分けは鳥肌モノでした。彼が画面に映るだけで、シーン全体の空気がピキッと凍りつくようなあの圧倒的な存在感は、アントニー・スターじゃなきゃ絶対に無理だったと思います。

『ザ・ボーイズ』

結論:ムカつくけれど、彼がいない『ザ・ボーイズ』なんて考えられない!

ぶっちゃけ、ホームランダーは現代社会の「嫌な部分」を全部凝縮して煮詰めたようなキャラクターです。身勝手な権力、メディアの嘘、SNS依存……。私たちがニュースを見て「うわぁ……」って思うようなドス黒い要素が、星条旗のマントを着て飛んでいるようなものです。

だからこそ、彼の悪行には毎回「最低最悪だな!」とブチギレつつも、どこかで目が離せなくなってしまいます。

彼がどれだけ残虐なことをしても、心のどこかで「次はどう狂っていくんだろう?」「もっとスゴいものを見たい」と期待している自分がいる――そう思わされている時点で、私たちはすでにホームランダーという最悪のヴィランの魅力に、どっぷりハメられているのかもしれません。

物語はシーズン5で完結を迎えましたが、最強にして最悪、そして最高に哀れなヴィラン。ホームランダーから、私たちはこれからも目が離せそうにありません。

© Amazon MGM Studios © Amazon Content Services LLC

文/石﨑寛明

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