旅行先を決めるとき、あなたはどれくらい前から、何を基準に計画を立てているだろうか。物価上昇や世界情勢の先行き不透明感が続く今、旅行者の「賢い旅」への意識はどのように変化しているのだろう。
Visaは、20 年以上にわたる世界の旅行動向調査の最新版「Global Travel Intentions 2026」(“本調査”)の主な結果を発表。
本調査では、世界47,000 人以上を対象に実施され、そのうちアジア太平洋地域では17,000 人以上、日本では1,024 人の回答を得たので、詳細をお伝えしよう。
日本人の約7 割が旅行先として近距離を選択
物価上昇や先行き不透明な環境が続くなか、日本の回答者は、親しみやすさやアクセスの良さ、安心して旅行計画を立てられることから、近距離の渡航先への人気が高いことがわかった。
過去12か月において、日本の回答者の67%がアジア太平洋地域内へ渡航しており、ヨーロッパ(16%)や北米(13%)を大きく上回った。
人気の渡航先では、韓国が21%でトップ。次いで台湾(17%)、米国(12%)、オーストラリア(9%)、香港(4%)となっている。
今後12か月間に予定している旅行先においても、韓国が26%と最も高く、台湾(18%)、米国(12%)、オーストラリア(11%)、香港(8%)の順となっていた。
また、日本はアジア太平洋地域で最も人気の旅行先として、引き続き旅行者から高い人気を集めている。
過去12か月では、約5 人に1 人(21%)が日本を渡航先のトップに挙げていた。また、今後12か月の旅行先としては、28%が日本を希望しており、アジア太平洋地域でトップの人気を維持している。
AI の活用が旅行計画と事前準備をサポート!カード利用環境と決済の安全性が旅行計画を支える重要な要素に
日本の回答者は、旅行先を取り巻く環境が変化するなか、旅行の計画においてより入念に準備を行う傾向が見られる。宿泊先といった基本的な項目に加え、現地の最新状況まで、出発前にさまざまな情報を確認していることがわかった。
AI は旅行前の準備を効率化する手段として活用されており、旅行サイトやソーシャルメディアと並ぶ重要な情報収集チャネルとなっていることが判明。
約4 割(39%)の回答者が旅行先や旅行アイディアの検討にAI を活用しているほか、30%が現地ツアーや体験の検索に利用していた。
また、支払い方法は旅行前の重要な検討事項の一つだ。日本の回答者が出発前に重視する項目としては、「カードが利用できること」(49%)が最も高く、次いで「決済の安全性」(33%)が挙げられていた。
これらの割合は、アジア太平洋地域全体(「カードが利用できること」27%、「決済の安全性」33%)と比較しても高い水準にあり、旅行先でカードが利用できる環境が、スムーズな旅行計画を支える重要な要素となっていることがうかがえる。
旅行計画はより戦略的かつ計画的になっている一方で、旅行者はすべてを事前に決めるわけではない。重要な要素は早めに確保しつつも、現地での状況に応じて予定を調整できる余地を残している。
日本の回答者のうち、宿泊施設を事前に予約する人は約9 割(88%)、体験やアクティビティを事前に予約する人は約6 割(60%)という結果に。
一方で、多くの意思決定は現地到着後に行われていた。飲食に関する選択の73%や交通手段の64%が現地で決定されており、旅行者が柔軟性を持って旅を楽しんでいることがうかがえる。
調査の結果、物価上昇や世界情勢の不確実性が続く中でも、旅行者の賢く旅する姿勢が鮮明に。
日本を含むアジア太平洋地域の旅行者は、これまで以上に計画性を重視し、信頼できる旅行先を選びつつ、予算や利便性を重視し、状況変化に対応できる柔軟な旅行を計画する傾向が明らかになった。
調査概要
調査方法:世界47,000 人以上を対象にインターネット調査により実施。アジア太平洋地域では17,000 人以上、日本
からは1,024 人が回答
調査時期:2026 年1 月~2 月
構成/Ara




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