今年は梅雨が思いのほか長引き、気温も低い日が続いた。
「このまま冷夏で終わってくれたら……」という願いもむなしく、猛暑の真夏がやってきた。今日から明日にかけての最高気温は、いきなり33℃である。
これに備えて買っておいた対策グッズが、今回紹介する「ゴリラの冷棒」だ。「ゴリラ級の衝撃的冷たさ」というインパクトあるキャッチフレーズが受けたのか、売れ行きは上々。果たしてその実力は?
大ヒットの「ゴリラシリーズ」新作
「ゴリラの冷棒」を生み出したのは、生活用品の企画~販売を手がける(株)ドウシシャ。
「製品名になぜゴリラ?」という、真っ先に出る疑問に先に答えておこう。
同社は、2024年に「ゴリラのひとつかみ」という、ふくらはぎにアプローチするケア家電を発売。これが、予想外の大ヒットを記録した。以後、「ゴリラシリーズ」として様々な健康・美容家電、寝具、日用雑貨を展開し、累計出荷数は300万個を突破するほどの人気を博している。
このシリーズのコンセプトは、「インパクト設計とおもしろスパイスで世の中のリアルなニーズにお応えする」というもの。また、製品名に「ゴリラ」を入れることで、「力強い」「強力」といったイメージも含ませている。今年発売の「ゴリラの冷棒」もその路線を踏襲し、「衝撃的冷たさ」をセールスポイントとしている。
水を入れて凍らせれば準備OK
本製品は、最近流行しているマグボトル型のスリムな氷のう。首、顔、手首などに当て、涼感を得るために使う。
円筒形の「ホルダー」のフタを回し開けると、別の円筒が現れる。これが氷のう本体だ。これをさらに回し開けると、今度は柔らかい素材の「製氷キャップ」が出てくるという、入れ子構造になっている。
冷やし方だが、(ホルダーではなく)氷のう本体に「MAX」と書かれた水位線まで水を入れる。それから製氷キャップを差し入れてフタを閉める。あとはそのまま冷凍庫に立てておくだけ(横倒しはNG)。
中の水が凍るまで少なくとも5時間待ったら、冷凍庫から取り出す。この時点の氷のうは、指先に張り付くような危険レベルの冷たさなので、触らないように。使うときまで、ホルダーに入れ、フタを閉めておく。
飛び上がるほど冷たさにびっくり
使い方は、ホルダーから氷のうを取り出して肌に当てるだけ。
では、他社のマグボトル型氷のうと何が違うかと言えば、それは氷のうが(一般的なシリコンでなく)熱伝導率が高いアルミ合金でできている点。「シリコン製氷のうが約7度であるのに対し、本製品は約2度」と、圧倒的な冷たさで一線を画している。
最高気温(33℃)に到達したところで、外に出て実際に使ってみた。最初は、ホルダーから出したり戻したりが面倒に感じたが、これなしだと表面が結露するし、氷の融解が無駄に早くなる。このホルダーは真空二重構造を採用しており、外部から熱が入りにくく、内部の冷熱が逃げにくい。おかげで、氷のうの持ちが良い。
首筋に当てると、飛び上がるほど冷たい。猛暑日一歩手前の暑さにもかかわらず、数秒で十分なかんじだ。個人的には前腕が丁度いい。肘から手首にかけてなでるように当てると、暑気がマイルドに和らぐ。
ちなみにホルダーは、小容量(140ml)の保冷&保温マグボトルとしても使用できる。この場合、氷のうは取り外すため使えないが、オフシーズンに活用するといいだろう。
これから本格的に気温が上がる今、暑さ対策の1アイテムとして採用してみてはいかがだろうか。
なお、「ゴリラの冷棒」は、公式オンラインストア、Amazon、楽天市場、全国の量販店で販売されている。希望小売価格は2728円である。
文/鈴木拓也
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