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キッチンのデザインで最もこだわりたいこと、「生活感をなるべく出さない空間づくり」が4割

2026.07.13

住まいに必要不可欠な設備であるキッチン。単なる調理場としてだけでなく、デザイン性や機能性を兼ね備えた居住空間を豊かにする「家具」としての価値を見出している人は、いったいどれくらいいるのだろうか?

LIXILはこのほど、公式サイトのキッチンページにアクセスした215名を対象に、「キッチンと暮らしに関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

8割超がキッチンを「設備」ではなく「LDKの家具」と認識

「あなたにとって、キッチンはどのような存在ですか?」という問いに対し、「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の一部としての家具」と答えた人が81.4%を占めた。「単なる調理の場所」と答えた人はわずか14.9%にとどまり、かつての「台所」という独立した作業場のイメージは払拭されていることがうかがえる。

近年のLDKが一体となった間取りの普及や、今年4月にイタリアで開催された「ミラノサローネ国際家具見本市」でもお気に入りのデザイン家具のように“魅せるキッチン”が主流となる中、キッチンはソファやダイニングテーブルと同じように、LDK全体のインテリアの質や居心地の良さを左右する家具として定義されている。

キッチンがもたらすのは自分自身の「モチベーションとゆとり」

「今後のキッチンにどのような変化を望みますか?」という問いでは、54.9%が「自分のモチベーションが上がり、気持ちにゆとりが生まれる」と回答し、過半数を占めた。

「料理がもっと楽しくなってレパートリーが増える(21.4%)」 や「家族とのコミュニケーションが深まり、笑顔が増える(12.1%)」 といった項目を大きく引き離している。生活者はキッチンがあることで、単なる家事効率の向上だけでなく「自分自身の心を整え、ゆったり過ごすこと」を望んでいるという、深層心理がうかがえる。

デザインへのこだわりは「ノイズレスな空間」と「家具との調和」

キッチンのデザインで最もこだわりたいことについては、「生活感をなるべく出さない整理された空間(40.0%)」がトップに。以下「リビングのソファやダイニングと合わせた素材や色柄(27.4%)」、「手に触れる肌触りや質感(23.3%)」と続いた 。

LDKと一体化した家具だからこそ、雑多な生活感を上手に隠しつつ、周囲の家具とトータルコーディネートされた美しい佇まいや、触れたときの心地よさを大切にしたいという美意識が反映されている。

面倒な家事は「機能」で解決し、生まれた余白で「情緒」を楽しむ

「キッチンにあったらいいと思うこと(複数回答可)」では、トップは「掃除のラクなレンジフード(76.3% / 164件)」、次いで「キズや汚れを気にせず使えるワークトップ(72.1% / 155件)」、「手持ちの調理道具がたっぷり入るシンク下収納(65.6% / 141件)」となった。

これらは日々の家事のタスクを徹底的に排除したいという願いの表れだ。しかし、その機能性を求める動機の先にあるのは、効率化だけではないこともわかった。同じ問いに対して、「調理中でも家族の気配を感じ、会話ができる状態(42.3%/ 91件)」や、「あまり生活感を感じさせない統一感のあるLDK空間(39.5%/85件)」、さらには「窓から見える景色や光(27.9%/ 60件)」、「お気に入りのドリップポットで淹れるコーヒーやお茶の香り(26.0%/ 56件)」を求める声があがっている。

面倒なお手入れや収納のストレスを機能によって賢く省力化し、それによって生まれた時間と心の余白で、家族との繋がりや、自分をもてなす時間を楽しみたいという、現代を生きる生活者の理想の姿が浮かび上がる。

キッチンは「自分を愛し、日常の暮らしを大切にするステージ」へ

今回の調査から、現代のキッチンに求められているのは、単に家事を効率よくこなすことだけではないということが明らかになった。現代の生活者が求めるのは、キズや汚れを気にせず、お手入れもラクな優れた機能やアイテムを利用しながら、リビングの家具と美しく調和した空間で過ごすこと。

それだけで自然とモチベーションが上がり、ふと淹れたてのお茶の香りに癒やされたり、視線の先に家族の気配を感じて安心したりする。そんな、機能がもたらす『心のゆとり』と、空間がもたらす『情緒的な歓び』が重なる瞬間こそがキッチンのあり方だと言える。

<調査概要>
調査名称:キッチンと暮らしに関する意識調査(ライフスタイル編)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年5月1日~31日
有効回答:LIXIL公式サイト来訪者のうち215人

出典元:株式会社LIXIL

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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