日常生活の足として重宝される「自転車」。しかし、利用する上での交通ルールを知らないという人は意外と多いのではないだろうか?
アトム法律税務グループはこのほど、自転車の交通ルールおよび事故対応に関する実態調査を行い、のべ4万2517件の有効回答を得た。
約6割が「罰則の内容を知らない」と回答
「自転車の違反にも反則金があることを知っていますか?」と尋ねたところ、「罰則の内容まで知っている」と回答した人は42%にとどまった。一方「聞いたことはあるが、罰則の内容は知らない」(56%)と「知らなかった」(2%)を合わせると、具体的な罰則内容を把握していない人は約6割にのぼった。
危険認知の筆頭は「ながらスマホ」で6割が回答
「自転車の運転で、特に危ないと感じる行為はどれですか?」と尋ねたところ、「スマホを見ながら運転すること」(60%)が最も多かった。以下、「信号無視や一時停止をしないこと」(20%)、「夜にライトをつけずに走ること」(12%)、「逆走」(8%)と続いており、ながらスマホへの危険意識が他の違反行為と比べて突出して高いことがわかる。
ながらスマホの罰則「内容まで知っている」は35%にとどまる
「危険だと感じる行為」の筆頭に挙げられた「ながらスマホ」だが、その罰則内容まで把握しているのは35%にとどまった。
「聞いたことはあるが内容は知らない(63%)」という回答が約3分の2を占めており、危険の認識と法的知識の間に大きなギャップがあることが明らかになっている。
76%が「どちらも問題になる」と認識
「自転車事故でも、過失割合や慰謝料が問題になることを知っていますか?」と尋ねたところ、過失割合・慰謝料のいずれも問題になると正しく把握している人は76%と、最も認知度が高い結果となった。
一方で、「どちらも知らなかった(14%)」という方も一定数おり、自転車事故でも過失割合・慰謝料の両方が絡むという認識が、まだ全員に届いていない現状が見えている。
相手が無保険だった場合の対処、29%が「わからない」
「自転車事故で相手が保険に入っていなかった場合、どうすればよいか知っていますか?」と尋ねたところ、「どうすればよいかわからない(29%)」と回答した人が約3割に上った。
また、「相手が無保険だと請求できないと思っていた(7%)」という誤解も見られる。
実際には自分の保険の特約を使う方法や、相手本人への直接請求といった選択肢が存在するが、こうした知識が十分に普及していない実態が確認された。
「親に請求」が64%、「状況によって異なる」は24%にとどまる
「自転車事故で相手が未成年だった場合、請求は誰に行うか知っていますか?」と尋ねたところ、「未成年者本人の親など(64%)」と回答した人が最多だったが、実際には未成年者の年齢や状況によって請求先は変わるため、一概に正しいとは言えない。「状況によって異なる」と正しく把握している人は24%にとどまり、残り76%が誤解しているか把握していないという結果となった。
<調査概要>
調査対象: 全国の自転車利用者など
調査方法: 岡野タケシ弁護士YouTubeコミュニティ投稿アンケート
調査期間: 2026年6月8日~6月16日(期間中、不定期に実施)
有効回答数: のべ42,517件
構成/こじへい




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