Claude Mythos
2026年4月7日に米・アンソロピック社が発表した最新AI「Claude Mythos」が、世界を震撼させている。このAIが持つ異次元の脆弱性探知力は、サイバー攻撃のスピードを劇的に速め、金融システムをはじめとする重要インフラを根本から破壊するリスクがあるためだ。
これまでハッカーが数週間かけて探したようなシステムの未知の脆弱性を、わずか数時間で攻撃コード作成まで自律的にやってのける。悪用リスクの高さから直近のG7財務相会議でも議題に上がり、5月22日、金融庁と日銀は「フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」として金融機関へ異例の要請を出した。特に、旧式システムを使い続ける金融機関では、攻撃により連鎖的な信用不安を招きかねない。無理に稼働して被害を広げるより、システム停止を含めた対策を1か月目途で講じるよう求めた。
この脅威は社会インフラ企業に限らず、古いシステムを使い続ける中小企業も標的になり得る。システムの継続稼働を優先するのではなく、被害拡大前に、優先的にどのシステムを止め、それをどう顧客説明するかを定めておく経営判断も必要になってくるだろう。
DIMEの読み
セキュリティーのイタチごっこは全く未知のステージへ。防御側も最新AIを実装が必要になり、高度な攻防戦へと移行する中、人間の利便性も維持できる新たな認証方法が台頭してくるだろう。

Claude Mythosを巡る動向

Mythos発表から速やかな対策が進む。悪用の脆弱性がどれほど見つかり、どう予防するのかに注目が集まる。
※こちらで掲載している情報は6月1日時点のものです。
取材・文/久我吉史 編集/石﨑寛明




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