なんとなく調子は悪いが、なんとか日常は送れているし、病院に行くほどでもない。そんな状態が2週間も続けば、「半うつ」かも。この「半うつ」という新概念を著書『半うつ 憂鬱以上、うつ未満』(サンマーク出版)で提示したのが、精神科医の平光源さん。
半うつの状態で改善させることが未然に防ぐ策に
「半うつはうつになる前に受診してもらうことを目的に定義しました。うつでは年単位の治療時間を半うつの時に対処すれば、大幅に短縮することもできます。現代社会はうつに陥りやすい環境で、私の体感ですが、日本人の4人にひとりは半うつではないかと思います」
憂鬱との見分けが難しい半うつ。気づくための判断材料は?
「半うつだと毎日の何気ない行動がおっくうになります。判断するための指標、例えば髭を剃る、化粧をするといった日常の行動を3つぐらい決めておくといいですね」
半うつの予防には、本当にやりたいことを見つけるのがおすすめ。
「仕事を忘れて熱中できるものがあれば、趣味仲間もできるでしょう。やりたいことがない人は、昔やってみたかったことにチャレンジしてみるのもひとつの手です」
誰もがかかる可能性があるうつ。半うつの状態で改善させることが、未然に防ぐ策になりそうだ。
「半うつ」チェックリスト

出典:『半うつ 憂鬱以上、うつ未満』(サンマーク出版)より、著者許可のもと一部抜粋
3~5個に該当すれば半うつ。それ以上ならうつ病の可能性があるので、病院受診が良いかも。これらの項目を気にかけているだけでも半うつ予防になる。
対処法のひとつは「複数の島を持つ」こと

仕事だけで、ほかに行き場がないと、行き詰まってしまうことも。仕事以外の趣味など、自分の心を解放できる島のような場所を複数持つことも、対処法のひとつだ。
取材・文/内野智子 編集/原口りう子




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