試着室からウェディングドレス姿で出てきた妻が「どうかな?」と言う。筆者はスマホから目を離し、一瞥して「うん、いいんじゃない」と返した。その瞬間、妻の顔が明らかに曇った。
この記事はウェディングドレスの選び方、、、ではなく、ウェディングドレス選びに伴走する男性の振る舞いについて記載する。
筆者も数年前にこのイベントを経験した。
そして男性がやりがちな失敗を冒頭のシーンも含めてすべてやった自信がある。
だが合計20-30着の試着に寄り添う中で試行錯誤を繰り返し、最適解である「事実を言う」という方法を見つけ最終的には二人とも大満足だった。
これからパートナーとウェディングドレス選びに行く男性が私と同じ失敗を踏まずに幸せなままイベントを終えられることを祈ってこの記事を書いた。
合わせて女性にも一読していただき男性がなぜ自分のウェディングドレス選びに本気になってくれないのかを一定理解する助けとなれば幸いだ。
ウェディングドレス選びで男女の温度差が生まれる理由

結婚式準備については失敗談があふれているが、その多くは見積もりやゲストなど双方の負担や体裁に関わる話だ。だからこそ失敗することはあれ、まだ2人で向き合いやすい。
一方ウェディングドレス選びについては、様相が異なる。
ここは男女の温度差が最も出やすいイベントだと筆者は考える。
理由は単純で、男性は自分がウェディングドレス選びに参加するまで、ウェディングドレスについて思考を巡らせた時間が女性の1000分の1にも満たないからだ。
そもそも男性が結婚式に呼ばれるときは新郎側からの招待が多く、新婦のドレスをまじまじと見る機会自体が少ない。
見たとしても、その色や形はたいていアルコールとともに記憶から流れていく。
一方の女性は新婦側から招かれることが多く、友人のドレスを見て「かわいい」と言い合い、InstagramやXで情報を集め、自分が着る姿を何度も思い描いてきている。
この蓄積の差が、そのまま振る舞いの差になる。
だから「どうかな?」という銃口が知識ゼロの男性に向けられた瞬間、男性の覚悟と力量が試されることになり、多くの場合、冒頭の筆者のように女性の顔を曇らせる。
ウェディングドレス選びで男性が絶対にやってはいけないNG言動
NG①:無関心・スマホを見る

まず、絶対にやってはいけないのは無関心だ。そんなことは誰もが思っているだろう。筆者もそう思っていた。
そもそもドレスの試着場という場所があること自体を知らなかった。
ただ自分のタキシードも選ぶ必要があると言われ、服に無頓着な自分は着るものにこだわりもなかったが、とりあえずついて行った。
ウェディングドレス選びは早ければ式の10ヶ月以上前に始まる。
自分が式をあげる実感がまだ薄い中で、正直そこまで自分事として捉えられていなかったのだと思う。
だから冒頭のあの場面ーー初めて試着した妻を前に、何を言えばいいのかわからなかった。
きれいだとも素敵だとももちろん思った。
ただそれ以外何を言ったらいいか、言うべきなのかわからなかった。
だから出たのが、あの「うん、いいんじゃない」だ。
自分では、そこまで無関心だったつもりはなかった。
本当にいいと思った。
だが後から思うとこれは妻から期待された振る舞いではなかったし、世間的には立派に「無関心」とされるものだった。
NG②:褒める(評価する)だけでは逆効果

愚鈍な筆者でも自分の振る舞いが誤っていたことは理解できた。
次のウェディングドレスを試着している間ゲームアプリを閉じ、急いで「ウェディングドレス選び 男」と検索をした。
そこに出てきた記事には
・写真を撮ろう
・結婚式の雰囲気などを鑑みて客観的なアドバイスを送ろう
・綺麗だねと言おう
・そもそも男性は連れてかない方がいい
といったことが出てきた。
いくつかはできないものもあるが参考になるものは取り入れようと考え、次に妻が試着室から出てきた時は写真を撮りながら
「綺麗だね!」「式場の雰囲気とも合いそうだね!」「これさっきのより可愛いと思うし似合ってると思う。」
と声をかけてみた。
検索して出てた記事の中で実践可能なタスクは完遂できた。
我ながら上出来だと思ったのだが、、、、、
「そうかなぁ。。。。。」
という妻の微妙な反応。
あれ、なぜだ。
それなりにGoogleに評価されて検索をしたときの上位にあるであろう記事なのに。
あとから聞いたら、妻としてはその時着ていたドレスは「あまり自分にも会場にも合わない」という感想だったようだ。
それなのにべた褒めされたので、意見が異なったことで迷い、微妙な反応になってしまったとのことだった。
一概に褒めるのも難しい。
もちろん褒められて悪い気分はしないだろうが、場合によっては決断を逆に迷わせてしまったり、反対の意見だったときに衝突を恐れて思ったことが言いづらくなったりする。
また何でもかんでも綺麗だねとか素敵だねと言われると、「そう言えばいいと思っているんでしょ」とバカにされている気分になる女性も多い。
そんなこんなで試行錯誤をしているうちに1回目の試着会は終わった。
たどり着いた最適解
きっかけは「事実」を言った瞬間
別の日、また筆者はみなとみらいの試着会場に向かう電車に揺られていた。
前の予定の関係から妻とは現地集合となった。
電車の中でスマホを開くと、ウェディングドレスの種類を説明する記事がレコメンドされた。
何気なくタップすると、どうやら裾の広がり方などでウェディングドレスにもタイプ分けがあるらしい。
それをなんとなく読んで指定された場所に向かった。
「こないだのより、けっこう裾が細いね。」
特に何か意図があったわけではなかったが、ふと妻が着替えたドレスをみて、先ほど読んだ記事に裾の広がりが重要な要素と書いてあったのを思い出して言った。
すると少し驚いた表情を妻が浮かべ、
「そう、こないだはAラインを着たんだけど一回スレンダーラインも着てみたくて。でもやっぱり着てみたらちょっと私には合わないかもしれない。。。。。」
と今までになくやり取りが進んだ。
表情をみるに嫌な気分ではなさそうだ。
手応えを感じた。
何かを掴んだ気がした。
なぜ「事実を言う」と会話が進むのか
やり取りに手応えを感じた筆者は、なぜ円滑に会話が進んだかを考えた。
行き着いた答えはこうだ。
「こないだのより、けっこう裾が細いね」―――この一言はただの「事実」だった。
ちゃんと見ているから無関心ではない。
でも良い・悪いの評価はしていない。
評価というのは実は結構な勝負だ。
「良いと思っているかそうでないか」を当てるだけでも2択。
その日に何着も試着していれば、相手が良いと思っている一着を言い当てるのは至難の業だ。
その点「事実」は違う。
「こないだのドレスより裾が細い」のは誰がどう見ても否定しようのない「事実」だ。
そして妻はその事実に自分から意味を与えてくれた。
方向性さえ示されれば、こちらも意図を汲み取りやすい。
そうか、「事実」を言えばいいのか。
そう気づいたとき、筆者は自然とウェディングドレスの種類について調べていた。
とはいえ今の自分は裾が細いか太いかくらいしか言えない。
それでは早晩ネタが尽きる。
言える「事実」のバリエーションを増やすために、スマホでウェディングドレスについて調べ始めたのは自然の流れだった。
ウェディングドレス選びで男性が見るべき4つのポイント

Aライン、マーメイド?初めて知る言葉がそこには並んでいた。
ウェディングドレスの違いをそこまで理解できたわけではないが、調べる限りではおおよそ下記の4点で違いが生まれるようだった。
- 胸元の露出具合
- 袖の長さと装飾
- 胸元から腹部にかけての素材や装飾
- 裾の広がりと長さ
なるほどそう言われてみると、今まで見たドレスも大きな違いがあると言えそうだった。
タイプごとの名前や特徴を全て男性が頭に入れる必要はないと思うが、どこを見るべきかは把握しておくことをお勧めする。
実践:「事実」を言ってみた
そう気づいてから、上記の観点に着目し、どのような「事実」があるかを探した。
そうすると驚くほど簡単に「事実」は見つかった。
「今日着た中ではこれが一番胸元がでてるね」
「これは肩までで、腕は全部見えるんだね」
「頭の飾りと胸元の刺繍がセットになってるんだね」
筆者のコメントに対して、反応が返ってくる。
「そうなんだよねー。さすがにここまで胸元がでるのはダメかな?」
「これだとさすがに二の腕が気になるなー。」
「あ、ほんとだ気づかなかった。このセットにするなら買おうと思ってたティアラはなしかなー。」
円滑に会話が進む。
妻が、筆者の気づいた事実を受けて、その事実に意味を与えてくれる。
妻が考える方向性や意見を、ある程度絞ることができる。
「でも結構大きいネックレスとか買うのであれば、多少胸元出ててもいいんじゃない?」
「それなら1枚上から着るとかもあるのかな?」
「でもティアラだけ買って合わせても違和感ないかもね。」
一緒に検討をしている時間が楽しくなってくる。
見るべきポイントが定まると、あれほど違いがわからなかったウェディングドレスの違いが、はっきりとわかってくる。
違いがわかると、次はどんなものを着るのか、楽しみになってきている。
そんな自分の変化に気づいた。
「事実」はさりげなく言う(少しの演技力)
一気に楽しくなったウェディングドレス選び。
そうなると自然と芸能人の結婚式の報道や、本屋で結婚雑誌の表紙でモデルが着ているウェディングドレスなどに目が留まるようになった。
ネットで調べたり、Instagramに出てくる知り合いのウェディングドレス姿にいいねしたり。。。
ただこの記事を読んでそうなった人は少し気をつけてほしい。
あまりに知ってる風でいくとそれはそれで「うざい」。
大切なのは「事実をさもそれっぽく言う」ことだ。
間違ってもドヤ顔で
「このドレスはさっきより裾が広がってるね。あと胸元も出ているね。装飾も花柄だね、さすがAラインだね。」
と事実を羅列したり、身につけた知識を披露するように言ってはいけない。
「んー、、、、、、、あー、、、、もしかしてさっきよりコレ裾が広い!?」
くらいさりげなく言うのがちょうどいい。
最後に

この「事実を言う」というテクニックは、その後の夫婦関係でもかなり使えた。
旅行の行き先から食事のメニューまで、明らかに妻側の意思があるのにこちらも何かしらの意見や選択をしなくてはいけない時に、会話を円滑に進めてくれた。
候補が一つしかなかったりする状況で意見を求められたときに
「あー、良さそう。他なんかよさそうなものあった?」
と質問返しするという派生テクニックも生まれた。
結果的に妻がとても気に入るウェディングドレスを選ぶことができ、新婚旅行にも持参し撮影をした。
もちろんその後の数回に渡る試着や、SNSを見ながらの候補の絞り込みも「事実を言う」形でサポートできた。
新婚旅行の帰り、妻がウェディングドレスを飛行機のラック的なところにかけてもらうために海外のCAさんに片言の英語で声をかけていた。
お祝いの言葉をかけられたのであろう、妻は笑顔で座席に戻ってきた。
座席に座るその横顔を見ながらこちらまで幸せな気分になった。
この記事を読んだ、ウェディングドレス選びに伴走する男性には是非この「事実を言う」テクニックでお互いが満足するウェディングドレスを選んでほしい。
よくある質問
ウェディングドレスにはどのようなタイプ/特徴があるのか?

ウェディングドレスには大きく分けて4タイプがある。
詳細はより専門的なサイトでの説明に委ねるが、男性に覚えておいてほしいのはAラインやプリンセスラインのような形であれば華やかな印象に、マーメイドラインやスレンダーラインになればスタイリッシュな印象になるということだ。
ドレスの形が決まれば、それに合わせて髪型も考える必要がある。
「こういうタイプだったらどういう髪型がいいんだろうね?」などと会話を進めるとより検討の足並みが揃ってくる。
また、裾が長いと歩きにくくなるので、履く靴のヒールの高さなどに気を配るとより満足度が高い選択をできるだろう。
ウェディングドレスの値段はいくらくらいか?
コレも男性が気になることである。
一般的にウェディングドレスは式場などでレンタルする場合が多く、おおよそ十数万から数十万となるケースが多い。
ただ昨今はドレスの個人間売買も盛んだ。
Instagramでアカウント名の末尾に「_wd」などをつけたアカウントを作成し、「#プレ花嫁さんと繋がりたい」などをつけ自分のドレスや結婚式で使った備品の画像を投稿し、コメントやDMでやり取りをする。
その上で話がまとまれば、メルカリ等のフリマサイトで【**様専用】として出品し、売買をするケースもある。
かくいう我が家も妻が気に入ったウェディングドレスを上記の方法で購入し、また次の人に売っていた。
もちろんクリーニングや手入れなど手間はかかるが、レンタルのおよそ約3分の1ほどの金額で済んだ。
個人間のやり取りゆえのトラブルも有りうるので、そこは自己責任になるが、金額的に制約がある場合は、検討するのもありだろう。
※この記事は一部生成AIを活用して執筆しております。
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