2018年、米国のハイパーアイス社から元祖モデルが登場して以来、瞬く間に世界に広まったマッサージガン。今では、多くのメーカーから様々な機種が販売されている。
最初は半信半疑であった筆者も、試しに日本メーカーのものを使ってみたところ、その優れた効果にびっくり。今では2台所有し、筋トレ後のメンテナンスに活用している。
このマッサージガン、かつては数万円の価格帯が主流であったが、年々低価格化が進み、1万円を切るものも出ている。今回紹介するニトリの「どこでもボディケアガンプチ」も、4990円とまさに挑戦的な安さ。興味も手伝って入手した。
他機種と遜色ない最大振動回数
3⽉中旬発売の本製品のコンセプトは、「手のひらサイズで超軽量、外出先でも気軽に使える」。勤務先や旅先などで、ちょっと身体をリフレッシュしたいときに、さっと取り出して使うというイメージ。もちろん、自室に常備して家トレのお供にしてもいいが、どちらかといえば持ち運び時の利便性を重視した仕様。実際、自重は約195gで、それまで筆者が使っていたマッサージガンの半分に満たない。サイズも、高さは約9cm、幅は約7.5cmとコンパクト。さらにストラップも付いて、携帯性を高めている。なお、本体のカラーは、写真のダークグレー/シルバーのほかにホワイトがある。
高価格帯のマッサージガンと違い、アタッチメントは円錐型が一つだけ。ただし、着脱不可のヘッド部分が、平型アタッチメントの役割をなし、実質2種類のアタッチメントがあることになる。平型は、身体のたいがいの部位にフィットする万能選手。筆者もこれまで使っていたマッサージガンでは、アタッチメントはほとんど平型を使っているくらいだ。対して円錐型は、ピンポイントの部位をケアするのに向いており、平型の上からかぶせて使う。
電源は、内蔵のリチウムイオン電池。容量は580mAhと少なめだが、連続使用時間は約120分なので、普段使いでは問題ないだろう。なお、ゼロ残量から満充電まで約90分で、充電用のUSBケーブルが付属している(5V1A以上のアダプタ対応)。
性能面を見ると、1分あたりの振動回数は、1600回、2200回、2800回のいずれかを設定可能。くわえて、2800回/分を約3秒、800回/分を約1秒のサイクルで繰り返す強弱モードもある。最大振動回数は、筆者が所有する2台のマッサージガンと遜色ない。実は、2800回以上の回数は自分には刺激が強すぎて、たいていは2000回前後で使っていた。振動回数が多いからリカバリー力もすごい、とは限らないと考えている。
小ぶりながらパワー抜群
ここからは実際に使ってみてのレポートとなる。家トレで腕立て伏せとスクワットをこなした後、腕と太ももに当てる。ひとまず振動回数は1600回に設定し、アタッチメントは平型のままとした。
小ぶりなボディとアタッチメントから、「ソフトな揉み心地?」と予想したが、他のマッサージガンと同等のパワーがあって驚く。接触面積は他機種より若干小さいため、皮膚の上を左右にストロークさせる回数も若干増えるが、まあ誤差の範囲である。説明書に記載はないが、強めに押しつけると自動的に振動回数が増える機能もある(他機種では標準の機能)。マックスの2800回は、やはり自分にはパワーがありすぎるが、強弱モードは緩急あって意外に心地よい。
次は円錐型に替えて、同様に使ってみる。この形状は、筆者が所有するマッサージガンにはなく、刺激は予想しがたい。やってみると、より深い部位にアプローチする感じで、これもなかなか。左右にストロークするより、筋肉疲労の大きいところに重点的に当てるのがよさそうに感じた。
その後、何日か使ってみたが、「1万円前後のマッサージガンに負けていないのでは」という印象を持った。もちろんアタッチメントの豊富さや重量感(振動が逃げにくくなる)では、高価格機種に及ばない。それでも、「ジムで毎日鍛えてリカバリーにはこだわりがある」といったニーズがない限り、本製品で十分な効果を得られると思う。特にこれからマッサージガンデビューを考えている方、外出先でもケアしたい方にはおすすめしたい。
なお、「どこでもボディケアガンプチ」は、一部ニトリ店舗とニトリネットにて販売されている。
・ニトリ公式サイト(商品ページ)
※本製品は医療機器ではない。
文/鈴木拓也
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