筆者が住む関西の夏は、6月下旬で35℃になった昨年とは打って変わって、立ち上がりはゆっくり。梅雨が長引き、過ごしやすい日が続いたが、ついに30度を超え始めた。あとは9月いっぱいまで、激暑に見舞われることだろう。
昨年の経験から、暑さへの備えは必須。いくつか策を取っているが、その一つがハンディファンの導入だ。このジャンルは、多くのメーカーから数々の製品が出ていて、選択肢は限りがない。ただ、扇風機を小さくしたような一般的なタイプだと、ややパワー不足だし、男性の自分が使うにはちょっと恥ずかしい。むしろ、少々ごつくてハイパワーなのが望ましい……という観点で目に留まったのが、ニトリが4月末に発売した「強風冷却プレートペルチェハンディファン」だ。
風量100段階&冷却プレート付き
ネーミングからして頼もしい印象だが、そのとおりで、風量は100段階、かつ今はやりの冷却プレートも装備されている。この冷却プレートは、電気を流すと冷たくなるペルチェ素子の性質を応用したもの。物理的に温度が下がるので、ピンポイントで冷やすのに有効だ。ファンは、扇風機タイプに比べて小さく、やはりピンポイントで風を当てる仕様。サイズについては、高さは約15cm、ファンの部分の幅は6cmで、このタイプとしては標準的。自重は210gで、高スペックのスマホと同程度である。
電源は内蔵のリチウムイオン電池で、容量は4000mAhもある。そのため、満充電だと最大風量でも約2時間の連続使用に耐える(最小風量だと8時間)。他方、冷却プレートはかなり電気を消費するが、スペック表には「1時間(風量「100」表示、冷却プレート使用時)」とある。もっとも、冷却プレートは長時間肌に当てるものでもないので、そこは神経質になる必要はなさそうだ。充電用の約60cmのUSBコードも付属している(DC5V 2Aのアダプター対応)。ほかにストラップとスタンドがあり、スタンドに立てておけば最大風量でも動いたり倒れたりしない。
低段階でもパワフルな送風
さっそく、梅雨明けの蒸し暑い日に出かけ、本製品の威力を確認してみた。
操作方法はごくシンプルで、スイッチボタンを2度押しすれば作動。上のディスプレイにバッテリー残量が一瞬表示され、ついで「01」とデフォルトの風量で送風が始まる。さらに押し続ければ風量が増していく。その左のボタンがペルチェ作動だ。仕様上、ペルチェのみは作動できず、必ず送風とワンセットとなる。
意外だったのは、「01」の微風でも結構な風量であること。気温20℃台半ばなら、これでいいくらい。もう少し気温が上がっても「40」くらいでOK。もちろん適切と感じる風量は個人差があるし、日差しや着衣によっても変わってくるが、なかなかのパワーだと思う。
昼になって30℃に差し掛かった時点で「80」に上げた。ここで一番確認したかったのは、作動音と風切り音。風量が増すにつれ、わずかずつ音は大きくなるが、「70」台までは静音と言っていいくらい。「80」あたりから少々気になるノイズ感になるが、それは室内のような、静かな環境下での話。街の喧騒では気にならず、そばに人がいるときだけ配慮すればよさそう。
30℃を超えると送風だけでは物足りなくなり、時折ペルチェを作動させる。丸い冷却プレートの直径は約3cmなので、効率的に涼を得るには、首筋や手首といった太い血管が走る箇所がベスト。冷却プレートの温度は調節できないが、これだけでも結構暑さをしのげる。猛暑日(35℃~)や酷暑日(40℃~)となれば厳しいと思うが、他の暑さ対策グッズの併用で、今年の夏も乗り越えられそうと実感した。価格も3990円と、日本ブランドとしてはリーズナブルなので、おすすめポイントは高い。通勤、アウトドア活動、スポーツ観戦などで活用してみてはいかがだろうか。
なお、「どこでもボディケアガンプチ」は、一部ニトリ店舗とニトリネットにて販売されている。
文/鈴木拓也
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