最近は折りたたみ傘の進化が著しく、毎年のように革新的な新モデルが発売されている。
今回紹介するものもその一つ、KONCIWAブランドの新作「MFU1S AIR」だ
超軽量かつコンパクト
本製品は、昨年発売の「瞬時にきれいにたためる」折りたたみ傘の後継モデル。先代モデルは、独自の形状記憶テクノロジーにより、「5秒」で折りたためる利便性が好評を博した。
そして、今年4月に登場した本製品は、形状記憶の機能はそのままに、さらなる軽量化とコンパクト化を目指したもの。実際、自重は約200gとスマホ並みの軽さ。収納時のボリュームも小さくなっている。
軽さの秘密は、東レのカーボンファイバーを骨格に採用した点にある。このおかげで、一般的な傘と比べて骨格が30%軽くなり、かつ100%(倍)の強度がはかられている。強度については、グラスファイバーと比較しても30%の強化。華奢に見えても、強風で曲がることはそうそうない。さらに、傘を開いたときに石突(先端部)のあたりに重心が寄らないよう、持ち手と先端の重量バランスを最適化し、より軽く感じる設計としている。
コンパクト化は、傘布に「550T高密度素材」を用いたことにより実現した。この素材は、極細にして密度の高い繊維として知られ、極薄の傘布に仕上げたことで、たたんだ際の直径は4cmに抑えることに成功している。極薄といっても強靭さは保たれ、耐摩耗性と引き裂き耐性に優れている。
もう1つの大きなセールスポイントは、特許技術を応用した「1秒収納」。迷わずに正しい折り目に誘導され、たたむのが楽だし、できあがりもきれい。
もちろん、自動開閉機能はデフォルト。持ち手のボタンを押せば開き、再度押せば閉じる。閉じた後は、シャフトを手で縮める必要はあるが、不意に手を離してしまっても、勢いよく逆戻りしない防止機構が備わっている。
雨滴が残らない圧倒的な撥水性能
本製品のもう1つの大きな特徴が撥水性能だ。最高等級(5級)の撥水度を誇り、大雨でも傘布に雨水が浸透することはなく、さっと振るだけで雨滴が落ちる。
これについては、雨が降りしきる環境で確認してみた。20分ほど雨にさらしてから、傘を閉じ、軽く一振りした時点で、傘布上の雨滴はほぼ全部落ちていた。別メーカーの(それなりの撥水力を謳った)傘だと、雨滴は全体的に残っていたので、その差は歴然。
撥水力は、傘をさしている間はあまり関係ないが、使い終わってカバンにしまう際、拭き取る作業が省けるというメリットがある。
またこの傘布は、100%遮光、100%UVカットの仕様で、傘下では最大で20℃減の遮熱効果がある。これからの真夏に備え、日傘としても携帯しておくといいだろう。
親骨の長さは50cmと、折りたたみ傘の標準サイズなので、大雨ではいささか力不足となるが、そこは通常の傘との使い分けで対処したい。
ひととおり使ってみて、本製品は、折りたたみ傘のイノベーションの一つの到達点と評価できる。5980円という価格に見合う良品としておすすめしたい。
・KONCIWA公式サイト(商品ページ)
※Amazon店、楽天市場店等でも販売中。
文/鈴木拓也
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