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あなたは大丈夫?葬儀に参列して「マナーを知らずに恥をかいたことがある」人の割合は…

2026.07.01

核家族化や都市部への人口集中が進む中、葬儀に触れる機会そのものが少ないまま過ごす人が増えている。かつては家族や親族の中で自然と共有されていた葬儀マナーも、現在では「誰に聞けばよいかわからない」知識になりつつある。一方で、インターネットやSNSの普及により、必要な情報を自分で調べる行動が一般化した。

こうした環境変化を背景に燦ホールディングスはこのほど、30代から60代の男女1,000名を対象に「葬儀のマナー」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。

葬儀マナーに不安を感じる人は7割以上

「葬儀に参列する際、葬儀マナーについて不安を感じるか」を尋ねたところ、「常に不安を感じる」が29.1%、「たまに不安を感じる」が42.6%となり、約7割が不安を感じていることがわかった。

葬儀は日常的に経験する機会が多いものではなく、さらに家族葬など形式の多様化も進んでいることから、判断に迷う場面が生じやすいことが背景にあると考えられる。そのため、多くの人が一定の不安を抱えながら参列している実態がうかがえる結果となった。

Q1で「不安を感じる」と回答した人に特に「迷う」「自信がない」と感じるポイントを問う設問では、「焼香の作法・回数」(57.6%)が最多となり、以下「お悔やみの言葉(挨拶)」(53.7%)、「香典(金額・表書き・袱紗(ふくさ)の包み方)」(52.7%)が続く結果となった。また「服装(靴・バッグ等を含む)」も41.0%と約4割を超えている。

葬儀は「間違えてはいけない」と感じやすい場面である一方、作法や言葉、金銭(香典)、身だしなみといった「事前の知識の有無が、不安に直結する項目その場で判断が求められる項目」に迷いが集中している実態がうかがえる。

実際の葬儀で「マナーを知らずに恥をかいた」経験者は15.0%

実際にこれまでに葬儀の場で、「マナーを知らずに恥をかいた」「失敗した」と思った経験があるかどうかについて問うと「ない」と回答した人が85.0%の一方で、15.0%の人は「ある」と回答した。

Q3にて恥ずかしかった経験や失敗した経験が「ある」と回答した人に「具体的な場面」を聞いたところ、「焼香(作法がわからずドギマギしたなど)」(46.0%)が最多となり、以下「服装」(33.3%)、「香典・袱紗(ふくさ)」(30.9%)が続く結果となった。

また具体的には、「焼香のやり方がわからず、前の方のやり方をみてもよく見えず、自分の番になってどぎまぎした」、「若い頃は喪服で黒ストッキングということを知らず、普通のストッキングで参列してしまった」、「受付をしてから香典を渡すタイミングがわからなかった」、「喪主へのあいさつがうまくできなかった」などの内容が挙げられた。

葬儀マナーとして不安に感じている内容でも上位だった項目が実際の「失敗」「恥をかく」につながっていることが示唆される。

葬儀マナーについての情報収集の主流は「ネット検索」という回答が約7割

葬儀マナーを調べる際の情報収集先ついて聞いたところ、「インターネット検索(Google/Yahoo!な ど)」が69.4%で最多となった。次いで「親・親族に聞く」が39.7%、「友人・知人に聞く」が19.1%という結果となった。

また、地域特有の葬儀のしきたりやマナーを、親や親族、年長者から自然に学ぶ機会は減っていると感じるかと聞いたところ、8割以上が減っていると回答している。内訳としては、「非常にそう感じる」が35.3%、「ややそう感じる」が45.4%となり、かつては冠婚葬祭を通じて自然と身についていた地域独自の慣習やマナーだが、現代においてはその機会が大幅に減少していると捉える人が大多数を占める結果となった。

この結果から、葬儀マナーの情報収集は「身近な人に聞く」だけではなく、個人がネットで調べて補う行動が主流化している実態が見えてくる。一方で、検索結果は情報量が多く、宗派・地域差・式場の運用などによっても対応が変わり得るため、参列者が「自分のケースに合う情報」を見極める難しさもあると考えられる。

さらに、「地域によってマナーや風習が異なる中、ネットの情報だけでなく、その地域の事情に詳しい専門家(葬儀社など)に事前に相談できる窓口があれば利用したいか」を尋ねたところ、「ぜひ利用したい(安心だと思う)」(10.2%)、「機会があれば利用したい」(47.9%)と、合わせて約6割が専門家の相談窓口の利用に前向きであることがわかった。

この結果から、葬儀マナーの情報収集はインターネットが主流である一方、地域差や個別事情を踏まえた「正確さ」「安心感」を求めて、専門家に相談したいと考える人が過半数を占めていることが明らかになった。

インターネットは、気軽に情報が手に入り、わからない情報をすぐに調べることができるという利点はあるが、情報量が多いため、不安を感じた際には気軽に専門家や葬儀会社に聞いてみることも一つの解決策として捉えることも良いかもしれない。

このように情報収集の手段がデジタルへ移行しているものの、本調査では依然として7割を超える人が葬儀マナーに不安を感じていることが明らかになっている。不安の対象は「焼香」「お悔やみの言葉」「香典」といった、その場での正解が分かりづらく、間違えると恥ずかしさや後悔につながりやすい項目に集中しており、実際に15.0%が「葬儀で恥をかいた経験がある」と回答しているのが現状だ。

インターネット上に情報があふれる現代だからこそ、「自分の状況や地域のしきたりに合った正確な情報かどうか判断しづらい」という新たな課題が生じており、今回の調査でも約6割の人が専門家による「事前に相談できる窓口」の利用を希望している。

もはや葬儀マナーは「知っていて当たり前の常識」ではなく、「事前に確認・相談したい不安領域」へと変化していると言える。今後は、参列者が安心して最後のお別れに専念できるよう、個別の状況に寄り添った信頼できる情報提供や、気軽に相談できる機会の重要性がより一層高まっていくことが示唆される。

<「葬儀マナーに関する意識調査」概要>
調査期間:2026年1月9日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象者:全国の30歳~69歳の男女
回答者数:1,000名(30代~60代の男性・女性各125名)
調査主管:燦ホールディングス株式会社
※グラフ中の回答割合は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがある

出典元:燦ホールディングス「葬儀マナーに関する意識調査」より引用

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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