もはや〝夏の季語〟と化した感すらあるハンディファンだが、そのマーケットが風雲急を告げている。なぜなら満を持して大手3社が参入。しかもハイスペック、ハイプライスゾーンへの挑戦だというのだから、とりわけガジェットこだわり層には聞き捨てがならない。そこで昨今のニーズを探るべく、ビックカメラ有楽町店を取材した。
所有欲も満たすハイスペックハンディファン
「お客様が気になさるポイントとして、まずは風量。また、手持ちで使用するギアだけに軽量性を重視する方もいらっしゃいます」とは同店地下1階季節家電コーナー担当の梶川拳吾販売員。続けて「ハンディファン購入者の割合は、有楽町という土地柄もありますが、個人的な肌感としては男女比で、4:6〜3:7でしょうか。女性は総じて年代が幅広く、男性だと特に夏でもスーツ着用で仕事される方からの関心が高いようです」と話す。
ビックカメラでは今年2月より「ビックアイデア」というPBを始動しており、手のひらに収まる超小型ハンディファンを開発、販売も好調に推移しているという。
中でも今年のトレンドをけん引するのが、右で紹介する3社のハンディファン。シャークニンジャ、ダイソンは円筒型、シャープは見慣れた団扇型。風量はいずれも十分満足いくレベルだが、駆動時の静かさはシャープが際立ち、静かなオフィスで使うなら最有力候補に。独自のツイストスタイルで様々なアクセサリーを用意するシャークニンジャ、直径わずか38mmとスマートながらブースト時最大25m/秒の風量を誇るダイソンも魅力的なニューカマーだ。
シャープの「ハンディファンの所有・使用状況調査」によれば、ユーザーは2018年頃の「20代女性中心」から「全世代」へ、使用シーンも屋内/屋外問わず広がる傾向があるそう。
蒸し暑い日本の夏。爽快感をもたらし、所有欲をも満たすハイスペックハンディファンは、君の夏時間に新たな風を届けるに違いない。

1台3役&個性派デザイン
送風機能のみならず-9℃の冷却もお任せ
シャークニンジャ『Shark ChillPill パーソナルクーリングファン』
2万2000円 ※専用アクセサリー別途

10段階に風量調整できる「送風機能」、ペルチェ効果で瞬間冷却する「冷却プレート」、気化熱効果で涼をよぶ「クーリングミスト」というガジェット好きにはたまらないトリプル機能付き。最大11時間のスタミナも魅力。
【SPEC】サイズ/W85×D46×H102〜113mm、約240〜285g 風量設定/10段階 送風駆動時間/最大約11時間 カラー展開/6色

冷却プレートは、皮膚温度を最大-9℃降下させ、マジ冷え! ボディが回転するデザインで持ち方自在なのもうれしい。
スマート&スタイリッシュ
最大風量25m/秒!手のひらの風神様
ダイソン『Dyson HushJet Mini Cool ファン』
オープン価格(実勢価格約1万7600円)

直径約38mmながらブラシレスモーターでブースト時最大風量25m/秒を達成。運転音の周波数やうなり音の発生にも配慮がなされ、デザインの統一感あるネックストラップでハンズフリー使用も◎。
【SPEC】サイズ/W38×D38×H180mm、約212g 風量設定/5段階 送風駆動時間/最大約6時間 カラー展開/3色

ノズル部は360°の風向調節が可能で手持ち、つり下げに対応。運転音はあるがパワフルさと快適さを両立した音質だ。
大風量&においケア
約30時間連続運転と驚くべき静けさを両立
シャープ『プラズマクラスターオウルフローハンディファン』
オープン価格(実勢価格約9900円)

プラズマクラスターにより汗臭、ミドル脂臭を消臭する効果も。本体約200gは今回の最軽量で、手持ちでの負担も少ない。バッテリ―単体で取り出して廃棄もでき、安心・安全だ。
【SPEC】サイズ/W77×D54×H183mm、約200g 風量設定/4段階 送風駆動時間/最大約30時間 カラー展開/2色

フクロウの翼形状を取り入れたファンでやさしい運転音と大風量を両立。風量に強弱のつく「リズム」運転が超快適!
取材・文/前田賢紀 撮影/杉原賢紀 編集/原口りう子
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2026年5月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。




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