自動運転技術のリーディングカンパニーであるWaymo LLC(本社:米国カリフォルニア 州)は、2026年6月24日(米国時間)、同社の自動運転システム「Waymo Driver」の安全性能に関する最新の分析結果を発表した。
本稿では同社リリースをベースに、その概要をお伝えする。
人間のドライバーなら約250人分以上の生涯運転距離を完全自動運転で走行
Waymoは「世界で最も信頼されるドライバーになること」を使命に掲げ、すべての人がよ り安全で自由に移動できる世界の実現を目指している。
今回の分析対象となった完全自動運転の走行距離は3億5000万kmを達成した。これは、人間のドライバー約250人分以上の生涯運転距離に相当するものだ。
また、サンフランシスコ・ベイエリアにおけるサービスエリアの統合に加え、今回初めてアトランタが分析対象に追加された。アトランタでは870万km以上の完全自動運転走行を通じて、エアバッグ作動事故を94%、負傷事故を86%削減。より複雑な運用環境においても高い安全性能を維持していることが確認された。
人間の運転と比較して、歩行者が巻き込まれる負傷事故が93%少なく、自転車や自動二輪車の運転者が巻き込まれる事故が84%少ないという結果を記録している。
■Waymo Driverの走行距離が増加することで安全上の効果はさらに拡大
Waymoは現在、毎週600万km以上を完全自動運転で走行している。この走行は、推定で8日ごとに1回の重傷以上の衝突事故減少に繋がり、毎週およそ6回のエアバッグ 作動事故と、13回の負傷事故の減少に相当するという。
これまでの走行実績を通じて蓄積された安全上の効果として、同社では人間が同じ地域で同じ距離を運転した場合と比較すると、重傷または 死亡につながる衝突事故を推定で47件、エアバッグが作動する衝突事故を305件、何らかの負傷を伴う衝突事故を707件、それぞれ回避したと考えられると説明している。
UMTRI(※)の研究教授であるCarol Flannagan氏は、今回の研究発表に際して次のように述べている。
「Waymoは、事故発生率において人間のドライバーと直接比較を行うのに十分な走行距離 に達しました。複数の地域で結果に一貫性が見られることは、この結論の信頼性を裏付けています。また、人間とWaymo車両はデータソースが異なるため、同等の条件で比較を行なうことは容易ではありませんが、この分析手法はこの課題に細かく配慮しています。交差点における詳細な結果は、特に前向きなものです。交差点は、とりわけ交通弱者にとって依然として安全上の重大な課題となっているからです」
※ University of Michigan Transportation Research Institute(ミシガン大学交通研究所)
◎分析結果の詳細なデータ、および測定方法はこちらから。https://waymo.com/safety/impact/
構成/清水眞希







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