アドベンチャーバイクの醍醐味であるオフロード走行。しかし、帰宅後の泥汚れ問題はライダーにとって大きな負担である。そこで導入したのが、SPICERRブランドの「ポケッタブル高圧洗浄機 SWU-201」と「ジャンボジェットファン SJJ-101」だ。ペットボトル給水に対応した高い機動力で場所を選ばず泥を一掃し、強力な送風で細部の水分を弾き飛ばす。今回は、愛車BMW R1300GSを使い、このタッグがガレージライフをどう変えるのかを徹底検証する。
充電式で使う場所を選ばない
汚れたバイクをどうやって綺麗にするか。カンタンなのはコイン洗車場にある高圧洗浄機を使う方法だ。気持ちよく泥を落とせるのだが、クルマ用だと水圧が強すぎてバイクの電装系がダメージを受ける心配がある。そして24時間営業のコイン洗車場が都内には数えるほどしかないのも問題だ。
では自宅のガレージで洗車しようと思い、あの黄色い高圧洗浄機を購入したのだが、拙宅のガレージには電気も水道もない。ドラム式の延長コードに蛇口と直結するための延長ホースも用意した。初回は張り切ってやったのだが、だんだんと準備が面倒になってきた。次に考えたのが小型、静音、コードレスのポケッタブル高圧洗浄機である。B+COMでお馴染みのサインハウスが主にバイク用の製品を展開するブランドSPICERR(スペイサー)「SWU-201」実勢価格約1万2900円。充電式なのでコードレスで使え、電源の心配がいらない。給水はバケツまたはペットボトルからおこなえる。そして、水圧が強すぎないのもポイントだ。これとペアで使うのがジャンボジェットファンだ。こちらも充電式で想像以上のパワーで送風できるため、バイクに付いた水滴を吹き飛ばして乾燥を助けられると期待した。
「SWU-201」は小型軽量で水道不要
「SWU-201」は本体重量800gと軽く、充電時間約3時間で、フルパワーで14分、弱運転で30分使用できる。作動音は70dBと一般的な高圧洗浄機より静かだ。本機以外に洗車に必要なのは、USB-A端子対応の充電器と、水を入れるためのバケツ、カーシャンプーにブラシ類など普段の洗車に使っているグッズがあれば完璧だ。
2Lペットボトルでピンポイント洗浄
気になるのは、2Lペットボトルでどれぐらい洗車できるのか。これが水勢とノズル形状によっても異なるが、強で連射すると1~2分しか持たない。バイクならシートだけ、またはオフロードブーツの洗浄が目安だ。ホースレスなので機動性が高そうだが、2Lをぶら下げているため実際はかなり重い。ペットボトルはモバイル用と割り切り、自宅で洗車する場合はバケツから給水するのが実用的だろう。10Lのバケツを使った場合、1杯半でオフロード走行後のBMW R1300GSを洗車できた。
水勢は強で、ノズル0°で噴射するとかなり強烈な勢いで水が噴射されオフロードタイヤに詰まった泥もかき落とせた。汚れがひどくない部分は20°傾斜を使って広い面積をカバー、浮かび上がった汚れを流すならシャワーを使えば電力を節約できる。カーシャンプーも使って洗車した場合でも、電池切れの心配はなく、バケツの水が先になくなった。バイクの洗車の基本は前から後ろへ、上から水をかける。本機は強でも1Mpaと比較的水圧が弱いため、このセオリーを気にせずに汚れを集中的に洗浄できるのだ。特に前後タイヤとホイール周り、前後フェンダーの裏側などがキレイになった。大型の製品と比較するとパワーは弱めだが、時間を掛ければ、ほとんどの汚れは落とせる。ダメな部分はブラシかタワシを使って汚れを落としてから流した。
高圧洗浄機導入前と比較すると、洗車時間は圧倒的に短くなり、手が入りにくい部分の気になる汚れも落とせるようになった。本体は小型軽量なので折りたたみバケツと洗車セットを持参して、セルフ洗車場で思う存分洗車するにも適していると思った。
最大風速70m/sで水滴を一掃!
ジャンボジェットファン「SJJ-101」実勢価格約1万9800円は屋外で広範囲ハイパワーを発揮する。洗車後の乾燥、車上の雪飛ばし、落ち葉の吹き飛ばしなどに適した最強モデルだ。使用時間は弱60分、強10分、充電時間は約3時間。サイズは大きめで高さ238mmも、太めのグリップを握ると約730gの重さが手に伝わる。その風力は充電式とは思えない程パワフルで屋内で強モードを使う機会はほとんどなかった。中モードを選んでも充分な風力が得られ、薄型テレビの裏側の配線に溜まったホコリを一掃できた。
一方屋外では圧倒的な風圧と風量で洗車後のバイクに付いた水滴をみるみるうちに飛ばしていく。シート、タンク、ホイール、エンジン周りなど。強では10分間しか使えないと思っていたが、バッテリーがなくなる前にマシン全体を乾燥できた。さすがバイク&クルマ対応の製品だけあって、音が大きいという以外にこれと言った弱点はなかった。
関連情報
https://sygnhouse.jp/products/spicerr_top/
写真・文/ゴン川野







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