私たちの身の回りにあるスチール製品において、避けられない「赤錆び」。自転車・手すり・工具・刃物など、気づけばどこにでも発生してしまう厄介な存在です。
そんな錆びを、誰でも簡単に落とせるとしたら…嬉しいですよね。
今回は、まるで魔法のように赤錆びを落とせるという話題のアイテム『サビ取り職人』を実際に使って、その実力を検証してみました!
気になる「赤錆び」問題
梅雨や夏のジメジメした季節に気になるのが、スチール製品にポツポツと浮く赤錆び。屋外保管のものはもちろん、よく見ると室内に置いていたものが錆びていることまであります。
また、3台のバイクを所有する筆者にとって、メッキパーツの錆びは深刻な問題。せっかくの愛車が汚れて見えてしまうため、できる限り避けたいものです。
──そんな時に見つけたのが、株式会社 允・セサミの『技職人魂 サビ取り職人』。
もともと賃貸物件の原状回復を専門とするハウスクリーニング企業が、現場で使うために開発したアイテム。「錆びている部分にかけて軽くこするだけで簡単に錆びが落ちる」とのことですが、本当にそんなに上手くいくのでしょうか?
『サビ取り職人』で錆び汚れが簡単に落ちた!
『サビ取り職人』は家庭用から業務用まで3サイズが展開され、今回は少量サイズの100ml入り(税込定価1100円)を用意しました。
従来の酸性の錆び取り剤とは異なり、サビ取り職人は中性。化学反応で酸化鉄から酸素を取り除いて還元することで、赤錆びを落とす仕組みなのだそう。果たしてその実力はどれほどのものなのか、実際にいろんなもので試してみることにしました。
まずはベランダの床でお試ししてみましょう。
スチール製品から移ってこびりついてしまった床の錆び汚れ。こすってもなかなか落ちず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
汚れの上にサビ取り職人をかけると…無色透明だった液体が、数秒で濃い紫色へと変化し始めました。
全体が紫色になったところで水をかけて洗い流しました。
すると…本当に魔法みたい! あんなにしつこかった汚れがあっという間にスッキリ。
程度によってはスポンジやブラシでこする必要があるのですが、今回は軽い汚れだったため、水で流すだけで十分でした。反応中に硫黄のような臭いがしましたが、洗い流せば消える程度。室内で使用しても問題なく使えるレベルです。
『サビ取り職人』を刃物に使ってみた
続いて、錆びてしまったスチール製のニッパーに使ってみます。
スチール製品そのものということもあり、先ほどの床の汚れよりもしつこそうな錆び。
本当に落ちるのかと心配をしていたのですが、液をかけて紫色に変化したところでスポンジでこすると……
「スルッ」という音がしそうなほどに、ゴッソリと錆びが落ちました!ただし、表面が黒くなり光沢が失われたため、見た目を重視する場合はコンパウンドで磨いた方がよいかもしれません。
『サビ取り職人』を前髪クリップに使ってみた
小さなパーツの付いたスチール製品にも試してみましょう。錆びて汚くなってしまった前髪クリップにサビ取り職人を数滴垂らし、10秒ほど待って歯ブラシでこすります。
液が溜まりにくい形状のため、同じ作業を3回ほど繰り返しました。
すると、こちらも錆びで覆われていたパーツが銀色に復活!
樹脂部分も変色・変質せず、お気に入りのヘアクリップを再び使えるようになりました。
『サビ取り職人』をバイクに使ってみた
最後は筆者の愛車、ホンダ スーパーカブ90で検証してみましょう。メーカーに確認したところ、バイクのパーツにサビ取り職人を使用するのは問題ないということ。ただし、エンジン周辺や樹脂パーツへの付着は避けた方がよいそうです。
まずはエキゾーストパイプの周辺。凹凸ができるほどしっかりと錆びた箇所が点々とあり、磨くだけではキレイになりそうにもありません。
サビ取り職人を使用してみると…
表面に浮いていた錆びはキレイに落ちましたが、やはり深くまで浸食した箇所は手ごわい様子。数回の使用では完全に落としきることができませんでした。
続いてはセンタースタンド。使用前の様子がこちら。
全体的にしっかりと錆に覆われており、ちょっとやそっとでは太刀打ちできなさそうな状態です。
サビ取り職人の使用後は、こちら。
錆びの量や深さは改善されましたが、全体的にまだまだ残っている状態。やはり、根深い錆びを完全に落としきるには根気が必要なようです。
サビ取り職人は磨くよりも手軽で効果もありますが、バイクのように大きなスチールパーツに使用する場合、100mlの家庭用サイズでは量が足りないようです。車体全体の錆びをしっかり落としたい方は、あらかじめ数本用意しておくと安心ですね。
サビ取り職人の注意点
テクニック不要で簡単に錆びを落とせたサビ取り職人ですが、ふたつだけ注意すべきポイントがありました。それは、
・使用後にしっかりと大量の水で洗い流すこと
・吸水性のある素材には使用しないこと
というのも、錆びと反応した紫色の液体をそのまま放置すると、再び酸素と結合して錆びへと戻ってしまうのです。これはスチールそのものだけでなく、液が付着した箇所にも同じことが起こります。
そのため吸水性のある素材に液が付着すると、染み込んだところが茶色いシミになってしまう可能性があるのです。
サビ取り職人を使用する際は、使う箇所やその周辺の素材を確認し、最後はしっかりと水をかけて洗い流すように気を付けてくださいね。
手軽で実用的な錆び対策にどうぞ!
誰でも簡単に錆びを落とせる便利アイテム『サビ取り職人』。中性なので手荒れもしにくく、屋外でも室内でも使用しやすい点が魅力でした。
身の回りの錆び取りはもちろん、バイクや自転車のメンテナンス、賃貸物件の退去時の掃除など、幅広く活躍してくれそうですよ!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.







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