「夢の国ディズニーランドが大好き! 応援したい! と思えば、毎週3000円で1株ずつオリエンタルランドの株を買うという方法もある」——そう語るのは、旅する投資家・藤川里絵さんだ。
2026年4月23日、小学館より著書『知識ゼロでも週3000円の投資で100万円が勝手に貯まる本』が発売された。
「投資は怖い」「数字が苦手」「まとまったお金がない」。そんな言葉を胸に抱えたまま、投資から距離を置き続けてきた人こそ、手に取ってほしい一冊だ。
「値段を気にせずサイゼリヤで食べる」が夢だった投資家
著者の藤川さんは、もともと投資とは無縁の人生を送っていた。
リーマンショックのあおりを受け、当時結婚していた夫の事業が倒産の危機に。新築タワーマンションを売り、築40年超のアパートへ引っ越しを余儀なくされた。当時の夢は「値段を気にせずサイゼリヤでごはんを食べる」こと。それほどお金に困っていたのだと、本書の冒頭で率直に明かしている。
そんな状況から2010年に株式投資を開始。試行錯誤を重ね、おもに『会社四季報』を活用した投資法で5年間で自己資金を10倍に増やすことに成功した。
そして2025年、55歳でファーストクラスによる40日間の世界一周ひとり旅を実現。総額300万円超の旅だ。現在は「旅する投資家」として、投資と人生を楽しむスタイルを発信している。

「数字オンチを自負するわたしにできたことが、ほかの誰かにはできない、とはまったく思いません。なぜなら、わたしの投資法は極めてシンプルで、再現性があるからです」
本書の核心はここにある。
「推し活」感覚で始める、週3000円の投資術
本書が提案するのは、週3000円(月1万2000円程度)から始める〝ゆる投資〟だ。
難解な金融知識も、大きな元手も不要。推しのアーティストを応援するように、好きな企業の株を1株から買う——そんな感覚から投資をスタートできる。
本書のロードマップはシンプルな4ステップで構成されている。

STEP1:新NISAの「つみたて投資枠」に月2〜3万円をセットし、自動操縦で資産の土台を作る。
STEP2:慣れてきたら週3000円で「推し株」を1株から購入し、個別株投資に踏み出す。
STEP3:個別株で得た利益を次の投資に回し、雪だるま式に資金を膨らませる。
STEP4:積立の「コツコツ」と個別株の「ワクワク」が合わさり、1年半〜3年で100万円を突破する。
「まずは積立投資で資産の土台を作ることが必要。はしょってはいけない大事なプロセスです」と藤川さんは言う。一方で、個別株投資は「たまらなく楽しい!」とも。この2つを組み合わせた〝欲張り投資術〟こそ、本書の真髄だ。
「損切りできない人」に贈るメッセージ
本書では投資の知識だけでなく、投資家の〝心のクセ〟についても丁寧に解説している。
株価が下がった時、つい「長期投資だから」と言い訳して売れなくなる。優待目的で持ち続け、気づけば大損している。藤川さんが「NGあるある」として挙げるこれらのパターンは、多くの投資初心者が陥りがちな落とし穴だ。
「損切り上手は株上手」——この言葉が本書の中で繰り返される。
株式投資で成功している人は、例外なく損切りができる人だと著者は断言する。負けの回数が多くても、大きく勝てばトータルでプラスになる。その〝損小利大〟の発想を身につけることが、長く投資を楽しむための鍵だと説く。
『会社四季報』で見つける、お宝株の探し方
本書が特に力を入れているのが、『会社四季報』を使った銘柄発掘だ。
ドラマや映画を1.5倍速で観る時代に、分厚い四季報を読むのはタイパが悪い——そう感じる人もいるだろう。しかし著者はこう言い切る。「ほかの人が気づかないお宝株の種が、四季報にはたくさん埋まっている」と。
洋服のホックで世界シェアナンバーワンの会社・モリト(9837)。かがまずに履けるスパットシューズで急成長したチヨダ(8185)。こうしたニッチトップ企業は、スクリーニングや検索では発見できず、四季報を丁寧に読んだ人だけが気づけるのだと著者は説明する。
さらに本書では、著者が発見・命名し四季報編集部公認となった「月足ぴょこ投資法」も紹介している。突然ぴょこっと頭角を現した陽線を探すだけという、初心者でも実践できるシンプルな手法だ。
「お金は使ってなんぼ!」投資の先にある豊かさとは?
投資の目的はお金を増やすことだけではない。本書が一貫して伝えているのは、投資は「人生を楽しむためにするもの」だという視点だ。
「星付きレストランでの食事」「ラグジュアリーホテルへの宿泊」「推し活ライブ巡礼」「ビジネスクラスでの旅行」——投資で得たお金をこうした経験に使うことを、著者は惜しみなく勧める。
「お金は使ってなんぼ」「死ぬ時は資産ゼロで死になさい」——こうした言葉も本書の随所に登場する。貯め込むだけの投資ではなく、今の自分も老後の自分も豊かにする〝欲張り投資スタイル〟が、本書の根底に流れる哲学だ。

章の合間には、著者が「旅する投資家」になるまでの軌跡を描いたコミックエッセイも収録されている。ロンドン、パリ、ニース、アテネ、リスボン、バルセロナ、ニューヨーク……旅先でも株をチェックし、売買を続けた40日間の記録は、投資と旅の相性の良さを体感させてくれる。
「旅する前は、まったく思ってもいなかったアイデアが、旅の途中でふと降りてきました。それは55歳からの人生を『旅する投資家』として生きる! というビジョンです」と藤川さんは語る。
さあ、週3000円から始めよう!
本書は証券口座の開設方法から、NISAの仕組み、個別株の買い方・売り方、株ノートのつけ方、バランスシートによる資産管理まで、スマホ一台で完結する実践的な情報をギュッと詰め込んでいる。
「10年後、株式投資を始めた自分に『グッジョ!』と親指を立てる人がどれくらいいるか、想像しただけでニヤリと顔が緩みます」——著者のこの言葉が、本書全体のトーンを象徴している。
数字オンチでも、お金がなくても、投資経験がゼロでも大丈夫。週3000円という小さな一歩が、数年後の自分の景色をがらりと変えるかもしれない。
まずは本書を手に取ることから始めてみてはどうだろう。
推し株の見つけ方がもっと学べる!藤川里絵さんの新刊発売中!!

著者:藤川里絵
価格:1760円(税込)
発売日:2026年4月23日




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