いくつものタイプや製品が存在するAI翻訳機。日本語に堪能な外国人の目線で使ってもらい、タイプごとの使い勝手や、おすすめの用途を提案してもらった。

インフルエンサー ポーちゃん
錦糸町を愛する中国人(広東省出身)。お笑いコンビ「チャイニーズ☆チャイ」としても活動している。YouTubeチャンネル『マイティー・ポー【中国人アル】』は登録者数31万人以上。

シンガーソングライター ヤナさん
「やないも。」として活動しているオーストリア人シンガーソングライター。作詞作曲から、編曲、レコーディングまで全て一人で手がける。YouTubeの『やなっちチャンネル』は登録者数17万人超。

スマホの翻訳アプリには ない利点がいっぱい
テラダ 日本語が堪能なおふたりですが、こういった翻訳ツールを使ったことはありますか?
ヤナ スマホの翻訳アプリならありますけど、こういった機器は初めてです。
ポーちゃん 『Rokid スマートAIグラス』は、前に試す機会があって、すごいと思いました。ただ、目が悪いから文字が読みにくい。
テラダ 補正用のレンズも使えますが、とりあえず眼鏡の上からかけてみてください。
ポーちゃん おー、これならよく見える!
テラダ ヤナさん、ドイツ語で何かポーちゃんに話しかけてみてください。
ヤナ Was wirst du heute zu Abend essen?
ポーちゃん 「今天想吃什么?(今夜は何食べたいですか?)」と表示された! 磯丸水産に行きたいです。めちゃくちゃもう海鮮食べたくてしゃあないです。
ヤナ あらかじめ相手の話す言語を設定しなくても、いろんな言語を自動認識できるのはすごいですね。何語かわからなくても使える。
「日本人と話したがっていた実家のおかんに使わせてあげたかったです」(ポーちゃん)

『デュアルスクリーンAI翻訳機』の会話翻訳機能は、事前に相手の言語を設定しなくても自動認識する。
テラダ ちなみに、『デュアルスクリーンAI翻訳機』と『Rokid スマートAIグラス』は、通信環境がない状態でも、基本的な翻訳機能を確保できます。
ヤナ 海外ではネットが繋がりにくい場所もあるので、それは安心ですね。
テラダ 今回は、3タイプの翻訳デバイスを試してもらいましたが、それぞれどんなシーンで役立つと思いました?
ポーちゃん この『デュアルスクリーンAI翻訳機』は、うちのおかんに使わせたかった。というのも、YouTubeの撮影で日本人のスタッフを連れて実家に帰ったんですよ。私は地元の友達と遊びに行きたいんですけど、そうなると、おかんと日本人のスタッフ2人だけになる。おかんは日本人の方と話したがっていたから、これがあればすごく助かった。
ヤナ 2画面あるので、飲食店など、海外のお客さんが来る場所で便利だと思います。
ポーちゃん 相手に手渡さなくても使えるのがいい。海外だと、そのまま盗まれちゃう可能性もあるからね。
ヤナ スマートグラスは、目の前の文字が翻訳できるので、街歩きに便利そう。欧米人は漢字が苦手だし、ヨーロッパにもいろいろな文字があるので、街の看板や案内が自分の国の言葉で読めるのはうれしいですね。
ポーちゃん AIにいろいろ質問できるし、未来な感じですよ。海外でわからない文化も調べられるし、ぼったくりも回避できるんじゃないかな(笑)。
「看板やメニューを翻訳してくれるスマートグラスは街歩きに便利そう」(ヤナさん)

『Rokid スマートAIグラス』には、着脱式の視力補正用レンズも用意されている。視力に応じて使いたい。
ヤナ イヤホンタイプは見た目の違和感がないので、日常生活で自然に使えそうですね。
ポーちゃん 海外に行ってホテルで現地で放送されているテレビ番組とかを見る時にも良さそう。
テラダ 外国語の勉強にも使えそうですか?
ヤナ いや、勉強には使わないほうがいいですね。
ポーちゃん そう、これに頼りゃいいじゃんってなっちゃうからね。日本に長く住んでても日本語が話せない外国人を増やしちゃうかも。
テラダ これがあったら、日本語を覚えようと思わなかった?
ポーちゃん どうかな、キャバ嬢とかを自分で直接口説きたいじゃないですか(笑)。

『Soundcore AeroFit 2 AI Assistant』はイヤホンなので、警戒されることなく翻訳が利用できる。
使用したツールはこの3モデル!
2画面が向かい合った対話で使いやすい
iFLYTEK『デュアルスクリーンAI翻訳機』
9万9800円

対面での会話に特化したAI翻訳デバイス。140以上の国・地域で利用可能な2年間のグローバルデータ通信を搭載し、海外渡航後すぐに使える。対応言語は143言語(うち17言語は電波環境のない環境でも使用可能)。

サブディスプレイを開き、向かい合わせに置くと、それぞれの画面に翻訳内容を表示する。

カメラで読み取った文字を翻訳する機能も搭載。63言語に対応しオフラインで利用可能。
ハンズフリーで文字と音声で翻訳
Rokid『Rokid スマートAIグラス』
8万9990円〜(Makuake先行販売)

内蔵マイクが音声を拾う「リアルタイム翻訳」や、カメラで撮影した文字を翻訳する「メニュー翻訳」機能を搭載したスマートグラス。対応言語は89以上で。オフライン翻訳は日本語を含む6言語に対応する。

ARスクリーンに翻訳された文章が表示されると同時に、耳元にも音声が流れる。
アプリとイヤホンで会話
Anker『Soundcore AeroFit 2 AI Assistant』
1万8990円

スマホアプリから翻訳機能が利用できるワイヤレスイヤホン。継続的に翻訳するのに適した「リスニング翻訳」と、アプリ画面を介して交互に発話する「対話翻訳」の2種類のモードを備える。
取材・文/小口 覺 撮影/大崎あゆみ 編集/寺田剛治
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2026年5月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。




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