耳で聞いた音声を、そのままAIに渡して活用できるイヤホンが続々登場。文字起こしや要約、翻訳に加えて、AIが次の一手まで授けてくれる注目の5製品をチェックする。

教えてくれた人 ライター・オータ
三度の飯と同じくらい、デジタルガジェットが大好物。AIにもガンガン課金して、仕事にプライベートにと活用している。

試した人 DIME副編集長・チバ
最近引っ越して通勤時間が激増。ガジェットの力で日々の負担を軽くしたいと思っている。議事録、文字起こし、大変ですよね。
レコーダーより手軽!翻訳機より自然
チバ イヤホンといっても、ここにあるのは音楽を楽しめるだけじゃない。どっちかというと、重要なのはマイクですかね?
オータ 音声をAIに解析させることでいろいろできる「イヤホン型のデバイス」ですからね。大きく分けると、録音→文字起こし→要約ができるものと、音声→翻訳→音声で聞けるものがあります。どっちもスマホのアプリから、クラウドのAIが利用できます。
チバ レコーダーや翻訳機と似てますけど、イヤホン型だと何がいいんですか?
オータ ウエアラブルなのがポイント。オンラインでもリアルでも、自分が聞いている音声をそのまま、AIに渡せるのが魅力です。翻訳結果も文字で追うより、耳で聞く方がスマートに会話できますし。
チバ でも翻訳はともかく、対面の会議で録音のためにイヤホンをしていたら、事情を知らない上司に怒られそうで怖いっす……。
オータ そういうときはケースでも録音ができるから大丈夫。オンライン会議はイヤホン、対面はケースと使い分けられます。さらにアプリでは、AIが会議の内容をマインドマップや図に整理してくれたりもする。音声認識の先の+αのAI機能が充実していて、中には会議の進め方や伝え方を助言してくれるものまでありますよ。
チバ え? AIにダメ出しされるの? でも最近の生成AIってコミュ力がすごいから、しっかり鍛えてもらえそうですね!

録音内容をもとに、次の行動をコーチ&バディAIがサポート
SB C&S『GLIDiC AI +u Buds』
2万9800円
録音、文字起こし&要約に加えて、AIが会議の進め方や伝え方までアドバイスしてくれる。文字起こしができる時間に応じて、無料のBasicほか、月額1980円のPro、4180円のUnlimitedのサブスクプランが選べる。

イヤホンの赤いボタンを押して、録音を開始。停止後に音声がスマホアプリに転送される。アプリ上でAIを使って、文字起こし、要約、さらにアドバイスを生成できる。

イヤホンのほか、ケースから着脱できる薄型のレコーダーが付属。録音時間はイヤホンが左右合計で約6時間、薄型レコーダーが約20時間。
会議でどう伝えればいいか、AIがアドバイスしてくれる!
改善点などを分析する「コーチ」と、伝え方を教えてくれる「バディ」の、2つの視点でAIがアドバイス。使うほどにパーソナライズされていくとのことなので、結構参考にできるかも。

オンライン会議もリアルも翻訳もこれひとつでOK!
Zenchord『Zenchord 1』
2万6980円
58言語対応のAI・議事録アプリ「Notta」と連携できるイヤホン。発言者を識別して文字起こしができるほか、AI翻訳、要約、AIとの会話による議事録の検索や、図の生成(下掲)などAIを使ってできることが多い。


ケースにもマイクが搭載されていて、イヤホンとあわせて6つのマイクで録音ができる。1回あたりの最大録音時間は5時間。

「Notta」アプリで、文字起こし、要約、翻訳まで自動化できる。無料プランほか、月額1980円のプレミアムプラン、4180円のビジネスプランがある。お得な年間プランもあり。
要約だけでなく、AIによる視覚化も簡単!
録音データをもとに、AIにいろいろ質問や指示ができるのが便利。会議の内容を図にまとめることもお手のもの。「Notion」など外部アプリとも連携でき、会議→資料作成が簡単!

要約からマインドマップ、To Doまで作成できる
viaim『viaim RecDot』
3万4800円

コンパクトなカナル型で、イヤホンとしての使い勝手も良好。アプリから文字起こしや要約をほかの人と簡単にシェアできる。文字起こしは月600分まで無料。Proプランは月額1500円~。

話者を自動識別して文字起こし、要約が可能議事録からマインドマップやToDoも作成できる。

ケースに収納した状態でも録音できる。イヤホンで最大9時間、ケース併用で最大36時間の連続使用が可能。
ディスプレイ搭載ケースで録音&AI要約が利用できる
アンカー・ジャパン『Soundcore Liberty 5 Pro Max』
3万6990円

独自のAIチップ「Thus」を搭載する、ノイズキャンセリング、LDAC&Dolby Atmos対応の本格イヤホン。ケースにはAIボイスレコーダー機能を搭載し、ディスプレイからタッチ操作での録音が可能。


自動文字起こしのほか、複数用意されたテンプレートから最適な要約ができる。会議について質問できるAIアシスタント機能も。
電話でも対面でも、双方向の音声通訳が可能
Timekettle『W4 Pro AI通訳イヤホン』
6万8999円

オンライン会議や通話時に翻訳イヤホンとして使えるほか、相手と片方ずつ装着して対面での双方向音声通訳が利用できる。52の言語と106のアクセントに対応し、約8時間の連続翻訳が可能。

専用アプリにはAIを用いた語学学習機能も備わっていて、様々なキャラクターと会話ができる。

充電ケースが分割式になっていて、双方向で通訳を利用したいときに相手にケースごと渡せる。
取材・文/太田百合子 撮影/山出貴士 編集/千葉康永
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2026年5月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。




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