楽天市場では2026年7月1日からSPUの最大倍率が18倍から18.5倍に変わる。
大きく2点あり、(1)ファミリーマートで楽天ポイントカードを提示して月間合計税込3,000円以上購入すると+0.5倍に、(2)アプリ「Rakuten Pasha」では変更後アイテムクーポンで当月申請分500ポイント以上獲得すると、+0.5倍になる内容だ。
■SPUとは何か
まず、SPUとは何かから説明しよう。これは、「スーパーポイントアッププログラム」といって楽天市場でお買物をするとポイントが最大18倍になるサービスだ。7月1日からは最大18.5倍になる。同じ買い物をするにしても、1倍でお買物をするか、はたまた18倍でお買物をするかでは、付与されるポイント数の差がつく。
わかりやすく説明すると、楽天市場でのお買い物は税抜200円で1ポイント付与、これが1倍だと1ポイント、18倍だと18ポイント。税抜1,000円では5ポイントと90ポイントと85ポイントの差があり、楽天市場で買えば買うほど差が広がる。
当然、必要ないものまで無理に買う必要はないのだが、SPUを攻略するともらえるポイントが劇的に変わっていくわけで、楽天ポイントを集めている人は、ここを知っておきたい。
筆者のある月の条件がこれだ。9.3倍になっている。
●楽天カード特典……+1倍(対象)
●楽天銀行+楽天カード……+0.3倍(対象)
●楽天証券で投資信託買付……+0.5倍(対象)
●楽天証券で米国株式買付……+0.5倍(対象)
●楽天ウォレットで暗号資産現物を購入……+0.5倍
●楽天でんき利用……+0.5倍
●楽天トラベル利用……+1倍
●楽天ブックス利用……+0.5倍
●楽天Kobo利用……+0.5倍
●楽天ラクマ利用……+0.5倍
●Rakuten Fashionアプリ+0.5倍(対象)
●楽天ビューティ利用で+0.5倍
●Rakuten Pasha利用で+0.5倍(対象)
●楽天Kドリームス利用で+0.5倍
たとえば、楽天ブックスでは、1回の注文で3,000円以上買い物をすると、楽天市場のお買物がポイントアップになり、+0.5倍になる。
筆者の場合は、毎月、楽天カード特典は対象で、ほか、楽天証券で投資信託、米国株式を買付してポイント+1倍((投資信託+0.5倍、米国株式+0.5倍)の条件はクリア。楽天ブックスやRakuten Fashionアプリでの買い物、楽天トラベルは月によって達成している。
変更での注目は「ファミリーマート」が追加されたこと
2026年7月1日からの変更は2点あり、新規で追加されたのは、ファミリーマートで楽天ポイントカードを提示して月間合計税込3,000円以上購入すると+0.5倍になるというもの(SPU獲得上限ポイントは500ポイント)。
一部対象外の店舗及び、たばこ、公共料金等集計対象外となる商品・サービスがあることは知っておきたい。
今回のSPU対象は、月間の「合計」が税込3,000円であればよく、1ヶ月の累計金額がオーバーすればよい。1度に税込500円以上購入しているのなら6回、1度に税込300円以上購入しているのなら10回。ふだんからコンビニエンスストアを利用しているのなら、ファミリーマートに行く頻度を多くするだけでも条件達成できそうだ。しかし、その中でも「お得に支払える」方法があれば知りたいのではないだろうか。いくつかのパターンを考えてみた。
攻略1:ファミリーマートでは「FamiPay(ファミペイ)」を使うと?
まず、ファミリーマートには「FamiPay(ファミペイ)」という独自決済方法がある。税込200円につきファミマポイント1円がもらえる。現金チャージ、ファミリーマートで利用すると0.5%付与、15円相当がもらえる。現金チャージでは0.5%還元だが、クレジットカード「ファミマカード」を連携すると最大5%請求時に割引になる(一部商品やサービスは対象外、ファミペイ連携しない場合では3%割引。)。
「FamiPay(ファミペイ)」と「ファミペイ翌月払い」(設定した銀行口座からの自動引落(手数料無料)あるいは、ファミリーマート店舗での支払い(手数料330円))を組み合わせる方法もある。これだと税込200円につきファミマポイント1円の0.5%還元基準に加え、さらに0.5%付与となり、合計30円相当がもらえ、ファミペイカードの設定やファミペイローンの契約をすることで最大10%還元にもなる。新規登録者には「ファミペイ翌月払い」で買い物すると20%還元になるキャンペーンもある(要エントリー、上限額は1,000円)。
「ファミペイ翌月払い」では支払いを延滞すると対象外になってしまうため、気になるなら「FamiPay(ファミペイ)」と「ファミマカード」で利用するのがよいかもしれない。
攻略2:ファミリーマートで「楽券(らっけん)」を使うと?
楽天市場をよく利用するなら検討したいのが「楽券(らっけん)」だ。
これはデジタル金券で、楽天市場内に「楽券ショップ」がある。そして、この楽券、ショップ買いまわりキャンペーン(「購入した店舗数がポイント倍率」となるキャンペーン)で高額ポイント還元が受けられる。
ある時に1,000円分のファミリーマートで使える金券を買おうとしたところ筆者は714ポイント還元となっていた。1ポイント1円で使える楽天ポイントが714ポイントもらえるなら大きい。ただし、この楽券、おつりは出ない、また、有効期限がある点は注意すべきだが、5月に買ったファミリーマート1,000円分は8月末までの引換期限だった。
とはいえ、ショップ買いまわりで買っておき、SPUをアップさせるために翌月中に使いきるルーティンにしてしまえば、引換期限も気にせず利用できるのではないだろうか。
攻略3:ファミリーマートで使える支払い方法は他にも……
ファミリーマートでは支払える方法が多様で、電子マネーにチャージできるポイントの株主優待が使えそうだ。あいにく、ファミリーマートではQUOカードの利用が2025年12月22日 で終了してしまい、株主優待で支払う方法はできなくなってしまったかと思うものの、いわゆる“ポイント優待“を積極的に選ぼう。
例えば、トヨタ自動車(7203)のトヨタウォレットは電子マネーのiDやQUICPayで支払える。KDDI(9433)や沖縄セルラー(9436)で選んだPontaポイントをau PAYにチャージしても支払える。「デジタルギフト」で受け取ったdポイントを充当したd払いの利用もできる。
ポイ活をしていても基本は「必要ないものは買わない」でスルー
一方で、SPUを攻略したいと思っていても、アプリ「Rakuten Pasha」については欲しいものがあるかどうか吟味し、スルーも考えた方がよさそうだ。ポイ活をしていると、ついつい「ポイントがたくさんもらえるなら」と“課金勢”になりがちだが、基本的には「必要ないものは買わない」選択も必要だからだ。
筆者も、SPUが上がるといっても、「楽天ウォレットで暗号資産現物を購入」や「楽天でんき」はスルーし、「楽天トラベル」も利用する月は限られる。
今回、アプリ「Rakuten Pasha」のポイント獲得条件が変更となり、変更前はアイテムクーポン300ポイント以上が、変更後はアイテムクーポンで500ポイント以上となり、いわば改悪だろう。商品を買ってレシートを登録して500ポイントをためなくてはいけない。欲しいものがアイテムクーポンにあればよいが、「買わなくてはいけない」とは思わない方がよい。
文/谷口 久美子







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