ワンタッチで手軽にブレのない高品質な映像を撮影できる「Pocket」シリーズや、今や業界スタンダードともいえるほど画面上で見かけることの多いピンマイク「MIC」シリーズなど、高品質かつ手の届く価格帯で撮影・録音機器界隈を席巻している企業・DJI。
そんな同社のメディア向けツアーに@DIME編集部も招待いただいた。今回はその様子をお届けする。
テックシティにそびえる本社ビル・通称「Sky City(天空之城)」

DJIの本社ビル「Sky City」が位置するのは中国広東省の深圳市。同市は東京都とほぼ同じ大きさの1,997㎢で、「Sky City」はその南西、ハイテク企業群のビルが建ち並ぶ南山区にある。
その中でもひときわ異彩を放っているのが今回見学させていただくDJIの本社ビルである。
現地での通称を「天空之城」といい、これは日本人にもなじみ深いあの名作『天空の城ラピュタ』からインスピレーションをうけた名前だという。ただもじっているだけではなく、「映画が持つ理想を追求する姿勢」に共感をうけているとのこと。
設計はAppleの本社も手がけた Foster + Partnersによるもので、この「Sky City」は2022年に竣工している。

T1、T2の2棟からなり、高さは200mほど。それぞれが、エレベーターシャフトに大きな6つのガラス箱がくっついたような形状をしている。
このシャフト内を行き来するエレベーターもただのエレベーターではなく、一つのシャフト内を2つのカゴが独立して行き来する「ツインエレベーター」方式を採用している。

なんでもこの「Sky City」は設計からDJIの社員も参画しているそうで、内部の設備や什器類のデザインにも関わっているとのこと。DJI製品のスタイリッシュさの真髄を垣間見た気がした。
外観からすると整然とした無機質な室内が連続するかと思いきや、意外と自然豊かに作られたフロアも存在する。

エントランスには立派な存在感の黒松と枯山水があしらわれており、伝統を重んじつつ技術を追求するDJIの精神を禅の精神性と重ね合わせて見せてくれる。
また、エレベーターで中層階に上がった先には屋外の「スカイガーデン」と呼ばれる小さな公園のような空間が広がっており、ここで自由に休憩をとることができる。

上の遠景の写真からも分かるように、ガラス箱とガラス箱の間、あるいはビルに入った切り込みのようにも見えるこのスペースこそがスカイガーデンとなっており、ここと併せて全部で11ものスカイガーデンがあり、休憩や社員用の保育園など様々な用途で利用されている。

そして社屋見学の目玉といえるのが、地上100mの高さに架けられた、T1とT2を繋ぐ「スカイブリッジ」だ。

17級(最大瞬間風速60m/s程度で、日本でいう「猛烈な台風」の領域)の台風にも耐えられるよう設計されているそうで、実際に我々が見学させていただいている最中も、社員さんとおぼしき方が行き来するのを何度も目にした。
完全にアトラクション感覚で渡ってしまった筆者だったが、一方で社員の方はこれが日常づかいの通路となっている……世界を席巻する企業に勤める方の常識は、レベルも地上高も高いところにあるのかもしれない。

ツアーの途中には新製品の詳細なスペックを含めた発表会も!
ツアーの中盤には新製品についての発表会もあったが、こちらの詳細な内容は情報解禁前なので現時点で公開することはできない。しかし実機に触れる機会をいただけたので、2眼になりさらなるパワーアップが見込まれる「Osmo Pocket 4P」を筆頭に、最新の情報は要チェックである事だけはお伝えしたい。

1Fには誰でも利用可能なショップも併設!
改めて1Fに戻るとDJIの主力製品の他、Tシャツやポーチ、傘やキャンプグッズ、公式キャラクターのぬいぐるみに至るまで、かなり広いラインナップの公式ショップが利用できた。
こちらはこれまでの社屋内とちがい、一般の方でも利用ができるため、もし深圳にお出かけの際は外観を楽しむだけでなく是非利用してみてほしい。

ツアーではこの他にもラボの見学やフラッグシップストアの見学、DJI社の歴史についての解説などもあり、同社の「アクションカメラ界に突如現れた新星」といったイメージが良い意味で覆された。
撮影用ドローンに始まり、急速ではありつつも着実に成長してきた背景には、高度な技術と洗練されたデザインを遺憾なく発揮できるように働く環境を整えてきた歴史がある。これからますますIoTが加速する時代においてどれほど存在感を増していくのか、新製品の情報と並行しつつチェックしていきたい。

構成/DIME編集部







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