急に暑くなったり、湿度が上がってじめじめしたり、さらに紫外線量も増え、肌もゆらぎやすい。スキンケアを始めたという男性も増えているが、頭皮のケアはいかがだろう。顔に比べてケアを怠りがちであるうえに、間違ったお手入れを続けている場合もある。そこで、正しい頭皮のケアについて、早くから頭皮のホームケアアイテムを展開している「アンファー」で、正しい頭皮ケア方法について聞いた。
髪ではなく頭皮を洗うのが正解
近年では、多く見かけるようになったスカルプケア製品。しかし「アンファー」が、スカルプシャンプーを発売した当時は、頭皮に着目したホームケアシャンプーはなかったという。それどころか、AGAクリニックという概念も薬を服用して薄毛を治すという概念もほとんどなかったころ、時代に先行してAGAクリニックを運営していたアンファーは、治療とは別に日常のケア用品として使ってもらいたいという思いから「スカルプD」を開発。2005年の一般発売以来、パッケージとともに中身も改良を重ね、現代のスカルプDシリーズは、15代目になるという。
「頭皮のケアは、かなり一般的になりましたが、シャンプーは、まだまだ髪を洗うものだと思っている人が多いですね。頭皮を洗うというのが正解です。頭皮は、自分で見ることができないのですが、皮脂が多い場合、毛穴が詰まりやすくなります。また、男性型脱毛症(AGA)の症状がある方は、男性ホルモンの影響から、頭皮がよりべたつきやすく感じる傾向にあります。」(桜庭さん)
そのほか、血行不良や頭皮の汚れなど、男女ともに薄毛や脱毛の原因はあるが、皮脂量が多い男性のほうが、毛穴詰まりがおきやすく、髪への影響は大きいようだ。
とはいえ、乾燥肌の場合もあるため、自分の頭皮のタイプを知っておくことも大切だ。ただ顔とは違い、頭皮の状態を日常的に自分で確認するのはむずかしい。そこで、目安になるのが、髪の状態だ。
夜、洗髪しても、翌朝すでにべたつきを感じる、または、朝はふんわりしていても、夕方には頭皮や髪にべたつく感覚とともに、髪がへ立ってくるという場合は、脂性頭皮。洗髪後にツッパリ感やかゆみがある、あるいは、フケが気になるという場合は、乾燥頭皮である可能性が高い。
スカルプDのシリーズでは、脂性肌用、乾燥肌用に加え、超脂性肌用まで、ラインアップされている。また、頭には皮脂腺が多く、AGAでより皮脂の分泌量が多くなり、べたつきやすくなることから、このような商品展開にしているそうだ。ホームページではいくつかの質問に答えることで、どのタイプかがわかるようになっているため、髪の状態でイメージがつかめない場合は、試してみるのもおすすめだ。
「これからの季節は、汗と皮脂が混ざることで、頭皮の酸化が進みやすくなります。参加した皮脂は、臭いの原因になるだけでなく、雑菌が繁殖しやすい環境を作り、べたつきやかゆみにもつながります。抗酸化力は加齢とともに低下するため、汗をかいた日は、特に丁寧に頭皮を洗うことをおすすめします。」(桜庭さん)
脂っこいものを食べることでも皮脂は増えてしまうため、暑い日は、食事も気を付けたい。こうなると、汗も脂も大敵のように感じてしまうが、汗をかくことは必要で、そのあと、放置せずにきちんとケアすることが大切だ。
頭皮ケアを始めるタイミング
後回しにしがちな頭皮ケアだが、アラフォーなら、そろそろ始めた方がいいようだ。
「髪が抜けやすい季節もありますが、抜け毛と生えてくる髪の量が同じくらいであれば問題ありません。ただ、ある日突然、抜け毛が多いなと排水口を見て感じたり、昔の写真を見て変化に気づいたり、同年代と比べて髪が薄いと感じたり、セットが決まりにくくなったと感じたら、すぐに頭皮ケアを始めることをおすすめします。
そして何より、そのような変化を感じる前から、日ごろの頭皮ケアを習慣にしておくことが大切です。よく使われる例えですが、頭皮は畑と同じで、ふかふかで水分がある健康な頭皮だと、髪も健康に育ちます。水分と油分のバランスが大切で、洗って落とすだけでなく、栄養も与えないといけません。そのため、スカルプDでは、シャンプー後のコンディショナーも頭皮に使用できるタイプにしています。」(桜庭さん)
コンディショナーは、ほとんどが髪のみに使用するタイプだが、スカルプDでは、紫外線による乾燥や炎症などのトラブルから頭皮を守るため、頭皮に栄養を与え、水分・油分のバランスを整えてくれる仕様になっている。
頭皮が乾燥すると、紫外線によるトラブルや炎症を引き起こすこともあるため、顔同様、うるおいをキープできるようにしておきたい。頭皮は、青白く、若干透けている状態が健康的な頭皮とされている。荒れた頭皮だと、乾燥や日焼けによる炎症のほか、毛穴詰まりも確認できる。自分で、頭皮を確認するのはむずかしいが、荒れてはいなくても皮脂が毛穴に詰まっている人は多い。また、紫外線によるダメージは、うっかりしやすいため注意したい。
頭皮ケアの基本は、正しい洗髪
髪ではなく、頭皮をしっかり洗えばいいということは紹介したが、洗いすぎてもいけないという。
「ごしごしこする人がいますが、洗いすぎることで、より皮脂がでることもあります。悪性油分は取り除き、必要な皮脂は残すのが理想です。スカルプDでは、独自成分のアミノDウォッシュを配合し、選択洗浄できるようにしました。」(桜庭さん)
うるおい成分を残しながら洗い上げられるようだが、正しく洗うことができていないと、せっかくのシャンプーの効果も半減してしまう。それは、スカルプD以外のシャンプーでも同じことがいえる。そこで、今さらと思う人もいるかもしれないが、正しい洗髪方法を教えてもらった。
◆正しい洗髪方法
1.予洗いをしっかりする。
シャンプー前にシャワーでしっかり洗い流す。
スタイリング剤は、この時点で洗い流すイメージだ。
2.シャンプーを泡立ててから、髪・頭皮につけて指の腹で頭皮全体を洗う。
シャンプーは、液体をそのまま頭につけるのではなく、泡立ててから使う。また、爪でこすらず、指の腹を使う。このとき、こすりすぎはNG。
3.ぬるま湯で丁寧に洗い流す。
理想は、38度程度。お湯の温度が熱すぎると、皮膚がやけどのような状態になり、冷たすぎると汚れが落ちない。耳の後ろやうなじは、匂いが残りやすいためしっかり洗う。
4.コンディショナーは、頭皮に使用可能なタイプか確認して、可能なものなら頭皮にも塗布する。
5.タオルドライは、髪をこすり合わさないようにやさしく行う。
6.ドライヤーでしっかり乾かす。
自然乾燥すると、生乾き臭の原因になり、そのまま寝ることで枕にも匂いが移ってしまう。
上記は、基本の洗髪方法だが、間違っていた人もいるのではないだろうか。多い間違いのひとつは、シャンプーを泡立てず、そのまま頭につけてごしごしすることや、ドライヤーを使っていても、完全に乾く前に終わらせてしなっている場合も多いとか。暑い時期のドライヤーは、少しでも時間を短くしたくなるが、頭皮のためには、いつもよりちょっと意識して、内側までしっかり乾かすようにしたい。
毎日のケアは将来の印象を変える
正しい洗髪方法を確認して、間違っていたと思っても、忙しい毎日が続くと、つい今まで通りのケアに戻ってしまうこともあるかもしれない。
「後々の印象が変わります。日々のケアは、どこかで跳ね返ってくるものです。AGAなど遺伝の場合も、デイリーケアで症状が出るのを遅らせることができます。
医薬品による治療という選択肢もありますが、それと並行して、日ごとの頭皮ケアを習慣にすることが大切だと考えています。スカルプDと聞くと、薄毛シャンプーと思っている人が多いようですが、頭皮の環境が変わってきたかなと思ったら、試してほしいです。30代で薄毛の悩みがあったというお客様から、安心感があり、希望を感じたという声もいただいています。」(桜庭さん)
髪のへたりや臭いなど、今までと違うと感じたら頭皮ケアの始め時というわけだ。
健やかな髪のためには、洗髪を正しく行うという基本に立ち返ることが大切だった。皮脂をコントロールできるスプレーや電気ブラシなど、頭皮ケアのためのアイテムも、ライフスタイルに合わせて活用するのもおすすめだ。
取材協力:スカルプD https://scalp-d.com/ja/
取材・文/林ゆり
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