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DeepLのAIリアルタイム翻訳「DeepL Voice for Meetings」がGoogle Meetに対応

2026.06.18

Google Meetでもウェブ経由でリアルタイム字幕翻訳が利用可能に

グローバルAI企業であるDeepLは、同社が展開する音声翻訳ソリューション「DeepL Voice for Meetings」において、Google Meetが対応プラットフォームに加わったことを発表した。

今回の対応により、ZoomおよびMicrosoft Teamsに加え、Google Meetでもウェブ経由でリアルタイム字幕翻訳が利用可能となった。「DeepL Voice for Meetings」は全てのユーザーを対象として、40以上の言語に対応。外国語でのインタビューや多言語での記者会見など、取材現場でのコミュニケーションにも活用できる。

そんなDeepL Voiceの翻訳品質については、独立機関Slatorによるブラインド評価において、言語専門家28名のうち96%が、ZoomおよびMicrosoft Teamsにおいて、プラットフォームの標準翻訳機能よりDeepL Voiceを上位2選択肢として評価している。

同社発表リリースをベースに、その結果概要をお伝えする。

調査の実施背景と概要

AI製品と研究を手がけるグローバル企業であるDeepLから翻訳、ローカライゼーション、通訳および言語AI分野の調査・市場分析を専門とするSlatorが実施した独立ベンチマーク調査の結果が公表された。

本調査はGoogle Meet、Microsoft Teams、Zoomといった主要なオンライン会議プラットフォームにおけるリアルタイムAI翻訳および字幕機能の品質と安定性を比較検証したものだ。

営業商談やサプライヤーとの交渉、経営戦略会議など、重要度の高い場面では、わずかな誤訳や字幕の不安定さであっても、議論の流れを妨げ、混乱を招き、意思決定の質を損なうリスクがある。

それだけにグローバルビジネスが加速する近年では、AI翻訳はもはや「あると便利な機能」ではなく、業務を支える基盤(インフラ)となりつつある。その基盤の強さを左右するのが、翻訳の品質とライブ字幕の安定性という2つの要素だ。

主な調査結果

<翻訳品質において最高スコアを記録>
人による評価において、DeepL Voice(Zoom版)は100点満点中96.4点、DeepL Voice(Microsoft Teams版)は96.3点を獲得した。これは、他の評価対象プラットフォームの87〜89点を大きく上回るものだ。

<重大度の高い翻訳エラーを平均76%削減>
意味の取り違えなど、会議の進行や意思決定に大きな影響を及ぼす「致命的」または「重大」と評価される翻訳エラーの発生率を、他のプラットフォームと比べて平均76%低減した。

<完全に問題のない翻訳セグメントが79%>
翻訳された字幕のうち、「問題なし(fully passing)」と評価された割合は79%に達し、競合ツール平均の42%を大きく上回った。

<字幕安定性においても高評価>
Slatorによる自動フレーム単位分析において、DeepL Voice(Zoom版)は88.6/100点、DeepL Voice(Microsoft Teams版)は85.8/100点の安定性スコアを記録した。

<字幕の書き換え(ちらつき)を大幅に抑制>
画面上で字幕が頻繁に書き換わる現象(caption churn)を、Microsoft Teams比で平均37.6%、Zoom比で平均54.7%削減した。

<ブラインド評価でプロ言語専門家の96%がDeepL Voiceを選好>
すべてのブラインド評価を通じて、参加したプロの翻訳者・通訳者の96%がDeepL Voiceを最も優れたソリューションとして選んだ。

■翻訳精度に加えて「安定性」が重要な理由

本調査では、翻訳自体が概ね正確であっても、字幕が頻繁に書き換わることで理解が妨げられ、実際の会議における使い勝手が低下する可能性があると指摘されている。

こうした実利用の観点を反映するため、Slatorは画面に表示される字幕をフレーム単位で分析。ちらつき(flicker)、揺れ(oscillation)、時間経過に伴う書き換え挙動を捉えることで、「字幕の安定性」を測定した。

本調査を担当したSlatorのコンサルティング責任者であるアレックス・エドワーズ氏は、次のようにコメントしている。

「私たちは単なる最終的な翻訳精度だけでなく、AI字幕の“人が読む側面”、可読性、流暢さ、そして安定性に注目しました。最終的に正しい訳になっているかだけでなく、会議中に人が読んでいる間、字幕がどのように表示され、どう振る舞うのかを評価しました。その結果、言語品質と画面上の字幕挙動の両面で、DeepLが新たなベンチマークを打ち立てていることが明確にわかりました」

<調査方法について>
本調査では、28名のプロ翻訳者・通訳者が参加し、14の言語組み合わせ(英語への翻訳7言語、英語からの翻訳7言語)について、AI翻訳字幕をブラインド形式で評価した。

Google Meet、Microsoft Teams、Zoomについては標準(初期設定)の字幕翻訳機能を評価対象として、これらとDeepL Voice(Microsoft Teams版/Zoom版)を比較している。DeepL Voiceについては、用語集や発話語句の認識など、エンドユーザーが利用可能な機能も含めて評価された。Slatorは、本調査の結論が独立したものであり、調査手法および結果に関する編集権を保持していることを明記している。

関連情報
https://www.deepl.com/ja/whydeepl

構成/清水眞希

@DIMEはサイトローンチ時より編集業務に携わる。現在は雑貨や家電、オーディオなどの新製品に加え、各種の社会調査・統計、話題の新スポットからイベント情報などを担当。信条は正確さとわかりやすさ。最近の趣味は日付が変わる時刻のウオーキング。

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