首都圏では、狭小住宅が増えているという。昨年の新築戸数は2021年比で8割増えたという報道もあり、土地・建物の取得にかかる費用高騰を背景に、そうした物件は注目されているようだ。
このトレンドに対応して、家具メーカーでも、狭い間取りの有効活用を提案するところが出ている。今回はその1社、(株)エムールの「たたむデスク ワゴンタイプ」を取り上げよう。
組み立てには電動ドライバーを用意
同社は、「寝る・座る・たたむ」をコンセプトに健康家具を開発・販売している中堅EC。最近は、狭小住宅向けのコンパクトな家具にも力を入れており、「たたむデスク ワゴンタイプ」は、その路線の新製品となる。ニュースリリースには、「ふだんは収納ラック、仕事のときだけデスク」とあるとおり、ラックとデスクを兼ね備えたアイデア商品である。
拙宅のマンションは、好条件の空き家が見つかるまでの仮住まいで、お世辞にも広いとは言えない。個人的にも興味があって入手した。
届いた大きな箱の中身は、以下のとおり。家具の素材として一般的な、木質繊維ボードにメラミン化粧板を圧着した板が9枚に、様々な留め金具、細長パイプ、キャスターが入っている。
組立説明書は懇切丁寧で、この種の作業が苦手な筆者でも小一時間あれば組み上がるが、1点注意がある。26本の木ネジを刺すネジ穴は浅く、木を削りながら締めていく仕様となっている。手回しのドライバーでは、力を入れても途中までしか入らず、電動ドライバーの助けが要る。とはいえ、業務用の高価な電動ドライバーは不要で、ダイソーの1100円のものでも難なく締めることができた。コツとしては、最初は手回しのドライバーで少し刺し、その後は電動ドライバーに頼る。最初から電動ドライバーを使うと、ネジが刺さらずに、いたずらにくるくる回転するだけになりやすい。
程よいサイズ感で通常のデスクワークもOK
できあがったのが、下の写真。幅と奥行は60cmの正方形、高さはデスクとして標準的な72cmのサイズ。これはデスクとして使うときの状態である。
天板は、一見して狭くみえるが、実際は15インチノートPCでリモートワークをしたり、家計簿をつけたりといった作業には申し分ない。耐荷重は25kgもあり、少々重いものを乗せても大丈夫。
天板の下には、上下2段の棚空間が広がる。結構な容量があり、デスクでの作業時に使う道具や資料は、ここにまとめておくといいだろう。なお、棚ダボの差し込み位置を変えることで、間仕切りの間隔は変更可能だ。
デスクを使わないときは、側板を内側にたたみ、ちょうつがいで前後に連結している天板の前側を下に倒す。360度回転するキャスターでくるっと裏返せば、マガジンラックに早変わり。
このとき、幅と高さはそのままに、奥行は半分の32cmになる。ラックは、薄手の雑誌やファイルを収めるのに好都合。
使い始めて日が浅いが、自室でデスクワークをする筆者にとって、これはなかなか便利だと実感している。ふだんは、大きなパソコンデスクを使っているが、引き出しはないため、そばにカラーボックスを置いて袖机代わりとしていた。そのため、部屋は少々窮屈であった。
それが、「たたむデスク ワゴンタイプ」だと、カラーボックスは不要だし、幅広い天板でなくてもデスクワークに支障はないと気づいた。今日の作業が終わったら、ラック化させて壁際に寄せておけば、部屋はさらに広がる。落ち着きのあるオーク風素材なのも、室内になじむので好印象。寝室や台所のサイドデスクとしても使えるし、狭い部屋を有効活用するアイテムとして、おすすめポイントは高い。
なお、本製品の価格は13,990円(一部地域を除き送料無料)。エムールの公式オンラインショップのほか、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店などで販売されている。
■公式オンラインショップ
■エムール楽天市場店
■エムールYahoo!ショッピング店
文/鈴木拓也
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