メルセデス・ベンツ「Gクラス」は、1979年の誕生から基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適のパワートレインや装備を加えながらアップデートしてきた“究極のオフローダー”。人気を誇る「Gクラス」は、2018年に長い歴史の中で最も大幅な改良が加えられ、大幅にアップデート。さらに2024年には電気自動車(BEV)の「G580 with EQ Technology」が追加され進化の歩みを止めることはない。
今回、大阪で“ALL JAPAN G MEET OSAKA 2026 50 G-Class Formation”という「Gクラス」だけのミーティングが開催された。各世代の「Gクラス」が集結するミーティングで「Gクラス」をこよなく愛するオーナーにインタビューをするとともに、BEVの「G580 with EQ Technology Edition1」を持ち込んで意見を聞いてみた。
オーナー達の〝Gクラス愛〟とは?
真夏のような日差しが注ぐ大阪のベイエリアに、59台の参加者と我々が持ち込んだ「G580 with EQ Technology Edition1」の合計60台の「Gクラス」が集合した。初代にあたるW460型から2代目のW463型そして2018年のビッグマイナーチェンジ移行のW463A型まで各世代の「Gクラス」が揃っているのは壮観だった。

今回集まった「Gクラス」の中で、最も多かったモデル販売期間も長い「G63」。これに「G350d/ G350 ブルテック」が続く。「Gクラス」がたくさん並ぶ中で圧倒的な存在感と独特なオーラを発していたのが2台の「G65」。最高出力630ps、最大トルク1000Nmを発生する6L V12ツインターボエンジンを搭載し、当時の車両本体価格は3900万円(2017年9月当時)という驚愕の価格だった。

他に似ている車種がない唯我独尊モデルといえるメルセデス・ベンツ「Gクラス」。そのオーナーも個性的な人が多い。2004年式の「G450d」を所有している成宮さんは、なんと「Gクラス」を12台も乗り継いでいるというツワモノだ。「Gクラス」を購入するきっかけも非常に面白い。ディーラーに「Sクラス」を購入するために行ったところ、営業マンから「Sクラスはリセールバリューが悪いからGクラスにしたほうが良い」と言われたのがきっかけとなったそうだ。
成宮さんの行ったディーラーでは当時、「Gクラス」は年間5台くらいしか販売されず、リセールバリューも高いこともあって「Sクラス」の代わりに「G500L」を購入。これをきっかけに「G550」「G63」「G350d」を5台、「G400d」「G63」再び「G400d」。そして現在の「G450d」と12台を乗り継いでいるという。12台も乗り継いできた理由は、常に最新の「Gクラス」に乗りたい!という想いから。所有した「Gクラス」の中には特別仕様車もあるが、Apple CarPlayの追加やディスプレイが大きくなったという理由で買い替えをしたこともあったという。現在では「Gクラス」は自分の傍に存在しているのが当たり前という感覚になっていて、もう習慣のようなものです。と笑いながら話してくれた。
続いて、ペンネーム“surfrider ts”さんの2018年の「G550」。“surfrider ts”さんにとって2台目の「Gクラス」はプロテクションフィルムでオリジナリティを主張している。2018年のビッグマイナー前後の「Gクラス」を所有しており、マイナー前/後の違いも熟知している。“surfrider ts”さんにとって「Gクラス」は、毎日の生活である日常と休日のレジャーの非日常の両方で究極のツールであってほしいという想いがある。マイナー前のモデルのほうがツール感は高いが、日常の使い勝手や快適性を考えるとビッグマイナーチェンジ後のほうが、自分の要求に応えてくれると話し、次ぎに乗るクルマがないと嬉しそうに話してくれた。
そんなグルメの「Gクラス」オーナーたちに聞いた、最新BEV「G580 with EQ Technology Edition1」に対する意見は「加速性能はG63より速いかも」「満充電で400km走行できるのであれば、それほど気にならない。あとはインフラの整備次第」「電気自動車を所有しているので、電気の良さはわかっている。初めて「G580」に触れたけれども、かなり欲しくなった」という肯定的な意見もある一方で、「やはりガソリン車のGクラスに比べるとリセールバリューが悪い」という否定的な意見も出た。
約2時間のミーティングも最後に「Gクラス」で作ったGの文字と一緒に記念写真を撮影して終了。関西エリアだけでなく、四国や九州から来たオーナーもいてオーナーの結束の強さを感じたイベントだった。
取材・文/萩原文博
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