【平沢】アップルが「WWDC26」で次世代Apple Intelligence、Siri AI、パワフルなペアレンタルコントロール、広範なソフトウェアの機能強化を発表
2026.06.10
アップルは、年次開発者会議「WWDC 26」にて、次世代のApple Intelligenceを提供し、まったく新しいバージョンのSiriであるSiri AIを導入する、今後リリース予定のソフトウェアをプレビューした。また、このリリースでは、保護者が子どものために安全なデジタル体験を作り出すのに役立つパワフルで直感的な新機能も提供。さらに、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27、tvOS 27にわたってApple製品をさらに反応良く、楽しく、使いやすいものにしながら、Apple製品のソフトウェアデザインとパフォーマンスをさらに進化させる機能強化も導入する。
次世代OSのiOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27、tvOS 27は今秋リリース予定
■次世代のApple Intelligenceとまったく新しいSiri体験
ユーザーのプライバシーを保護するために独自に設計された斬新なアーキテクチャを活用して、次世代のApple IntelligenceはSiri AIを実現し、ユーザーが日々頼りにしているアプリに役立つ新機能をもたらす。
Siri AIは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Proに深く組み込まれた、まったく新しいバージョンのSiri。パーソナルコンテキストの理解を活かし、メッセージ、Eメール、写真などを横断的に検索できるほか、システム全体で使えるアプリ内でのアクションの充実によりアプリ間でタスクを実行可能。また、Siri AIは、ユーザーの画面上のコンテンツに関連する質問に答えたり、幅広い世界中の知見を利用してウェブにアクセスし最新の情報を入手して役立つ回答を生成できる。
さらに、専用のSiriアプリで過去の会話を振り返ったり、新しい会話を始めることも可能で、Siriアプリは、iCloudを使用して、プライバシーを保護しながら会話の履歴をユーザーの製品間で同期するため、MacでSiriと会話を始めても、iPhone、iPad、Apple Watch、またはApple Vision Proでその会話を続けることができる。
Siri AIに加え、次世代のApple Intelligenceは、システム全体のアプリに素晴らしい新機能をもたらし、写真アプリでの画像の編集、Safariでの複数タブを切り替えるブラウジング、Image Playgroundでの創造性の表現、メッセージとメールでのコミュニケーションなど、ユーザーが日々行なうことをシンプルにする。
■新しいペアレンタルコントロールとスクリーンタイムの大幅なアップデート
パワフルで直感的な使いやすい新機能により、保護者は子どもが何を見れるか、誰と話せるか、いつアプリにアクセスできるかを管理できる。子ども用アカウントを設定することで、保護者はシステム全体で年齢に適した保護をすぐに有効にすることが可能で、設定アシスタントを使用して、子どもに使用を許可するアプリを明確に選択でき、その後追加されるアプリも継続的にコントロールできる。さらに、コミュニケーションの安全性の機能により、保護者は子どもがつながりを持つすべての新しい連絡先について承認を要求し、露骨なコンテンツや暴力的なコンテンツが共有されている場合に自動介入を有効にすることができる。
より健全なスクリーンタイムの習慣づくりを目的とした新しいツールは、エンターテインメント、ゲーム、ソーシャルメディアアプリの毎日の合計の許容時間を設定しやすくする。主要な医療専門家や子どもの発達に関する専門家のガイダンスにもとづいた許容時間を推奨し、保護者にとって有用なスタート地点となる。また、スケジュールにより、保護者は子どもがアクセスできるアプリを時間帯ごとに管理できる。さらに、スクリーンタイムは保護者がより直感的に使用できるように再設計され、子どもの平均のデバイス使用量とよく使用されているアプリを一目で確認できる。
保護者が最新情報を入手してさらに詳しく学ぶことができるように、Appleは最新のツール、有用なリソース、初めて利用するための方法などのよくある質問に対する答えを紹介するための専用ウェブサイトも提供開始した。
■ソフトウェアデザインとパフォーマンスがさらに進化
今秋リリース予定の次期OSでは、プラットフォーム全体にわたる機能強化によって主要なシステムの性能が進化することで、日々のタスクの処理がより速く、よりスムーズになる。例えば、iPhoneとiPadのアプリでは、起動が最大30パーセント速くなり、撮影した写真の読み込みが最大70パーセント速くなり、AirDropの転送は最大80パーセント速くなる。また、携帯電話通信とWi-Fiネットワーク間の切り替えがこれまで以上にシームレスになることに加え、外付けドライブとiPadの間でのファイルのブラウジングと転送は最大5倍速く、MacのFinderと同じくらい高速になる。Spotlight、写真、メールでは、検索体験が再設計され、より安定して効率的に、ユーザーが探しているものを正確に見つけられるようになる。また、メールでは、まったく新しいランキングシステムにより、トップヒット内にさらに関連性の高い結果を表示する。
さらに、ソフトウェアデザインの改良により、アプリやプラットフォーム全体で、より集中できる、親しみやすい体験を提供。「設定」の新しいスライダにより、ユーザーはLiquid Glassをパーソナライズできるようになり、超透明から完全な色付きまで好みに合わせて調整できるほか、アプリのアイコンはさらに鮮明でより明確になるようにアップデートされている。
また、Macのアップデートでは、アプリの上部全体のより統一されたツールバー、端から端まで広がるサイドバー、色付きのサイドバーアイコンなど、ユーザーに長年愛されてきたmacOSのデザインの基盤が再び取り入れられている。
<今秋登場するその他の機能>
・iCloud共有アルバムでは、プラットフォームをまたいで、フル解像度に対応した写真共有を実現する。
・ヘルスケアアプリでは、閉経周辺期を含む周期の偏差の通知など、周期記録に閉経周辺期と更年期への対応が加わる。
・Apple Watchの新しいダイナミックなアプリグリッドには、Siriが提案する5つのアプリのアイコンが表示され、ユーザーは新しいタップジェスチャーでスマートスタック内のウィジェットを開くことができる。また、新しい「探す」アプリでは「デバイスを探す」「持ち物を探す」「人を探す」が一つに統合される。
・AirPodsのユーザーは、AirPodsのサウンドをさらにパーソナライズするために、カスタムEQを楽しめる。また、Apple GymKitの機能が拡張され、AirPods Pro 3を使用しているユーザーは、iPhoneで心拍数のデータを同期しながら、素晴らしい音質を楽しめる。
・Apple Vision Proのユーザーは、パノラマ写真を空間シーンに変換してパーソナルな環境として使用でき、Wi-Fiへの接続が最大3倍高速になる。
・Appleマップでは、航空写真にAIを組み合わせて強化されたFlyover体験を提供し、より精細なビジュアルを楽しめる。
■提供について
・新しいソフトウェア機能は、今年の秋に無料のソフトウェアアップデートとして提供される。
・対応する製品でApple Intelligenceを有効にし、対応する言語に設定しているユーザーは、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27で今年の秋からアクセスできるようになる。
・iOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27のApple IntelligenceとSiri AIは、iPhone 16以降のモデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini(A17 Pro)、M1以降を搭載したiPadモデル、MacBook Neo(A18 Pro)、M1以降を搭載したMac、Apple Vision Pro、およびApple Intelligenceを有効にした近くにあるiPhoneとペアリングしたApple Watch Series 9以降、Apple Watch Ultra 2以降、Apple Watch SE 3で利用できる。
・画像生成を含む一部のApple Intelligence機能は、パワフルなサーバモデルを活用するため、1日あたりの利用制限がある。iCloud+のほとんどのプランでより多くのアクセスが可能となるほか、対応するホームカメラへのApple Intelligenceサポートも含まれる。
・Siri AIは、年内に、対応するデバイスを英語に設定しているユーザーにベータ版として提供し、その後、さらに多くの言語への対応を迅速に拡大する予定。
構成/立原尚子







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