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子ども、高校球児、ペットまで!紫外線対策としてサングラスが必須の時代に

2026.06.13

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

メガネトップ(以下、「眼鏡市場」)は、2024年度に国内メガネ業界初の売上高1000億円を達成し、2011年度から15年連続で国内売上高1位を維持している。20周年を機に顧客の私生活を支える「トータルアドバイザー」というパーパスのもと、社会課題である紫外線への向き合いを宣言し、「1億総サングラス計画」を始動した。

紫外線対策としてサングラスを「日常に使うもの」にするプロジェクト開始

「近年、日本では猛暑の長期化や気候変動の影響により、紫外線リスクが高まっています。当社が2026年5月に実施した調査では、何らかの紫外線対策を実施している人は70.7%と比較的多い結果になりました。しかし、日焼け止めや帽子、日傘などが上位に来る中、サングラスはわずか26.1%という結果になりました。

暑い夏、そして長い夏が予想され、紫外線リスクは危機的な状況にあります。紫外線のダメージは蓄積され、特に屋外で長年太陽を浴びる方はリスクが高まってきており、眼鏡市場では屋外で活動する方への対策が急務であると捉えています。

私たちはサングラスが一部の人が使う特別なものではなく、誰もが日常的に使えるものへ変えていきたいと考えており、『屋外でがんばるすべての人の目を守る』をテーマに、紫外線対策への取り組みを本格化いたします」(株式会社メガネトップ 代表取締役社長 冨澤昌宏氏)

昨年に眼鏡市場では、6月に子ども用サングラスを発売、7月には日常使いのサングラス「眼鏡市場UV」を発売し、発売後10日で完売するなど好評を博した。

また、熊本城で働くスタッフにサングラスを寄贈。着用したスタッフから「紫外線対策への意識が高まった」「日差しのまぶしさが軽減され目にやさしい」といった声が寄せられた。

「第三者機関による実証実験により、眼鏡市場が提供してきたメガネレンズには、 『SPF50+、 PA+++』相当の紫外線カット効果が確認されました。これはご愛用いただいてきたすべてのお客様に対しても、確かな UV対策をご提供できていたことになります。この事実をお伝えするとともに、業界の新常識として発信し、社会全体で目の健康を底上げしていきます」(冨澤社長)

「1億総サングラス計画」プロジェクトでは、年齢、性別問わず屋外で活動する人の目を守るため、商品、法人、スポーツ、学校、販売促進、ペットという6つの領域で新たな取り組みを展開する。

「度付きサングラス用レンズのバージョンアップを行い、紫外線対策性能をさらに高めながらも、追加のご負担なく、価格はこれまでと変わらずにご提供いたします。

具体的には、UVカットの範囲を380nmから400nmに拡大し、裏面のUVカット性能を追加しました。

また、夏場に高温の車内にサングラスを置きっぱなしにすると劣化するのではないかという不安の声を多くいただいたことから、特殊なコーティングを施した耐熱コートを搭載。高温になる車内に置いても、レンズの歪みや劣化を防ぐ機能です。こうしたすべてのアップグレードを追加料金なしでご提供させていただきます。

さらに、屋外で働く方の目を守るため、企業団体向けのサングラス導入窓口を新たに開設します。昨年の熊本城のスタッフへのサングラス寄贈をきっかけに、屋外で働く方の紫外線対策について、企業からの相談も増えています。そこで眼鏡市場では、観光、案内、建設、警備、配送、物流、農業、屋外作業、スポーツ指導など、屋外で活動される方々の目を企業単位で守るため、専門の相談窓口を設けることにいたしました。

導入に関する相談や数量、使用、運用方法などについて専門スタッフが対応いたします。また、 BtoB専用の条件や特別仕様でのご提供も検討しています」(株式会社メガネトップ 商品部 部長 櫻井憲一郎氏)

〇屋外スポーツ~高野連認証サングラス(11,000円)

日本高校野球連盟(高野連)の公式戦規定をクリアした認証サングラスを国内メーカーとして初めて開発。野球だけでなく幅広いシーンとして使えるスポーツサングラスとしての機能を備えている。

炎天下での長時間の試合でも集中力を損なわないよう紫外線を99.97% カットし、あらゆる角度からの紫外線から目を守る「パーフェクトUVブロックレンズ」を採用。時速130kmの硬球を衝突させる検証で耐久性も確認している。
さらに、スポーツにつきものの汗や熱の対策として、熱を逃がして快適性とクリアな視界を確保する「エアインテーク構造」を採用し、レンズの曇りを軽減。クリアな視界を保つ構造となっている。眼鏡市場468店舗とECにて6月末に発売予定。

「次世代の目を守る取り組みとして、高校生を対象としたアイケア教室を開催いたしました。学校と連携しながら、紫外線が目に与える影響についてわかりやすくお伝えし、なぜ目を守る必要があるのか、どのような対策ができるのかを考えてもらう機会にしています。実際に生徒さんたちに使っていただき、現場のリアルなフィードバックを受け、今後のさらなる商品開発へ生かしていきたいと考えています。

高校生だけではなくて、小学生を対象としたアイケア教室も全国で開催しています。小学生は屋外で遊ぶ機会も多く、紫外線の影響を受けやすい一方で、目の健康について学ぶ機会は多くありません。

目を守る習慣は、幼い頃から自然に身につけていくことが大切だと考え、実際に紫外線を体感できる実験や、サングラスレンズの役割を学ぶプログラムなどを通じて、子どもたちが興味を持ちながら参加できる工夫をしています。今後も学校や地域と連携しながら、次世代の目を守るための啓発活動を継続していきます」(櫻井氏)

同社の調査では、子どもの紫外線対策としてのサングラス利用は11.1%、UVカット機能付きのメガネやレンズを使用しているのは6.1%にとどまっている。

こうした状況から、今年はキャンペーン対象年齢を18歳以下まで拡大し、通常オプション価格6,600円の「パーフェクトUVブロックレンズ」を18歳以下に限り半額の3,300円(フレームは別途)で提供する。全国の眼鏡市場(オンラインは対象外)で8月31日まで実施。眼鏡市場スマホアプリをダウンロードするのが条件。

〇犬用サングラス~WANGLASS(5,500円)

ありす動物眼科クリニックの獣医師・小林由佳子氏から「犬も人と同様、直射日光に加え、路面からの照り返しや反射光の影響を受けやすい可能性がある」と聞いた、さいたま市伊藤医院 眼科医・有田玲子氏が、眼鏡市場に相談して実現したのが犬用サングラス「WANGLASS」。

「犬も人間と同様、直射日光に加えて路面からの照り返しや反射光の影響を受けやすい可能性があります。犬の白内障の原因は遺伝が大半で、人のようにUVが原因とは言われていませんが、紫外線や日光にさらされることで、慢性表層性角膜炎の一種である『パンヌス』など一部の角膜疾患の悪化因子になることが知られています。

また、人間と同じように風、ほこりなどの刺激で目の充血や涙の増加などにつながることがあります。犬は目の不快感や見えにくさを言葉で伝えられないため、飼い主が気づいたときには、がん疾患が進行していることがあります。そのため、様々ながん疾患のリスクを考慮し、屋外で過ごす際に目への負担を減らすため、ペット用サングラスは補助的なアイケア用品として注目しています」(有田医師)

UVカット性能は人間用と同じ紫外線カットの基準を踏襲。直射日光と地面からの反射光の両方を遮断し表情を見やすくするのと同時に、夕暮れなど紫外線量が減り薄暗くなる時間帯に犬の視界が悪くならないように調光レンズを採用。透明レンズから紫外線が当たると色が変化する。

犬種ごとの骨格を研究し、激しい動きでもずれにくくかつ負担をかけない特殊フレーム構造。曇り対策として熱を逃がす設計で、屋外環境でも対応する耐久性を確保している。

小型犬用のXS(フレームカラー:ベージュ)、小型犬~中型犬のS(フレームカラー:カーキ)の2タイプ。眼鏡市場150店舗とECにて7月21日発売予定。

【AJの読み】人間も犬も紫外線対策としてサングラスが必須の時代に

登壇した眼科医の有田医師によると、5月の連休明けぐらいから「眩しすぎて目が開けられない」と訴える患者が非常に多くなっているという。

「目の日焼けによる症状は急性の角膜炎以外にも、蓄積による白内障とか翼状片といった視力低下に直結していく病気にも関係があり、これからさらに紫外線量が増えていく前に対策することが非常に重要です。

紫外線が目の疾患を引き起こす要因にもなると、サングラスの重要性に関して医学的に患者さんにご説明しますが、購入となると、安価ではあるけれどファッション目的で紫外線カットが配慮されていない、紫外線対策機能はあるけど価格が高くなかなか手を出しにくいといった二極化を感じていました。

眼鏡市場のように、UVカット率が高く日常使いとして求めやすい価格帯になり、患者さんにおすすめしやすい状況になりました。以前はサングラスに抵抗を感じる方も多かったのですが、日常的にサングラスを使うことが前提となり、色味について相談されるケースも増えて、認知度が非常に上がっていることを感じています。眼科医としても、紫外線対策でサングラスは必須アイテムだと考えています」(有田医師)

サングラスは、「見た目の印象が悪い」「威圧感を与える」といったイメージを持っている人もいるが、警察・警備や鉄道、運送、建設現場など、紫外線対策や安全のためにサングラスに使用を認める業種が増えている。

現在のサングラスはカラーも色味もさまざまで、ファッションとしても成り立つデザインでもあり、年齢や性別を問わず、日常使いしやすくなっている。

取材・文/阿部純子

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