先日、気象庁は最高気温が40度以上となった日を「酷暑日」と呼ぶことを決めた。
そして、今年も酷暑らしい。
5月に発表された3か月予報によると、6月から8月の気温は全国的に平年より高い予想で、夏本番の時期には40度以上の「酷暑日」がのべ7~14地点で予想され、危険なレベルの暑さは逃れられない状況だとか。
猛暑対策ウエアが想像以上の進化
でも、大丈夫。今年もぼくらには、ワークマンがいる。
SNSで不審者パーカーとしても話題になった「クールUVサンシェードパーカーEX+」はもちろん、今年も冷感、UVカット、気化冷却などの機能を備えた猛暑対策ウエアが想像以上の進化を遂げているという。
昨年を超える酷暑にワークマンはどう立ち向かい、我々をうだるような暑さから救ってくれるのか?今回、2026年のおすすめウェアについて、ワークマン広報部の小雀さんに聞いた。
――今年の新作のテーマを教えてください
「26年春夏は、「着た方が涼しい」をテーマに製品開発をしております。年々酷暑になり紫外線なども強くなる中で、脱ぐ・薄着になるだけでは暑さをしのげなくなってきました」
「そこで、ふくらみを減らし普段使いしやすいデザインの現場作業員の方が着用していたファンウエアや、打ち水のような機能(気化冷却)やペルチェデバイスで直接体を冷やし、冷感性を持続して感じられるアイテム、紫外線対策に重点を置いたアイテムなど、着ることで暑さ対策ができる商品の展開を増やしました」
中でも今夏、特におすすめしたいのがこの3アイテムだという。
【ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストプロ3】
「日本気象協会推進 熱中症ゼロへ(R)プロジェクト」公式アイテムでもあるペルチェベストは、最速約1秒のスピード冷却を広範囲で実感できるスグレモノ。夏場はもちろん、寒い冬も活躍してくれる2026年モデルだ。
【氷撃冷感(R)-10℃半袖Tシャツ】
汗をかいた瞬間に冷感を味わえるシンプルデザインTシャツ。吸水速乾でUVカット機能付き。気になるニオイや菌を抑える抗菌・消臭加工も嬉しい。しかも580円。
【シン・呼吸するインナー半袖丸首 2枚組】
吸放湿機能に優れた繊維により、ムレ感をサラサラへと導く新感覚インナー。触れる度にひんやり感じる接触冷感が夏を快適に彩る。とにかく2枚組で990円という価格が凄い。
作業服専門店の域を超えた多彩なラインナップこそワークマンの魅力。
他を圧倒する高機能ウエアの数々とヒット商品の量産により、先の決算では売上高・利益ともに二ケタ近い成長を実現。1店舗辺りの年商も2億円が射程圏内に入る勢いだ。
そんな業績好調のきっかけになった商品があるという。
「直近では、リカバリーウエア「MEDiHEAL(メディヒール)」シリーズが大きいです。遠赤外線の血行促進作用により疲労回復の環境を整えてくれるウエアなんですが、21年からシリーズ展開を始め、昨年25年秋冬シーズンから本格参入いたしました」
「本格参入前まではシリーズ累計で約170万点でしたが、今年1月から3月のわずか3か月間で500万点を突破。522万点を販売する大ヒットとなりました」
国内アパレル市場が全体的に苦戦する中、成長が止まらない。快進撃の要因を探ると、見えてきたのは「機能性と低価格」、そして『しない経営』という独自のルールだった。
ワークマンを快進撃へと導いた『しない経営』とは?
もともとは建設や製造など作業に従事するプロの客をメインターゲットにしていたワークマン。
しかし、マーケットを拡大すると、作業をしない一般消費者もそのアイテムの虜となった。
「ワークマンはプロ向け製品で培ってきた機能性を、日常的に使える製品に注ぎ込み、開発を行っています。近年ではアウトドア、スポーツ業界でも多くの支持を集められるようになりました」
そんなワークマンには、他社にはない誇るべき強みがある。
「それは機能性と低価格の両立です。プライベートブランド製品開発当初から絶対に安かろう悪かろう、安物買いの銭失いな製品は作らず、機能性を高めた製品開発を行っています。また、誰でも購入できる低価格設定も絶対に外してはいけないポイントの一つだと思っております」
たしかにワークマンは安い。低価格すぎるほど低価格だ。なぜそんなことが実現できるのか?
「一番大きな理由としては、全国47都道府県にある約1100店舗で展開できるスケールメリットです。例えるならば、カレーを一人前だけ作ると材料のコストと手間が地味にかかりますが、大人数にふるまう場合だとまとめて作ることができる。それと同じ要領で、まとめ買いでコストや手間を削り、製品の生産や販売するコストを下げています」
作業服専門店として知られていたワークマンが、「作業をしない」一般消費者を巻き込む新業態で成功を収めている。理由は他にもある。
それは、企業として以前から徹底している「残業・社内行事なし」「ノルマ・短期目標を設定しない」「会議は極力しない」など、『しない経営』という独自のルール。社内のムダを洗い出し、徹底的に排除した。
「現在もワークマンの本社は社長室や役員室など専用の部屋もなく、社長から製品開発部、広報部など様々な部署がワンフロアに席を置いています。これは当社ならではかもしれません」
「また、社長含め、役職名ではなく社員全員を「~さん」で呼び、気軽に部署間の交流ができる環境になっています」
上司と部下の間に生まれる心理的な壁を極力排除し、自由に意見を言える環境を作る。
その結果、誰もがチャレンジしやすい雰囲気が生まれ、イノベーションへと繋がる。
独自の経営ルールを武器に果敢に挑戦し続けているワークマン。
今後、開発したいアイテム、挑戦したいこととは?
「リカバリーウエア「MEDiHEAL」シリーズでは、今後24時間誰でもリカバリーしたいときにリカバリーできるように作業着やスーツなどの展開も考えております」
「また、これから毎年のように経験するであろう酷暑や暖冬、大雨など日本の災害や極端な気候にも対応できるようなウエアの開発も引き続き行っていきたいと思っています」
取材協力
株式会社ワークマン
ワークマン公式X @workman_plus
文/太田ポーシャ







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