昨今の強盗・詐欺事件の巧妙化・凶悪化を受け、住宅への侵入犯罪に対する不安は高まっている。特に「点検強盗」や「なりすまし」といった、玄関先での対面をきっかけとした事件の報道が相次ぎ、従来の「鍵をかけていれば安心」という意識だけでは対応しきれない状況となっている。
こうした背景を受け、パナソニックはこのほど、一軒家に住む男女800名を対象に「玄関先での来訪者対応に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
半数以上が「昔より玄関を開けて対応することが怖くなったと感じる」と回答
昔は来客時の対応に抵抗がなかったが、近年玄関を開けて対応することが怖くなったと感じるかを聞いたところ、「かなり感じる(17.0%)」「少し感じる(40.1%)」を合わせると57.1%となり、半数以上が恐怖心の高まりを実感していることがわかった。
さらに、来客時の対応についての考え方を聞いたところ、「できるだけドアを開けずに非対面で用件を済ませたい(34.4%)」と「内容によってはドアを開けずに済ませたい(45.4%)」を合わせた79.8%が、ドアを開けない対応を望んでいることがわかった。
約8割もの人が非対面での対応を視野に入れていることからも、犯罪の巧妙化などの変化とともに、直接対面せずに安全を確認・解決できる「非対面での安全確保」へのニーズが強く求められている傾向が見られた。
知らない人の訪問を「面倒に感じる」人が6割以上と圧倒的多数。知らない来訪者に対してネガティブな感情を抱いていることが浮き彫りに
知らない人が自宅を訪問しインターホンが鳴った際、どのように感じるかを聞いたところ、「面倒に感じる」が67.0%と圧倒的多数を占めた。「特に何も感じない(17.8%)」という層も一定数存在するものの、「ストレスを感じる(36.0%)」、「恐怖を感じる(15.1%)」といった回答が続き、多くの人が知らない来訪者に対してネガティブな感情を抱いていることがわかった。
3人に1人が「ドアを開けさせようとするしつこく強引な勧誘や不審な訪問」を経験
これまでに、インターホン越しにドアをしつこく開けさせようとする強引なセールスや勧誘、不審な訪問を経験したことがあるかを聞いたところ、「かなりある(6.8%)」「少しある(30.0%)」を合わせて36.8%が「経験がある」と回答した。
3人に1人が、玄関先で不快な思いや身の危険を感じるような経験をしていることから、玄関はもはや「人を迎え入れる場」に留まらず、「自身の安全を確保するために、慎重に対応すべき場所」へと意識が変化している実態がうかがえる。
今回の調査から、インターホンのチャイム音に対して「面倒」や「ストレス」に感じる人が多く、玄関先での対応が日常生活における精神的負荷に繋がっている実態が明らかになった。さらに、3人に1人がドアを開けさせようとするしつこく強引な勧誘や不審な訪問を経験していることからも、以前より人々の警戒心が高まっている状況がうかがえる。
かつてのような「まずはドアを開けてみる」という習慣から、今や「自身の安全を確保するために、慎重に対応すべき場所」へと人々の意識は変化しており、事前の安全確認を前提としたコミュニケーションが主流になりつつある現状が浮き彫りとなった。
半数以上が「昔より玄関を開けて対応することが怖くなった」と回答し、「できるだけ非対面で用件を済ませたい」というニーズも3割以上存在しているように、住まいの安心に対する社会的な意識のアップデートが進んでいる。
今後は、個人個人が防犯意識を高めることはもちろん、「ドアを開けずに非対面で安全を確保できる」防犯機器を活用することで、心理的負担を軽減しながら、住まいの安心を高めていく「一歩進んだ防犯スタイル」へのシフトが求められる。
<調査概要>
・エリア:首都圏(1都3県)(東京・神奈川・千葉・埼玉)
・調査対象:20歳~69歳 男女 計800人【現在一軒家で暮らしている方】
・調査期間:2026年4月28日(火)~5月1日(金)
・実査委託先:楽天インサイト株式会社
出典元:パナソニック調べ
構成/こじへい







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