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トランプ政策の恩恵!?日本未導入の「MADE IN USA 日本車」は買いなのか?

2026.06.07

 日本の自動車メーカー各社は、アメリカの工場で生産し販売されているクルマを日本に逆輸入することを決めた。きっかけはトランプ大統領だと、自動車評論家の岡崎五朗さんは解説する。

MADE IN USA 日本車

「トランプ大統領は『トランプ関税』と共に、アメリカで製造されたクルマが日本で売れていないことに不満を示しました。そこで国土交通省は、アメリカで製造したクルマについて、米国の基準に適合すれば日本の保安基準をクリアしたものとみなし、これまで行なわれていた日本国内での追加試験をせずに販売できる新たな制度を創設。アメリカ製の日本車を導入しやすくなりました」

 この制度を真っ先に利用したのがホンダで、『インテグラ』と『パスポート トレイルスポーツ』を今年後半から販売すると発表。トヨタも『タンドラ』『ハイランダー』『カムリ』の3車種を日本に導入し、日産も『ムラーノ』を販売することを決定した。

 どれも日本市場には未導入のクルマゆえ、購入の選択肢が増えることになるが……、

「日本に導入されていないということは、日本の道路環境には合わず、多く売れるクルマではありません。ただこれまでにない魅力があります。『インテグラ』は5ドアハッチバックでありながらマニュアル、しかも左ハンドルとAT全盛の今にあって異彩を放つ。フルサイズのピックアップトラックである『タンドラ』は、都心では持て余しますが、道が広い郊外なら扱えます。日本でアメリカのカントリーライフ気分を楽しめるでしょう。スバルの『アウトバック』も、これでドライブやキャンプに行ったら注目されるのは間違いないですね」

 これらのクルマは個人で輸入して乗ることはできる。しかし、価格は高くなり、アフターサービスに不安が残るため、ディーラーから正規に購入できるメリットは大きい。人とは違ったクルマが欲しい、でも日本車という安心感も得たい、という人は検討する価値がありそうだ。

【DIMEの読み】
逆輸入されるモデルはどれもアメリカでの生活を前提としたもの。所有するのであれば、自分の生活をそれに合わせる必要がある。逆に言えば、あなたの生活を大きく変えてくれるかもしれない。

トランプ

日本の道路環境に合わないけれど魅力いっぱい!

岡崎五朗さん

自動車評論家 岡崎五朗さん

ホンダ

アメリカン・ライフへの渡航文書

『パスポート トレイルスポーツ』

『パスポート トレイルスポーツ』
3.5LのV6エンジンを搭載した大型SUV。日本で販売されるのはオフロード性能を向上させた上級グレード。

現行モデルもカッコインテグラ

『インテグラ』

『インテグラ』
北米ではアキュラから発売されている5ドアハッチバック。2.0L直4ターボ、6速MTを採用した高性能グレードを販売。

日産自動車

日本でも使えるジャストサイズ

『ムラーノ』

『ムラーノ』
2015年まで日本でも発売されていた大型SUV。逆輸入されるのは4代目。2027年初頭に日本での販売が開始される。

トヨタ

圧倒的存在感を誇る陸の王者

『タンドラ』

『タンドラ』
ピックアップトラックは北米で人気のジャンルで、タンドラは全長約6mにもなる大型車。全国的には今夏以降発売予定。

スバル

クロスオーバーSUVの代名詞

『アウトバック』

『アウトバック』
昨年、アメリカで発表された7代目。日本市場への導入は決まっていないが「ぜひとも逆輸入してほしい1台」(岡崎さん)

マツダ

美しいデザインは唯一無二

『CX-50』

『CX-50』
マツダが北米向けに開発したSUVで、2.5Lの自然吸気エンジンとターボエンジンの2種を用意。日本での発売に期待。

取材・文/金子長武 写真/AP/アフロ(トランプ大統領) 編集/寺田剛治

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