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独身男女600人に聞いた結婚後の理想的な家計管理方法、「完全共有型」と「完全別管理型」多いのはどっち?

2026.06.05

物価上昇や将来不安が続く社会環境のなか、結婚において「お金」に関する価値観や家計意識は、パートナー選びに大きな影響を与える要素となり得る。

結婚相談所を運営するオーネットはこのほど、全国の25~34歳の独身男女611人(男性293人、女性318人)を対象に「独身男女の結婚と家計に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

男女ともに4人に1人は「結婚願望がない」と回答

最初の設問で調査対象となる25~34歳の独身男女611人に「あなたは将来結婚をしたいと思いますか?」と結婚願望の有無を質問した。

最も多かった回答は結婚を「したい」で、全体47.8%、男性44.7%、女性50.6%という結果に。性別でみると、男性の4割強、女性の約5割が、結婚願望があるとわかった。

また、「わからない」という回答は全体で26.5%、男性31.1%、女性22.3%という結果に。さらに、結婚を「したくない」は全体で24.4%、男性22.9%、女性25.8%という結果となり、男女ともに4人に1人が結婚願望がないことがわかった。

結婚相手に求める「お金の価値観」は、男女ともに“派手さ”よりも“堅実さ・安心感”を重視する傾向が強い

結婚を「したい」と回答した男女292人に、「あなたがもし結婚するとなった場合、結婚相手に対して重要だと思うお金に関する価値観を教えてください」と質問し、選択肢より2つまで選んでもらった。

まず、男性が女性に対して重要だと考えていることとして、最も回答ボリュームが多かったのは、「無駄遣いをしない」で57.3%、2番目に多かった回答は「ブランド品などに浪費しない」で、33.6%となった。

続いて3~8番目の回答として選択されたのは26.0%~30.5%の回答ボリュームの範囲で、「貯蓄習慣がある」が30.5%、「借金をしていない」が29.0%、「投資・資産形成に前向き」が28.2%、「年収が安定している」が27.5%、「家計簿など金銭の管理ができている」と「ギャンブルなどをしない」が26.0%という結果となった。そして9番目以降は、「お金の話をオープンに共有できる」が16.0%、「割り勘感覚が近い」が13.7%と続いた。

一方、女性で最も多かった回答は「ギャンブルをしない」で54.0%、次いで「借金をしていない」と「年収が安定している」が49.7%で同じ割合となった。4番目は「無駄遣いをしない」で46.6%、5番目は「貯蓄習慣がある」で42.9%となった。

6番目以降は、「お金の話をオープンに共有できる」が27.3%、「ブランド品などに浪費しない」が21.1%、「投資・資産形成に前向き」が17.4%、そして「割り勘感覚が近い」が13.7%という結果となった。

この設問への回答結果から、結婚相手に求める「お金の価値観」は、男女ともに“派手さ”よりも“堅実さ・安心感”を重視する傾向が強いという傾向が見て取れた。

特に男性は、「無駄遣いをしない」「ブランド品に浪費しない」など、日常的なお金の使い方の堅実さを重視する傾向が強く見られた。一方で女性は、「ギャンブルをしない」「借金をしていない」「年収が安定している」など、将来の生活設計に対する安心感・リスク回避を重視している点が特徴的といえる。

また男女共通で、「貯蓄習慣がある」「無駄遣いをしない」などが上位に入っており、結婚相手に対しては“高収入”という現状よりも、堅実なお金の管理能力や安定した金銭感覚が重視されている様子がうかがえる。

さらに、「お金の話をオープンに共有できる」は一定数の支持があった一方、「割り勘感覚が近い」は男女とも比較的低い結果となっており、結婚相手に求めるものとしては、細かな支払いルールよりも、浪費を避け、安定した生活を築ける価値観の一致が重要視されていると考えられる。

結婚前に確認したいお金の情報は「生活設計に直結する現実的なお金事情」を重視

「もし結婚するとなった場合に、『年収』以外で結婚前にお互いに共有しておきたいお金に関する情報を教えてください」と質問して、選択肢から回答を2つまで選んでもらった。

まず、男性の回答で最もボリュームが多かったのは「生活費の分担イメージ」(48.9%)、次いで「貯金額」と「借入・ローンの有無」(各39.7%)が同じ回答割合となった。4番目以降は「クレジットカード利用状況」が19.1%、「投資・資産運用状況」が16.0%、「奨学金返済状況」が15.3%、「親への援助・仕送り」が11.5%、「特に共有しなくてもよい」が9.9%と続いた。

一方、女性で最も多かった回答は、「生活費の分担イメージ」(55.3%)で、男性と同じ結果となった。2番目は「借入・ローンの有無」(51.6%)で、3番目に「貯金額」(45.3%)と続いた。4番目以降は「奨学金返済状況」(23.6%)、「クレジットカード利用状況」(20.5%)、「親への援助・仕送り」(19.3%)、「投資・資産運用状況」(13.7%)、「特に共有しなくてもよい」(4.3%)と続いた。

この設問への回答結果からわかることとして、結婚前に確認したいお金の情報は男女ともに「生活設計に直結する現実的なお金事情」を重視しているといえる。

特に男女共通で最も多かった回答が「生活費の分担イメージ」であったことから、結婚相手の収入額そのものよりも、結婚後に“どのように家計を支え合うか”という具体的な価値観の共有を重視している様子がうかがえる。

また、「貯金額」や「借入・ローンの有無」が男女とも上位となっており、結婚前には、将来設計に影響する“資産”と“負債”をお互いに把握しておきたいという意識が強い結果となった。特に女性は、「借入・ローンの有無」が半数を超えており、男性以上に、結婚生活における経済的リスクへの慎重さが見られる。

さらに、「奨学金返済状況」「親への援助・仕送り」など、結婚後の家計に継続的な影響を与える項目への関心も一定数あり、単なる“年収”だけではなく、実際に自由に使えるお金や将来的な支出負担まで含めて確認したいという傾向が読み取れる。

現在の結婚観では「夫婦共働き」が“標準的な結婚スタイル”として定着

「結婚した場合の夫婦の基本的な働き方としてどのような形態を望みますか?」と結婚後のお互いの働き方について質問した。その結果、「共働きを希望」が圧倒的に多く、全体で79.8%、男性86.3%、女性74.5%となった。また、「片働き(専業主婦/主夫)を希望」は、全体で14.0%、男性7.6%、女性19.3%という結果になった。現在の結婚観では「夫婦共働き」が標準的な結婚スタイルであることがうかがえる。

実際に、結婚を希望する独身男女の約8割が「共働き」を希望しており、特に男性では9割近くに達する結果となり、結婚後の生活において、夫婦がともに収入を支え合うことを前提に考える人が多数派になっていることを示しているといえる。

結婚後の家計管理は「完全共有」でも「完全別財布」でもなく、“必要な部分だけ共有する”という現実的なスタイルが主流

「結婚後の家計管理として、次の選択肢の中で最も理想に近いものを教えてください」と質問した。

まず、男女ともに最も多かった回答は「一部共有型(生活費だけ共有)」で、全体49.4%、男性48.7%、女性50.0%となり、男女とも約5割がこの回答を選択していた。続いて「完全共有型(すべて共有管理)」が、全体で29.6%、男性31.0%、女性28.3%となった。そして3番目が「完全別管理型(基本的に別財布)」で、全体8.6%、男性10.6%、女性6.7%となり、「どちらでもよい」が、全体11.2%、男性8.0%、女性14.2%という結果になった。

この設問への回答結果から、結婚後の家計管理については、「完全共有」でも「完全別財布」でもなく、“必要な部分だけ共有する”という現実的なスタイルが主流であることがうかがえる。

男女とも約半数が選択した「一部共有型(生活費だけ共有)」が最も多かったことから、現在の若年層の結婚観では、夫婦として協力しながらも、一定の個人の自由や独立性を維持したいという意識が強いことが見て取れる。

また、「完全共有型(すべて共有管理)」も約3割存在しており、依然として“夫婦のお金は一緒に管理するもの”という価値観も根強く残っている結果となった。一方で、「完全別管理型(基本的に別財布)」は1割未満に留まり、結婚後の家計については、一定の共同管理を望む人が多数派であることがわかる。

将来の家計について、現時点で不安に感じることを教えてください

最後は「もし結婚した場合に将来の家計について、現時点で不安に感じることを教えてください」と質問した。

最もボリュームが多かった回答は、「物価上昇への対応」で、全体54.5%、男性59.5%、女性50.3%となり、男女ともに他の選択肢を大きく上回る結果となった。2番目は「子育て費用」で、全体37.7%、男性35.9%、女性39.1%となった。

3番目は「住宅購入費用」で全体29.8%、男性30.5%、女性29.2%、そして4番目は「老後資金」で、全体28.8%、男性24.4%、女性32.3%となり、女性のほうが男性よりも不安に感じている傾向が高い結果となった。

5番目以降は「どちらかが働けなくなること」で、全体25.7%、男性26.0%、女性25.5%、「自由に使えるお金が減ること」が全体25.0%、「将来の親の面倒にかかる負担費用」が全体16.8%、「特に不安はない」が全体7.5%と続いた。

設問への回答結果から、結婚後の家計に対しては、“日常生活コストの上昇”への不安が最も大きく、将来にわたる経済的な生活維持への懸念が強いことが明らかになった。

特に「物価上昇への対応」は男女ともに他項目を大きく上回り、過半数が不安と回答していることから、現在の若年層にとって、結婚後の家計不安は“収入不足”というよりも、生活コストが継続的に上昇する社会環境そのものに対する警戒感が強いことがうかがえる。

また、「子育て費用」「住宅購入費用」「老後資金」など、人生の大きなライフイベントに関わる支出への不安も上位となっており、結婚後の生活を現実的に捉えながら、長期的なライフプラン全体に対する経済的不安を抱えている様子が見て取れる。

特に女性は、「老後資金」や「自由に使えるお金が減ること」への不安が男性より高く、結婚後の生活設計や将来の経済的自由度について、より慎重に考える傾向がうかがえた。さらに、「どちらかが働けなくなること」への不安も一定数存在しており、共働き志向が主流となる中で、現在の結婚観では、“二人で働き続けること”が家計維持の前提として認識されていることも読み取れる。

<調 査 概 要>
調査名:結婚と家計に関する意識調査
調査地域:全国
調査対象:25~34歳の独身男女
調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査
調査日:2026年5月7日(木)
調査主体:株式会社オーネット
回答数:全体 611人(男性 293人、女性 318人)
※調査結果の数値は小数点第 2位以下を四捨五入している為合計で100%にならないことがある。

出典元:結婚相談所「オーネット」調査

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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