アイスなのに凍らないとろとろソースがたっぷり!深夜にこっそり食べたくなる背徳感たっぷりスイーツ「マミーレ<キャラメリックプディング>」
2026.06.03
■連載/阿部純子のトレンド探検隊
5月18日から全国のコンビニエンスストア限定で発売された、森永製菓「マミーレ<キャラメリックプディング>」(参考小売価格:321円/以下、マミーレ)は、4年の歳月をかけて開発された、冷凍下でも凍らないとろとろのソースが特長の体験型カップアイス。
大人向けの贅沢な味わいの「体験型アイス」と謳っているマミーレの特長や開発の経緯について、「マミーレ」プロジェクトチーム リーダーの森永製菓 冷菓マーケティング部 黒木龍也氏、開発を担当した「マミーレ」プロジェクトチームの研究所 宮内泉氏に話を伺った。
凍らない「つゆだく」「とろとろソース」の開発に4年間を費やす
マミーレはとろとろの濃厚ソース、パリパリ食感のホワイトチョコ、洋酒が香るカスタードアイスの三層構造。スプーンを入れたときの感触、とろとろとしたソース、濃厚でありながら変化する味わいなど、三層構造を崩しながら食べることで、一口ごとに変化を楽しみながら、アイスを食べることに没入するというのがコンセプトになっている。
「最近は、見た目や味、食感など、食べ進める中で変化を感じるエンタメ性のある商品が『体験型アイス』として注目されています。1日の終わりに“ごほうび”としてアイスを食べることを楽しむシーンが増えてきていると私たちも感じており、その取り組みとしてマミーレを展開しています。
忙しい毎日を過ごしている中で、時間を忘れてとろとろとしたソースに浸って、満足感や、ある種の背徳感を楽しんでもらえるようなアイスを作りたいという発想から、『つゆだくアイス』というコンセプトで商品開発をスタートしました。
タレとかつゆって、なんとなく多い方がうれしいと感じる方は多いと思います、その一方で、カロリーが気になったり、つゆだくが好きと言いにくい部分もあり、そうした理性を取っ払って、おいしさに率直に向き合って夢中になってアイスを味わうことに集中してほしいとマミーレを開発しました。濃厚な味わいや、味の変化など、ゆっくり時間をかけて楽しめることがマミーレの価値であると思っています」(黒木氏)
約4年前に、ソースの存在感をしっかり楽しみながら、最後まで食べ進めたくなる「ソースの海で溺れたい。カラメルソースが最後まであなたを満たす、背徳的つゆだくアイス」というコンセプトで開発をスタートさせたが、凍らないとろとろソースをたっぷり使った状態で量産品質として成立させるという点が大きな課題となっていた。
「開発チームの中では当初から、開けた瞬間からソースはたっぷり入っていて、絶対一番上にしておきたいという意見で一致していました。
開発の過程でも一番苦労したのがやはりソースです。冷凍庫から出してすぐにとろとろしているソースにするには、糖の配合を検討しなくてはいけなかったんです。糖が多いと凍りにくくはなりますが、どうしても甘くなってしまいます。甘みも抑えつつ、冷凍庫から出たときにとろとろさせるという点でかなり苦労しました。
(※下記画像、左がどろっとした状態の冷凍下での一般的なソース、右がとろとろした液体となっている冷凍下での「マミーレ」のソース)
アイスは空気が入っているので軽くソースは重いので、アイスの上にソースをそのままかけてしまうとソースが下に沈んだり、逆にアイスが上に浮いてきてしまうことがあります。開けた瞬間からとろとろのソースを感じてほしいので、ソースを上にとどめるという点でも苦労しました。糖の配合を調整しながら、原材料に固形物を使用するなど試行錯誤を繰り返し、4年間はほぼ、ソースの開発とソースを上部にとどめることに費やしたといっても過言ではありません」(宮内氏)
ソース配合の検討や構成設計の見直し、現場での試作と検証を繰り返しながら調整を重ね、特に、アイス、チョコ、とろとろソースを3層構造で成立させ、食べ進める中でもソースの存在感とバランスを保つ設計は、技術面、製造面の両方から時間を要する工程だったという。
【AJの読み】おすすめの食べ方は最後にソースたっぷりの「クライマックスソース」
商品名は「ソースまみれ」のアイスということで「マミーレ」と命名されたそう。下層には卵感のあるカスタードアイス、中間にはパリッとした食感のホワイトチョコ層、上層にはとろとろした香ばしいキャラメル風味のソースを重ねた3層構造で、冷凍下でも凍らず、とろっとした状態を保つソースにより、最初から最後までソースの存在感が続くのが特長だ。
マミーレは「お作法」を押さえることで、おいしさを存分に味わえる。混ぜやすく、そしてとろとろ感とカスタードアイスのハーモニーをより楽しむために、冷凍庫から出して5~6分常温で置いておく。
パッケージにも「ソース飛び出し注意」「置いてゆっくりOPEN」と明記しているように、勢い込んで開けるとソースが飛び出してしまうので注意。開けてから容器を少し斜めにしてとろとろ具合を確認するとなお良し。
食べ進めるほどに表情が変わる3層構造を楽しむ方法を黒木氏のレクチャーしてもらった。
「スプーンを縦に入れて、チョコ層のザクっとした感触を確かめてから、すくって最初に一口。さらに、アイスそのものがとてもおいしいのでまずはソースをあまり入れずにアイスだけで味わってみてください。
そこから少しずつソースを混ぜていって、割合としては最後の方がソースたっぷりになるように、段階をグラデーションで上げていくような食べ方がおすすめです。私はこれを『クライマックスソース』と呼んでいます。クライマックスにソースの濃厚さがマックスなる食べ方です。
とはいえ、自分の好きなように食べられることが体験型アイスの楽しさでもあります。好きな分量、好きな組み合わせでソース、アイス、チョコをカスタマイズして食べ進めてみてください」(黒木氏)
ということで、筆者も早速試食。スプーンを挿すとパリパリのチョコ層を割って抜いた穴にソースがたらりと流れ込んでいくので、すくいあげ一口。キャラメル風味の香ばしいソースを感じる。
食べ進めながら、ソース、カスタードアイス、ホワイトチョコを絡めていくと、味と食感の変化が。全体的に濃厚で甘みも強く感じるが、キャラメルソースのほろ苦さもあり、後味はキレよく食べ進めやすい。
マミーレはコンビニ限定商品で無くなり次第終了となる。カップアイスとしては比較的リッチな価格帯になるためか、発売初週データでは20~30代女性の比率が相対的に高めだったという。深夜にこっそり食べたくなる、夜スイーツ需要にもぴったりなマミーレ。売り切れになる前に早めに試してみて。
取材・文/阿部純子
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