スマートフォンやゲーム、動画配信など、子どもの興味を引くものが身近にある今、「うちの子は家でちゃんと勉強しているのかな」と不安に感じる人も少なくない。一方で、子どもの自主性を大切にし、必要以上に勉強を促さない家庭も増えている。
では実際に、保護者は子どもの家庭学習をどのように捉えているのだろうか。
KATEKYO学院 宮城と共同で、事前調査で「高校生以下の子どもがいる」と回答した全国の男女100名を対象に「子どもの家庭学習」についてのアンケートを実施したので詳細をお伝えしよう
54.0%が子どもは家で「自主的に勉強している」、75.0%が子どもに家庭教師や塾などの学習サービスを「利用させていない」と回答
まず、子どもが家で自主的に勉強していると感じるかを聞いたところ、「とてもそう感じる」が21.0%、「ややそう感じる」が33.0%となった。合わせて54.0%の保護者が、子どもは家で自主的に勉強していると感じていることが判明。
一方で、「あまりそう感じない」は27.0%、「まったくそう感じない」は19.0%であった。合わせて46.0%の家庭では、子どもの自発的な学習姿勢に物足りなさを感じているようだ。
続いて、子どもに「勉強するように」と促すことがあるかを質問。その結果「ほぼ毎日ある」が15.0%、「週に数回ある」が23.0%、「月に数回ある」が7.0%であった。
一方で「ほとんどない」は31.0%、「まったくない」は24.0%となっている。合わせると55.0%の家庭では、子どもに勉強を促す機会がほとんど、またはまったくないことがわかった。
以前は、保護者が「勉強しなさい」と声をかける姿が一般的なイメージとしてあった。しかし現在は、子どもの自主性を尊重し、必要以上に口出ししない家庭も増えているのかもしれない。
続いて、子どもに家庭教師や塾などの学習サービスを利用させているかを聞いた。その結果、「はい」と回答した保護者は25.0%、「いいえ」と回答した保護者は75.0%という結果に。
一定数の家庭では家庭教師や塾などを活用している一方で、全体の4分の3は学習サービスを利用していないことがわかる。
学習サービスの利用、最多は「集団塾」で60.0%、45.0%が子どもに「家でもっと勉強してほしい」と回答
学習サービスを利用していると回答した人に、何を利用させているか具体的に聞いたところ、最も多かったのは「集団塾」で60.0%であった。
次いで「個別指導塾」が32.0%、「通信教育」が20.0%、「オンライン学習サービス」が16.0%と続く。現在も、塾は家庭学習を補う代表的な選択肢であることがうかがえる。
一方で、通信教育やオンライン学習サービスも一定の割合で利用されており、家庭の状況や子どもの性格に合わせて、学び方を選ぶ家庭も増えているようだ。
では、保護者はどのような理由で学習サービスを利用させているのだろうか。それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介しよう。
「集団塾」を利用させている人
・大学受験のためには欠かせない。(50代・男性)
・中学受験をするから。(40代・男性)
・学習習慣を身につけるため。(40代・男性)
「個別指導塾」を利用させている人
・集団塾よりも子供のやる気を引き出してくれそうだから。(50代・男性)
・母親である私が教えると話をきちんと聞いてくれなかったり、考えなかったりするから。(30代・女性)
・学力向上のため。(50代・男性)
「通信教育」を利用させている人
・姉が長く進研ゼミをやっていて良かったので、小3の娘にもやらせています。(40代・女性)
・学校だけでは無理。(40代・女性)
「オンライン学習サービス」を利用させている人
・受験対策。(50代・男性)
・将来の受験のため。(40代・男性)
受験対策や学習習慣の定着、家庭では教えにくい内容のサポートなど、利用する理由は家庭によってさまざま。また「親が教えると子どもがきちんと話を聞いてくれない」という声もあった。
家庭内では感情が入りやすく、勉強を教えることに難しさを感じる保護者も少なくないよう。家庭の力だけでは補いきれない部分を、外部の専門サービスに頼るという考え方が広がっているようだ。
最後に、子どもに「家でもっと勉強してほしい」と感じることがあるかを質問。その結果「とても感じる」が15.0%、「やや感じる」が30.0%であった。
合わせて45.0%の保護者が、もっと勉強してほしいと感じていることが判明。一方で「あまり感じない」は28.0%、「まったく感じない」は27.0%となり、合わせて55.0%の家庭では、現在の学習量に大きな不満はないようだ。
子どもの勉強量に対する満足度は、ほぼ半々で分かれる結果に。子どもに「家でもっと勉強してほしい」と感じる理由を聞いてみたので、一部を紹介しよう。
子どもに「家でもっと勉強してほしい」と感じる理由
・テレビやゲームばかりで、勉強しなくて困ってしまう。(40代・女性)
・習慣にしてほしいから。(30代・女性)
・スマホを見ている時間が長いので。(40代・女性)
・大人になる前に後悔してほしくないから。(30代・男性)
・学校の内容だけでは不足しそう。(40代・女性)
・声をかけないと勉強しないから。(50代・女性)
理由としては、ゲームやスマホに時間を取られていることへの心配や、勉強する習慣を身につけてほしいという思い、将来や受験を見据えた不安などが挙げられていた。
特に「習慣にしてほしい」「声をかけないと勉強しない」といった声からは、保護者が単に勉強時間の増加を望んでいるだけではないことがうかがえる。子ども自身が学ぶ必要性を理解し、自主的に机に向かえるようになってほしいと考える家庭も多いようだ。
まとめ
今回の調査では、子どもが家で自主的に勉強していると感じる保護者は54.0%となり、過半数の家庭で子どもの家庭学習を前向きに捉えていることがわかった。
また、子どもに勉強を促すことが「ほとんどない」「まったくない」と回答した家庭も55.0%を占めており、必要以上に口出しせず、子どもの自主性を尊重する家庭が多い様子もうかがえる。
家庭教師や塾などの学習サービスを利用している家庭は25.0%にとどまり、多くの家庭では、子ども自身の取り組みや家族のサポートによって学習を支えていることも明らかに。
子どもの学習習慣を育てるためには、自宅での自主学習を見守る、塾や通信教育を活用する、オンライン学習を取り入れるなど、家庭の状況や子どもの性格に合った方法を見つけることが大切となるだろう。
調査概要
「子どもの家庭学習に関するアンケート」
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年5月7日 ~ 5月14日
調査対象者:事前調査で「高校生以下の子どもがいる」と回答した全国の男女
有効回答:100サンプル
関連情報
https://www.katekyo-miyagi.jp/
構成/Ara







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